[茂解説]歌う時に意識すべき守破離ってどういう意味?音楽に当てはめて解説

どもー!シゲルでーすっ!

このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!

記事に関しては【茂解説】【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。

【一般説】
この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。
【茂解説】
シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。

といった感じになっております。

どちらも面白いので是非ご覧くださーい!

はいどーも!シゲルでーっす。

今回はまたtwitterの方で質問いただいたんでお答えしていくんすけど「【守破離】についてもっと詳しく教えてください。」といった内容っすね。

音楽についての【守破離】になります。

シゲル
ほんとはもっとアツい感じで書いてくれてたんすけど軽く書くとこんな感じっすよぉーぅ。では見ていきまっしょーぃ。

こちらの動画でも話してます~。

 

【守破離】とは?

シゲル
【守破離】って物自体を知らない人もいるんでお伝えしていくと・・・

【守破離】ってのはまぁ簡単に言えば師匠の教えをちゃんと守って、守りきった上でちょっとオリジナルをかましてみようかなってなって。

それでちゃんと精査して良いところは残して悪いところは削ぎ落としていった結果完全なるオリジナルが生まれる。

それを何回も何回も繰り返すことによって完全に他にないものが生まれる・・・ってな流れになってるわけっす。

シゲル
【守破離】はそういうものだよーって覚えておいてくださいねぇーぃ。

 

守→破→離の順番を絶対に守る

守破離(しゅはり)とは

守→破→離の順を絶対に守る

守破離(しゅはり)とは【守る】→【破る】→【離れる】の順で師匠から学びましょうよって事っす。

この順番は絶対に守る必要があります。

 

コーチから習う【守】

例えばスイミングスクールとかに入るとコーチがいるじゃないっすか。

「コーチから習う」ってのは【守】ですわ。

 

ちょっとオリジナルでやる【破】

んで【破る】ってのはいろいろ全部教えてもらったけど体のつくりの違いやコーチとの筋力の違いでそのコーチと自分に差があるから「コーチはできる事であっても自分にはできない」と。

そこを見極めて「ちょっとオリジナルでやってみようかな」ってのをやり始めるのが【破】。

シゲル
ようやくここで【破る】わけっすよ・・・。

 

コーチの元を離れる【離】

最終的にいいところは吸収して悪いところは削ぎ落としていく・・・みたいな事をして完全なオリジナルができた時に初めてコーチの元を【離れる】事ができるっす。これが【離】

シゲル
【守】→【破】→【離】って順番は絶対に守る必要があるっすよぉーぅ!

 

【離】から始めるヤツが多すぎ!

【離】はオリジナルなんすけどいきなりここから始める人がめちゃくちゃ多くて。まぁ我流ってヤツっすよね。

僕も最初はそうだったんすけど我流はダメ。遅すぎるっす。

シゲル
どういうことかっつーと元々を知らないんですわ。

 

お箸の事を何も知らなかったら?

例えばお箸だけ二本ぽーんと置いてあって。

何も言われずに誰もその箸に突っ込まないし何も言わない。ただそこにあるだけだったらまずその箸をどうやって使うのかわかんないっすよね。

シゲル
なんか、いきなりその二本の箸を使って武器にしてみたり・・・とかって考えちゃうかもしれないっす。

本来お箸ってのは片手でその二本を上手く使って食事するわけじゃないっすか。

シゲル
・・・っていうのも誰かが手本を見せてくれないとわかんないっすよね。

 

我流はダメっす

いきなり我流でやるってのは、箸を食事に使うのかどうかも知らない状態で「使ってくださいよ」って言ってるようなもんっすよ。

だからこの【守】→【破】→【離】の順番は絶対に守る必要があるっす!

シゲル
いきなりオリジナルをかますとまともな物は生まれないっす・・・。

 

破らないのはただのノウハウコレクター

この【破る】って所も大事っすよ。

いろんな知識だけ手に入れて頭でっかちになって「よし、これでオッケー!」ってのはただのノウハウコレクターっすからねぇーぃ。

 

何も試さないままのオリジナルもNG

何も試していない状態でオリジナルかますってのも全然ダメっすから。

自分の体の良い所・悪い所が全然分かっていないので他の人間とも比較して分かった上で初めてオリジナルになるっちゅーワケなんですわぃ。

シゲル
そこんトコロをちゃんと知らないとダメっすからねぇーぃ。

 

歌に【守破離】を当てはめるとどうなる?

「歌に関してはコレどうすんの?」って話なんすけど・・・

別に歌手の曲でいいっすよ。superflyとか誰でもいいっす。

シゲル
じゃあ「愛をこめて花束を」を歌ってみよう、とするとしましょうや。

 

「愛をこめて花束を」師匠は誰?

「愛を込めて花束を」を歌うときに「師匠は誰になるの?」っていったらあのボーカルの彼女、越智志帆(おちしほ)さんっすね。

シゲル
あのかわいい女の人の真似をする事になるわけっすねぇ〜。

 

音楽の大事な要素

音楽でいうとこんな要素が大事になってくるんすよねぇ〜。

音楽の大事な要素
  • リズム
  • メロディー
  • 歌詞
  • 発声

リズムがあってメロディーがあってそこに歌詞が乗ってそれを言葉に出す、と。

まずこれを越智志帆さんのようにやってみるんすよ。完コピは出来ないんで出来るとこまでで真似るっす。

シゲル
他にも大事な要素はいっぱいあるっすけど、だいたいこんな感じっすよねぇ〜ぃ。

 

真似する事で【守る】

【守る】つーのはまず【真似】なんですわ。まずは【真似】っす。

この【真似】がしっかりできないとお話にならないよーってな感じっす。

別に完全コピーしろって話じゃ無いっすよ。とにかく出来る所まで真似るんですわ。

シゲル
完コピはできないっすよ。あの人上手いっすから!

 

リズム、超大事っす

リズムはちゃんと取らないといけないっすよね。

僕としては、カラオケとかの採点機能で点数が下がる理由は「リズムがズレる全て狂うから」って思ってるんですよ。

シゲル
あ、僕全然カラオケで採点機能は使わないっすけどねぇ〜ぃ。

 

リズムが狂うと違和感がある

メロディーがずーっと画面に出てるじゃないっすか。

メロディーが合っていたとしてもそれがズレていたとしたら全部違う音でカウントされていくワケっすよね。

シゲル
そしたら点数は低くなりますわぃ。

リズムに乗ってないとやっぱそこに違和感があってそっちに耳がいっちゃって「あれ、なんか下手じゃない?」ってなっちゃうっすから。

だからやっぱリズムってめちゃめちゃ大切なんすよぉーぅ。

シゲル
まぁメロディーも歌詞・発声ももちろん大切になってくるんで出来るところまで真似てくださいましーぃ。

 

【真似】をなめたらいかんぜよ

シゲル
【真似】をナメてる人が結構いるんすけど・・・

野球のイチロー選手とかももう数え切れないくらいいろんな人の真似をしてるんすよ。

お笑い芸人のダウンタウンさんの二人だって王道の普通の漫才とかをやってきたからこそオリジナルが誕生したんすよね。

シゲル
昔の漫才ってすごい速いテンポで会話を進めていくってのが流行っていた中で彼らはリズムを遅らせた・・・ってのがあったりしたんすよぉ〜。

だからいきなりあれが最初からっつーよりかは学んできたものがあるからオリジナルが生まれるっちゅーワケっすよぉーぅ。

シゲル
音楽にしてもスポーツにしても何にしても全部同じっす。まずは真似から入った方が良いっすからねぇーぃ。

関連記事:[茂解説]ダウンタウンと世紀末リーダー伝たけしと歌の共通点

 

「真似が嫌だ」といってる人に言いたい

そもそも「真似が嫌だ」っていったら「今歩いてるその歩き方は誰の真似してるんですか?」ってハナシになっちゃうっすよ。

シゲル
「真似が嫌だ」って言ってるのはただ勘違いしているだけで自分は全部真似してるんですよーってのを理解してくださいねぇーぃ。

 

生物は【真似する事】で生きている

【真似する事】ってのは当たり前なんすよ。小さい子供見てるとすごい真似してくるっす。

喋り始めの頃なんて自分が親だとしたら子供が自分の口癖とかを真似してたりするんすよ。

シゲル
んで自分の口癖を子供から知る、みたいな流れがあるっす・・・。

人間・・・いや、生物ってそうやって生きてきてるんすよね。

真似る事が繁栄し続けるための生きる術になってるんで本能的にあります。

だからいくら抵抗したところで「真似してるんすよー」ってのが現実っす。

シゲル
それだけ【真似は大切】ってコトで音楽で意識的にやっていく事が大事っすよぉーぅ!

関連記事:[茂解説]ミックスボイスはモノマネの練習が大事!高音発声革命

 

音楽の要素を【破る】

超わかりやすいところだけでいくと

音楽の要素を【破る】方法の一例
  • リズム→ずらし
  • メロディー→フェイク・崩し
  • 歌詞→適当に加える(Ah〜とか)
  • 発声→変える(変えざるを得ない)
シゲル
音楽ってほんとにいっぱいあるからほんの一例っすよぉーぅ。

 

リズムをずらす

カラオケで点を取るんじゃなくて人を感動させたいよーって時にリズムをずらしてみるんすよ。

リズムをためてみたり、もしくはちょっと早くしてみたり。

ちょっとためて一気にダダダっと音を合わせていくとか。

シゲル
いろいろあるんすけど、そういうふうにずらしてみたりするってのは【破る】っすね。

 

メロディーを崩す

メロディーもフェイクだけじゃないっすけど、いろいろあるっすよねぇ〜。

だからちょっとメロディー変えてみたり、変えたところをちょっとパクってみたり。

シゲル
歌手が音を変えたりしていると「あ、これライブ版だ!」みたいな事もあるっす。

例えば歌う曲は「愛をこめて花束を」なんだけど「B’zの稲葉浩志さんがこんな崩した歌い方してたな・・・。」ってのを当てはめちゃうんすよ。

シゲル
「このメロディーの取り方でやってみよう!」って感じっす!

 

歌詞を適当に加える

歌詞に関しても間奏とかで適当に「Ah〜」とか歌っちゃったりもアリだし。

歌詞自体を変えるってのはあんま無いっすけど、まぁライブとかで「どこどこ愛してるぜー!」とかよく言うっすよね。

「愛してるぜ横浜ー!!」みたいなの。

シゲル
ライブでやる分にはアリじゃないかなーって思うっすよぉーぅ。

 

発声は変えざるを得ない?

発声についてはここは変わるっすね。

発声はあくまで自分の体にあったものになっていくので結局のところ変えざるを得ないっつー事になるっす。

 

自分の声質を見極めて

そのためにも最初は自分の声質に合った人を真似するのも結構良いと思いますよ。

自分は綺麗な声なのに超ハスキーな人に憧れているとしてもなかなかその曲で表現するのが難しかったりするんで。

なるべく最初のうちは自分の声質に合った歌手を選ぶと練習しやすいかなって思うっすねぇ〜。

自分とかけ離れた声を持ってる人だと要素が多すぎて何からしたら良いか余計にわからなくなるっす。

だからより近い感じの人から学べば良いんじゃないかな。

シゲル
かけ離れてなければオッケーっすよぉーぅ。

 

洗練された結果【離れる】

【離れる】はそれを繰り返した上で自分に合ったものっつーのが染み付いてくるんすよ。

二番煎じで終わるようなのはコピーしきって無いっすね。

シゲル
どういうことかっつーと・・・

 

二番煎じにならないために

「二番煎じ」ってのは一つの人や事からしかパクらないからそうなっちゃうんですわ。

例えばsuperflyの「愛をこめて花束を」を歌いたい人(Aさん)がいたとしましょうや。

シゲル「それに対してどれだけあなたは練習しましたか?」

Aさん「いやぁ私はsuperflyの越智さんからも取ったしAI(あい)さんからも取ったし、B’zの稲葉浩志さんからも取ったし、洋楽からアリアナ・グランデ。演歌からも・・・。」と。

 

より多くの人からパクれ!

で、それらの良いところを自分に当てはめて1曲歌ってみましたよってなった時の「愛をこめて花束を」を歌った時のオリジナリティーって誰から取ったかもはや全くわからないっす。

シゲル
「なんかっぽい」「なんか聞いたことある気がする」くらいにしか取られないんですわ。

 

取る歌手も部分も人それぞれ

しかも自分が「この曲から取ろうかな〜」って思うじゃないっすか。それって人それぞれ全然違うんすよね。

日本の有名歌手だけに絞ると限られちゃうんすけど、歌い手さんとかもいますし、歌手って数え切れないほどいるっすから。

日本だけでもインディーズだったりインディーズ以前のアマチュア、友達とかからどんどんパクっちゃえば良いんすよ。

その中から「自分に当てはめていこう。」「ちょっと洋楽にもちょっと手を出してみよう。」とかやっていくと「あーあのアーティストの二番煎じだー。」とはならないっす。

シゲル
とてもその程度で収まるものにはならないって感じっすよぉーぅ。

 

【守】をどれだけやれるか

この守破離の【守】をどれだけやるかがちょーぅ大切で。

誰から取るか。とにかくいろんな人から取りまくるんすよ。

それをいずれは音楽だけではなくスポーツだったり武術だったり芸術だったりいろんなところから取ってくるともはや手がつけられない状態になってくる・・・

シゲル
・・・みたいな感じっす。

 

まとめ

今回説明したのは音楽に関しての【守破離】ってことでした。

シゲル
これはテーマが野球になってもサッカーになっても水泳になっても絵を描くことも一つの要素で収まる感じではないっすねぇ〜。

とても大きなものなんでこう聞くと「こんな膨大じゃあ何からやれば良いのか・・・」ってなっちゃうじゃないっすか。

だから好きな人の真似をして好きな人をどんどん増やしていくと勝手に自分のオリジナルがいずれは生まれるよーってな感じです。

良いものをどんどん取り入れてどんどん真似していってくださいな。

んで自分のやりやすいようにしていくと良いものが生まれまっせーっちゅーコトでしたっ。

【守破離】についてはこんな感じでっす。

シゲル
また何かあったらご質問いただければお答えしますんで今後もよろしくお願いしますねぇーぃ。

ではまた次の記事でお会いしまっしょーぃ。

ではでは、ばいび〜!

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