録音で自分の歌声がすごく下手に聞こえてしまうのはなぜ?原因と解決法

どもー!シゲルでーすっ!

このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!

記事に関しては【茂解説】【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。

【一般説】
この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。
【茂解説】
シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。

といった感じになっております。

どちらも面白いので是非ご覧くださーい!

みなさん、「ふと気まぐれに自分の歌を録音してみたらすごく下手だった!」なんて経験、ありませんか?

自分では上手く歌えているつもりだし、周りからも「上手いね」と褒められている。

でも録音を聞いた瞬間、あまりの下手さにガッカリ……

そういう時って、本当に自分が歌うまなのかどうか疑い始めてしまいますよね。

疑いをもいながらでは、人前で歌うのが嫌になってしまうかも。

より楽しく歌うために、録音で下手に聞こえる原因とその解決法を一緒に考えていきましょう!

 

調査員 山下
私、もしかして本当は歌が下手なのかな……
調査員 高木
うーん、いや、きっと何か理由があるはずだよ!

 

録音すると下手に聞こえる原因とは?

スマホのボイスメモ機能なんかを使っている人の中には、「機械の性能のせい?」と考える方もいるでしょう。もちろん、その要素も十二分にあります。

しかし、一番の問題は「ギャップ」にあるのです。

 

調査員 山下
ギャップ?
調査員 高木
そう。ぼくたちが感じているギャップは主に2つあるんだ!

 

プロと比較してしまう

歌を歌う際、どうしたって意識するのが「原曲(もしくは歌い手さん)の歌い方」ですよね。

何回も聞き返して脳に刷り込まれたものを、そのままその通りに歌いたい。これはもはや真理です。

 しかしながら、人間の声帯というのは人それぞれですから、当然自分の声とその人の声は違います。同じに歌ったつもりでも、聞こえ方がまるで違うのです。

 だから録音の歌声を聞いた時、そのギャップを「下手だ」と感じてしまう

歌が上手い人ほど、それを感じてしまう傾向にあるそうです。

 

調査員 山下
なるほど! 確かにプロと比べたら自分の歌が下手に聞こえて当然だよね!
 

 

自分の声を聞き慣れていない

普段から自分の声を録音して過ごしている人は滅多にいません。

歌声に限らず、対談なんかの録音を再生した時、「え、これ私の声?」なんて思うことはよくあることです。

「自分が聞こえている声と、他人が聞いている声は違う」ということは頭では分かっていても、実際にはなかなか感じることはありません。

だからこそ、録音で「え、これ私の歌声?」という現象が起こってしまい、自分の思っている声とのギャップに悩まされるのです。

 

調査員 山下
そういえば、前に取材音声を確認したら自分の声が高くて驚いた記憶が……。でも、なんでそういう現象が起きるの?
 

調査員 高木
僕も気になって調べてみたけど、どうやら身体の仕組みに大きく関わっているそうだよ

 

自分の声が聞き慣れないのはなぜ?

そもそも自分で聞いている声と、他人が聞いている声が違うのはなぜなのでしょう。

その答えは「気導音」と「骨導音」にあります。

「なんだそりゃ?」と思った人が多いことでしょう。分かります。

最近は「骨伝導イヤホン」なんてものもあるそうですから、その関連で単語だけなら聞いたことがあるという方もいるかもしれません。

 簡単に言ってしまえば、気導音も骨導音も「音の聞こえ方」のことです。

他者が聞いている声・録音で聞こえる声が気導音

体内で響いている声が骨導音

そして、普段私たちが自分の声として認識しているのは、気導音+骨導音の声なんです。

聞こえ方が違って当然ですよね。

 つまり、録音で「下手だ」と感じるのはこの違いに反応してしまっているからでもあるのです。

 

調査員 山下
へえ~、そうだったんだ! でもそれじゃあ、一生自分の声に慣れないんじゃ……
 

調査員 高木
いや、それはそうとも限らないよ!

 

どうすれば上手く聞こえるようになるのか?

ここまで、録音で自分の歌声が下手だと感じる原因について書いてきました

では、具体的にどうすればその感じ方を変えることができるのでしょう。

ここでもポイントとなるのは「ギャップ」です。

 これまでの内容からも分かるように、聞いた途端に「下手だ」と感じるのは、原曲とのギャップ・自分の声のギャップを大いに感じているから。

つまり逆に考えれば、これを埋めていきさえすれば、「上手い」と感じる歌声を実現することができるということです。

 

調査員 山下
でも、ギャップを埋めるって、いったいどうしたらいいの?
調査員 高木
そうだなぁ。例えば、こうしてみたらどうだろう

 

感じているギャップの正体【例】
  • 自分で感じている以上に、音が響いていないのかもしれない。(発声)
  • 一つ一つの音が曖昧で聞き取りづらくなっているようだ。(発音)
  • 歌詞を追っていて、少し遅れて聞こえてる。(リズム)
  • そもそも自分の声質に、この楽曲があっていないんじゃないか。(選曲)
  • 座って歌ったときより、立って歌ったときの方が上手いかも。(姿勢)

このように自分が感じているギャップを書き出してみて、それぞれの項目にあった方法で一つずつ対処していく。

地道ではありますが、自分の声への認識を変えるだけで少しでも「上手く」感じる声に仕上がっていくので、やってみる価値は高いです。

そして、その効果を出すのに必要なのが「録音」なんです。

 

調査員 山下
えぇ~! もうあの下手な歌声は聞きたくないのに~!
調査員 高木
まぁまぁ、落ち着いて(笑)。これにもちゃんと理由があるんだよ!

 

ひたすら自分の声と向き合おう!

歌の上達法なんかを検索すると「録音が一番の近道」というアドバイスをよく目にします。

その根拠こそが、この「ギャップを埋める」という作業につながってくるわけです。

ギャップを埋めていくには自分の歌声を分析して、上の項目のように一つずつ対処していく必要があります。

録音機能は何度も聞き返せたり、聞きたいところから聞けたりと、そういう作業にはまさにうってつけなわけです。

何度も自分の声を聞くことになりますから、「自分の声とのギャップ」もだんだん薄れていって「下手だ」と思う機会が減っていくことでしょう。

これこそが大事なポイントです。

そして、保存ができることから過去の自分の歌と聞き比べて成長を感じることもできるのが利点といえますね。

バンバン録音して、自分の声と向き合って、より「上手く」なるための分析・修正をしていきましょう!

 

調査員 山下
なるほど、確かにそう考えれば録音ってすごく便利なツールなのかも
調査員 高木
結局のところ、人間、慣れですね

 

最終手段は「機材」

ここまで「自分の歌声を変えることで上手く聞こえるようにする方法」を書いてきました。

しかし、そのうちそれだけでは限界も見えてくることでしょう。

それはつまり、それだけ自分が「上手く」歌えるようになってきたという証でもあります。

その時は自分を誇りましょう! そして、自分以外の環境を変えてみることに視点を移していくのです。

カラオケのままであれば、マイクの持ち方を変えてみるとか、スマホを置く位置・自分の立ち位置を変えてみるとか。

さらには、スマホからボイスレコーダーに変えてみる、なんて方法もありますね。

もっと本格的に録音してみたい・音質の良い歌ってみた動画を投稿してみたいとなったら、その時はそれこそ高い機材などを購入してみましょう。

でもそれまでは、スマホのボイスレコーダー機能で十分ですよ。今はスマホも十分高性能になってきていますからね。

 

調査員 山下
いつか良質な機材で私も歌い手デビュー!……なんて、うふふふ
調査員 高木
(すっかり「自分は下手だ」って落ち込んでたの忘れてるなぁ……)

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

自分の録音した歌声が下手だと感じる理由は「ギャップ」にあるということ、それを埋めていくことで上達につながるということをお話してきました。

是非もう一度、自分の歌声を再生してみてください。何度も何度も聞き返してみてください。

慣れてくると「下手だ」と思っていたものが、「案外そこそこ歌えてる」に変わります。

そうしたら、もうこちらのものです。あとはトライ&エラーなんですから。

 

ちなみに、私のおすすめは、カラオケ帰りに録音したものを聞き流しながら歩くことです。

動いているので歌だけ聞いて一喜一憂しないで済みます。

それに何回も聞くことになるので、家に着く頃には「ここ下手だなぁ(笑)」と軽く笑い飛ばせるくらいになってますよ。

是非、それぞれ自分に合ったスタイルで、録音を活用してみてください。

自分でも歌が上手いと感じられるようになって、よりいっそう音楽を楽しみましょう!!

 

調査員 山下
レッツ、エンジョイ、ミュージック!
調査員 高木
ですね!(笑)

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