どもー!シゲルでーすっ!
このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!
記事に関しては【茂解説】と【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。
【一般説】この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。【茂解説】シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。といった感じになっております。
どちらも面白いので是非ご覧くださーい!
はいどーも!シゲルでーっす。
今回もtwitterで質問をいただきましたよぉーぅ。
「鼻腔共鳴(びくうきょうめい)が出来たかもしれませんよー」って方からの質問にお答えしていこうと思いまっす。
こちらの動画でも話してますー。
質問はこちら
今日適当に歌っていたのですがハイトーン(鼻腔共鳴)が出来たかもしれません。
今までより格段に高音が出せました。
何かミックスボイスと共通点はありますか?
めちゃくちゃ関係あるっす!
結論から言うと鼻腔共鳴とミックスボイスの関係はめちゃくちゃあるっすよ。
「ハイトーン=鼻腔共鳴」っていう定義の人もいれば「ハイトーンは声が高いだけ」って捉える方もいて。
シゲルにとって【ハイトーン】とは?
僕の中で【ハイトーン】っつーのは【高い声】っすね。
【ハイトーンポーカリスト】って言葉が実際にあったりするんで大きなくくりでズドンとくくっちゃってるんですけど。
辿っていくと「鼻腔共鳴しながら高音を発声すれば【高い声】だよね」「【高い声】っていうのは【ハイトーン】だよね」って感じでやってるっす。
人によって定義が違う!?
これね、なんで「僕の中の定義では」って言うかっつーと人によって定義が違うんすよねぇ〜。
くくりを広げて柔軟な考えを
例えば手袋だったら軍手もあるし普通にあったかい手袋、スノボとかやるときの手袋とか。
その他にゴム手袋とかも厚さの違いとかがあったりするように「【手袋】っつー大きなくくりがある」って感じ。
ミックスボイスで大切な事
- 筋肉の硬化
- 息の量
- 声の大きさ
筋肉の硬化(硬くする)
筋肉の硬化は鼻腔共鳴と関係があるんすよ。それをやらないとミックスボイスは出来ないっすね。
- 表情によって
- 姿勢によって
鼻腔共鳴のハイトーンってのは筋肉を硬化させる(硬くする)事によって手に入れられるものっす。
つまり鼻腔共鳴を意識した声の出し方ってのは筋肉の硬化によってかなり変化が得られるって意味ではかなり共通点はありますねぇ〜。
地声と裏声で声帯の形が違う
僕、最近ツイートしたと思うんすけど「声帯の形が【地声はV】で【裏声はO】のようになるっすよー」って。
同じキーでも地声と裏声出した時にそういう違いがあるのは筋肉の使い方が違うってことのあらわれっすね。
実際のところミックスボイスってのは筋肉の使い方を変えるだけなんですわ。筋肉の使い方をまぜるんすよ。
どっかの動画で声帯の使い方や変化の違いみたいなのを誰かが撮ってくれてたのがあったんすよねぇ〜。
表情によって
例えば眉間(みけん)をグッと持ち上げた時に軟口蓋(なんこうがい)付近により力が入ったりするっす。
声って反響するじゃないっすか。
そういう事をいろいろやっていくと響かせるところの筋肉を硬くすることができるんですわ。
姿勢によって
表情だけではなく姿勢によっても変化します。
安定感が増えたりってのもあるんすけど基本的にハイトーンボーカリストに必要なのは鎖骨(さこつ)より上かな。
腹筋鍛えても声は高くならない
背筋や腹筋鍛えたりするのは「声を安定させる」とかそういう意味合いの方が大きいので腹筋鍛えたところで声が高くはならないっすよね。
もし腹筋とか背筋を鍛えただけで声が高くなるならボディービルダーなんてあれだけ筋肉量があればみんなハイトーンボーカリストっすよ。
ただ「【ボディービルダーが声が高い】って事は特に無い」っつー事は「そこらへんの筋肉は声を高くする事には直結していない」って事の裏付けになるっちゅーワケっす。
歌には全てが共通している
実際は全ての事が共通してるんすよ。
例えば歌を歌う時に鎖骨より上の筋肉の使い方を変化させる事によってそういう効果が得られるんだけど結局声は細いしフラフラしちゃってるからどうしようもない、と。
「じゃあ腹筋ちょっと鍛えてみようか」とか・・・そういうのはありますよ。
歌を通して全体の筋肉量とか姿勢とかも関係してくるんですわ。
そういう意味では関係してくるんすけど「声を高くする」って事だけに特化した考え方でいくと実は直結していないってところが結構あるっすねぇ〜。
なのでそういう考えでやっていってほしいっすよぉーぅ。
息の量 多い?少ない?
まず息の量なんすけど【多い】のと【少ない】のがあります。
歌いやすいところでは息の量が多くなって歌いにくいところでは息の量が少なくなるんですわ。
歌いやすい音域 歌いにくい音域
自分の中で「高いな」と思う声や「低いな」って思う声と「歌いやすいなー」と思える音域が人によってあると思うっす。
ちなみに僕は高音域はめちゃくちゃ歌いにくい音域っすけどtwitterの固定ツイートで貼ってあるぐらいには歌えます。
なぜなら普通の自分が出しやすい音域の方が断然歌いやすいから。
歌いにくいと息の量が少なくなる
ここ超重要なんでもう一回言うんすけど歌いやすいところでは息の量が多くなって歌いにくいところでは息の量もけっこう少なくなってくるっす。
「今日適当に歌っていてけっこういい感じに出たよ」って質問くれた方はこの時きっと息の量は少なかったと思いますよ。
声の大きさ 大きい?小さい?
さらに声も小さかったんじゃないかなって思います。
この姿勢とか表情とかをいろいろ研究した上にリンクさせる事ができるとボリュームとかもデカくなるし息の量もだんだん増えてくるっす。
「よし、これをどんどん太くしていこう」ってのは姿勢とか表情とかの研究によってできてくるんすよぉ〜。
関連記事:[茂解説]Official髭男dismの宿命を視聴者さんからの質問に答えて解説
取っ掛かりを大切に
質問の内容に「格段に高い声が出せた」という取っ掛かりがあるんすけど こ れ が 超 重 要 で 。
これが【経験】になるんすよね。
どの音が出たのか確認して!
「お、高い声出たな。」ってのがどの音かってのを携帯のアプリとかチューナーとか鍵盤とかで確認してほしいっす。
チューナーってのはチューニングできるやつっす。
チューニングってのはギターだと弦が6本くらいあるんすけど、その時に弦の音を耳だけで合わせようとするとけっこう狂うんですわ。
チューナーアプリを使うのもアリ
そのチューナーのアプリもあるっすよ。
「今hi-◯が出たよ」とかをA〜Gの記号で表してくれるのがあるんでそういうの見てとりあえずメモするっす。
高音発声できても歌では使えない・・・
んで、出たには出たけど歌ではまだ使えないと思うんすよね。
多分「歌いながら超高い声が出せた」「歌詞を乗っけながら早いテンポで出せた」ってワケじゃないと思うっす。
【経験】がめっちゃ大切 ゴールはここ!
ただ、今「出来た」っていう【経験】がめちゃくちゃ大切でこれが【ゴール】になるっす。
このゴール(「出来た」という経験)があってそこに向かってさらに違うアプローチをかけていってこのゴールをもっと価値のあるものにする事ができるんですわ。
ゴールに向かって磨きをかけて
「出来た」ってだけじゃなくて「声が太くなった」。
「声が太くなった」だけじゃなくて「どんな歌でも使えるようになった」・・・ってな具合に変化させることが大切になるっすよぉーぅ。
ちょっと分かりづらいかもしれないっすけど何回も見て「どういうことなんだ?」と知り合いと一緒に見てみてくださいな。
関連記事:[茂解説]歌についてのお悩み相談!才能って何?方向性がわからん!
用語にとらわれないで〜!!
それは・・・用語にとらわれない事っす。
僕は全部チャレンジしたっす
ミックスボイス・ホイッスルボイス・ヘッドボイス・デスボイス・シャウト・ピッグスクィール・・・とかその他色々あるっすよね。
基本的にミックスボイスについてこれだけ語れる僕ぐらいになると発声系に関してはほぼ全部チャレンジしてるんすよ。
その中で自分の体に合ったものとか「本当は出来るけどあえてやっていないもの」とかってのも実はあるっす。
定義が全然違う! 対策は?
そういうのがある上でいろんな専門用語を見ていると何が起こるかっつーと・・・人によって定義が全然違うんですわ。
- 定義が違いすぎるから
- 名称を後から知る
- ミックスボイスは外国では通じない
人によって定義が違いすぎるから用語にとらわれない方がいいんすよ。
先に出来るようにして用語は後から
だからとにかく最初出来るようにすればいいんですわ。
出来るようにして後から「あ、これってそうやって呼ぶんだね!」っていうふうな感じっす。
歌のプロも用語はよく知らない
実は僕、プロの方と話す機会があってその時にもハイトーンボーカリストである本人に言うんすけど・・・
本人いわく「いろいろ呼び方あるみたいだけど、出来ればいいでしょ。」って。
それは才能を持っている人の考え方なんすよ。
才能アリの人の考え方が必要な時もある
才能がある人の考え方がけっこう大切な時もあるんすよね。
用語に関してがそうっす。
知っておくと便利だけど自分が出来るようになってから振り返ってみると「あの時アレをちゃんと理解してなかったな」「あの人たちの考え方(定義)って間違ってたんだな」って。
ミックスボイスの場合は特にこれが多いんですわ。
【ミックスボイス】は外国で通じない
ミックスボイスは恐らく外国で通じないんじゃないっすかねぇ〜。
多分ミックスボイスって日本特有の言葉じゃないかな。
日本特有の言い方って意味でいくとミックスボイスって言葉を知っていたとても通じないし日本人の間でも定義が曖昧じゃないっすか。
僕はよく「ミックスボイスは裏声にも地声にも存在して声帯の筋肉の使い方(裏声のOと地声のV)を混ぜて発声した時に声が変化した場合は全部ミックスボイスって事にして大きなくくりにしている」って感じでやってるんすよね。
用語はかる〜く捉えて
だから用語ってのはあくまでも「そう言われている方法があるんだね?」くらいに軽く捉えておいて。
出来るようになってから「どういうジャンルなんだろう?」ってのを調べていくといいと思いますよぉーぅ。
もっともっと出来るようになると「何だそれ? 違うぞー?」って思う事が多分出てくると思います。
その領域まで行ったらかなりのモンっすよ・・・!
コツはお伝えできないっす
僕がこの動画内でそこのコツを全部お伝えしないのは・・・
- 歌声を聴いていない
- 全部で数千パターンある
- 全部伝えるのは面倒
お伝えできない理由は3つ
まず歌声をしっかり聴いていないって事。
それと僕の中でパターンがあって全部書き出してあるんすけど、全部辿っていくと数千パターンになってしまうんすよ・・・。
その中から「この人にはこの歌い方がいいよ」とかあったりするわけなんすよね。
それを全部お伝えするときっと(僕が)面倒くさくなっちゃうと思うっす。
質問者も数百パターンこなしてるかも
質問をくれた方もちょっとずつ知っていってここまで辿っていく中で実は数十〜数百パターンくらいやってると思うっすよ。
だから辿ってきた部分を部類分けしていくとそれだけいろんなことに挑戦して鼻腔共鳴が出来るようになってるんで。
まとめ
質問の内容の「鼻腔共鳴が今までよりも意識して出来てそれによって高音発声が出来た。ミックスボイスとの共通点は?」という質問に対しての答えは・・・
めちゃくちゃあります。
ここではちょっと語りつくせないくらいまだまだあるんすけどざっとこんな感じになるっす。
だから「今出来ているハイトーン(鼻腔共鳴)をちょーぅ大切にした方がいいっすよ!」って事だけはお伝えしておくっす。
これを多分カラオケでやるとオケに負けてしまったりテンポについて行けなかったりってのがあると思うんすよ。
「それをじゃあ今度はどうやって改善していくのか」ってのが体とか表情を変化させながらやっていくとめちゃくちゃ良いと思いますよぉーぅ。
そんな感じでさらにもっと研究を重ねていってみましょうねぇーぃ。
ではまた他の記事でお会いしまっしょーぃ。
ではでは、ばいび〜!