どもー!シゲルでーすっ!
このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!
記事に関しては【茂解説】と【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。
【一般説】この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。【茂解説】シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。といった感じになっております。
どちらも面白いので是非ご覧くださーい!
はいどーも!シゲルでーっす。
今回は「歌で感情を込めるには?」ってことをテーマにやっていこうと思いまっす。
twitterで同じような内容で質問してくれた方もいたんでやっぱみんな知りたいんすよねぇ〜。
多くの人に価値提供していく事が出来ればいいなーと思って記事にしてるっすよぉーぅ。
こちらの動画でも話してます~。
はじめに
歌で感情を込めるための大前提としてはじめにお伝えしておきたい事があるっす。
それは「いくら感情を込めても伝わらないよ」ってコト。
歌で感情を込めるには?
結論言うと【意識して経験を積む】ってコトでこの2点が大切になってくるっす。
- 喜怒哀楽を理解する
- 経験を積む
・・・よくわかんないっすよね。
【喜怒哀楽】を理解しよう
喜怒哀楽(きどあいらく)ってのを理解しているようで実は理解してなかったりするんすよ。
声の大きさ順に並べてみると
- 怒る
- 喜ぶ
- 楽しむ
- 哀しむ
上から下にいくにつれて段々小さくなってくんで【哀しむ】が一番小さく【怒る】が大きいってなってます。
「この順番、違くない?」と思った人います?
「この順番どうなの?」「いやいや、喜ぶより楽しむの方が上でしょ?」って人も中にはいるかもしれないっすね。
全て理性が効かないくらいの状態の限界値で喜怒哀楽が繰り広げられた時の順番っす。
この順番になった経緯を聞いてくれ
【怒る】と【哀しむ】に関してはまぁまぁ伝わると思うんすけど。
【喜ぶ】と【楽しむ】がちょっと意見がバラバラになってくるかな・・・って気がしてるんすよねぇ〜。
【怒る】 感情を抑えきれない
まず【怒る】。理性が効かない状態で怒るってのは相手を威嚇(いかく)するとか自分の思い通りにならない事に対して感情をぶつける場所がないから声で出す・・・みたいな。
声の高さではなく声の大きさで言ったら基本的には【怒る】が一番大きいはずっす。
自分の一番声の出しやすいところで叫ぶ、と。
【哀しむ】 声を出す元気もない
【哀しむ】。これが一番元気がないってのはみんな共通の意見だと思うっす。
【喜ぶ】と【楽しむ】 違いは?
【喜ぶ】
予想の裏切り
【楽しむ】
想定内
例えば海外の女の子の誕生日パーティーがあったとして、その女の子が本当は子犬が飼いたいけどお人形も欲しいなーと思っていて。
お父さんお母さんからは「子犬は飼うことができないから今年の誕生日は人形をプレゼントするね。」って言われてたとしましょうや。
【楽しむ】 想定内の喜び
いざ誕生日パーティー。家族団らんでハッピーバースデーの曲歌ってケーキについたろうそく吹き消して。
その時はキャッキャしてますわ。
んで人形をもらいました。「わぁ〜ありがとう!」
【喜ぶ】 予想の裏切り
んでそこで父親が「実はもう一つプレゼントがあるんだ。」と言って、子犬を持ってきたら。
その女の子は【奇声をあげて喜ぶ】と思うんすよ。
だって本当にめちゃくちゃ欲しかったのは犬だから。
よく海外のホームビデオとかをテレビで放送してたりするの、よくあるっすよね。
喜んでるシーンとかってホイッスルボイスみたいな声っすけど(笑)
そんな感じの【喜び】が予想の裏切りになるんですわ。
そうすると想定内で楽しんでる時よりも喜んでた方が声が大きくなるっす。
【喜ぶ】【怒る】 声の大きさの違いは?
声の大きさで言ったら【喜ぶ】よりも【怒る】の方が大きいっす。
理性が効かないレベルで声の太さとかも考えると【怒る】方がデカイかなって思うっすねぇ〜。
【喜び】は自分の中での予想の裏切りであり【自分の中での喜び】っす。
そして【怒る】に関しては「対ヒト」だったり【対する何か】ってのがはたらいてるので、それをひれ伏すほどの気持ちが込もってるんですわ。
だからこそ基本的に怒る時はより一層声を大きくしようとすることが多いっすねぇ〜。
喜怒哀楽、まとめますよぉ〜ぅ
- 怒る→感情を抑えきれない
- 喜ぶ→予想の裏切り
- 楽しむ→想定内
- 哀しむ→声を出す元気もない
僕はやっぱこの順番なんすよぉ〜
「【喜ぶ】【楽しむ】がどっちかわかんないよー!」って思っている人がいたとするなら、やっぱ【怒る】が一番声が大きくなるってのが皆さんが頭の中にあると思うんすよね。
答えは自分なりの解釈でOK
【喜怒哀楽を理解する】っつーのはこうこういうのを言うんすよ。
これは僕が経験上思ってる事なのでこれが答えかどうかはは知らないですし哲学的な考えで言ったら正確な答えって無いっす。
経験を積む
冒頭に、結論として【意識して経験を積む】とお話ししたんすけど「じゃあ経験を積むって何なの?」って思うっすよね。
これ、感情が動いた時の発声を研究するってコトなんですわ。
浅田真央のコーチが彼女にしたアドバイス
フィギュアスケートの浅田真央(あさだまお)ちゃんが海外のコーチに習っている様子をちょろっとテレビで見た事があるんすけど。
コーチから「真央、恋をしなさい。」みたいなことを言われてたんすよ。
「恋をしなさい」その真意
今考えるとそのコーチの一言ってめちゃくちゃ深くて。
「恋をする」ってのは「喜怒哀楽を経験しなさいよ」ってことなんすよ。
んで経験した上でその時の感情表現を理解して研究してそれを動きとして表しなさい。
あなたはその道のプロなんだから。
・・・ってな感じの意図があるんじゃないかな〜と感じるんすよねぇ〜。
声にも当てはめられるっす
そうやって考えてみると声にも当てはめることができるんすよ。
「恋をしなさい」の一言には本気で恋をしたときのその辛さや楽しさ・その他諸々を感じることができるっす。
どんな時だって筋肉を使う
スポーツにしても歌にしても全てにおいて筋肉を使いますよね。
怒る時だって喜ぶ時だって楽しむ時だって哀しむ時だって筋肉使うワケじゃないっすか。
ドキドキした時って心臓の鼓動がドキドキして体が熱くなってきたり緊張して手が震えてきちゃったりとか。
そういう動きを「これってどこが作用してそうなっているのかな?」って考えていくことができるんですわ。
感情が動いた時の発声を研究
積んだ経験を歌に置き換えて感情が動いた時の発声を研究しましょうや。
私生活でもいいし恋愛してる人だったら恋愛してる人なりのやり方でいいっす。
筋肉の使い方を理解する
感情が動いた時の発声を研究していくと筋肉の使い方を理解できるっす。
筋肉の使い方っつーのは喜怒哀楽の声の出し方とちょーぅリンクするじゃないっすか。
だからこそ【喜怒哀楽を理解する】って大事なんすよねぇ〜。
YouTube講演家が特定の場所で泣ける理由
僕がYouTubeでよく見る講演家がいるんすけどその人に関しては「絶対に泣くところ」ってのが決まってるんですわ。
1回の講演の中で泣きどころを作ってるんで絶対にそこで泣くっす。
100%泣くんすよ。
泣くまでの順番を解説
- 声が震えだす
- 呼吸が浅くなる
- 息を詰まらせる
まず声が震えだす。次に呼吸が浅くなって息を詰まらせる。
【泣く】に至るまでのアプローチ2点
【泣く】ってのは2種類のアプローチからいけるっす。
【通常】
気持ち→筋肉→泣く
【故意・わざと】
筋肉→気持ち→泣く
普通は気持ちから筋肉に行って泣くってこともできるんすけど。
逆もいけるっす。
2つの違いは?
普通の場合は気持ちが動いてその気持ちと連動した後に筋肉を動かして泣くに至るんすけど。
わざとやる場合は故意に筋肉をそういう状態に操作するんすよ。
呼吸とか全部調整して「気持ちがノったと体に勘違いさせて泣く」に至るって感じっす。
わざと【泣く】のは喜怒哀楽で最も大変
演技やお芝居の中でも【泣く・涙を流す】ってのは非常に大変だと思うっす。
泣けてるかどうか一目でバレる
喜怒哀楽ってどれも難しい中で【泣く演技】って泣けてるかどうかがぱっと見て分かっちゃうじゃないっすか。
【喜ぶ】とか【楽しむ】ってのは笑顔を作ったりできるし【怒る】ってのも表情で表すことができるんすけど。
【哀しむ】の中でも【泣く・涙を流す】ってところまで見られてしまうのでここは難易度が一番高いっす。
筋肉の研究・理解・操作でできるようになる
その難易度が一番高いところでも筋肉を理解して筋肉の操作をして感情にアプローチする順番に変えるだけでも目標に達することができるっつー事実があるっす。
これを見るとやっぱり感情が動いた時どうなってるのかを研究して筋肉を操作することで感情を表現できるような歌い方ができるようになるっすよ。
まとめ
結論は今回僕がバーっと書いたことを意識して経験を積んでいこうよーってコトになりまっす。
・・・わかったかな?
しかも今回はミックスボイス一切関係ないっすけど、まぁ歌で表現するっつーのはこういうことっす。
これが理解できると「あいうえおの【あ】」のことば一つでも感情を表現することが出来るようになるんじゃないっすかねぇ〜。
ちなみにサバンナの高橋茂雄(たかはししげお)さんが何年も前に喜怒哀楽を「ほんまっすか?(訳:本当ですか?)」で表現するってネタをやってたっす。
なかなか面白かったっすよぉ〜ぅ。
ではまた他の記事でお会いしまっしょーぃ。
ではでは、ばいび〜!