どもー!シゲルでーすっ!
このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!
記事に関しては【茂解説】と【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。
【一般説】この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。【茂解説】シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。といった感じになっております。
どちらも面白いので是非ご覧くださーい!
皆さんは岡本知高さんって方を、御存知でしょうか?
前回の記事で書かせて頂いた日本が誇る超高音発声歌手の1人です。
私が初めて知った時の岡本さんは、ポップミュージックを歌っていて声が凄いなぁ…と思ったほどでした。


はぁ、まったく…。ポップだけでなく歌わせば演歌からロック、クラシックなどとマルチな人だよ。ある意味凄くて尊敬してる。
今回は、その岡本知高さんの記事です。
一緒に応援しましょう!
関連記事:[一般説]日本の凄いソプラノ歌手は誰?超高音発声できる人を一挙公開
ソプラノ歌手岡本知高とは、どんな人?

高知県出身の岡本知高さんは小さい頃から音楽が好きで、今となっては自分の好きなことである音楽を仕事にして貫き通している人です。
高校時代の吹奏楽部の顧問に目を掛けられたのがきっかけで、歌うことに目を向け国立音楽大学の声楽家に入学し、卒業後はパリの音楽院に留学したほどの実力者。
しかも、ファルセットを使うこと無く高音を出せることが出来る岡本知高さんは、天性のソプラニスタ!
その声こそが、岡本さんの最大の武器であり“奇跡の声の持ち主”とも呼ばれているのです。
その”奇跡の声”を紐解いてみました。
”奇跡の声”とはコロラトゥーラ
ご本人はソプラニスタと言ってますが、意味は同じで”超高音発声”ですよ。
女性のアルト~メゾソプラノの音域に値し、その域を歌う歌手
岡本さんのように声変わりもせず声帯が変化しない男性もいるのです。

それってウィーン少年団にも通じるよね?

ああ、通じるよ。全員が全員ではないけれど声変わりもしなければ、声帯も変化しない人がいるんだ。

それは、どうして?だって、声変わりしたら退団になるのでしょう。それって変だよね? 高木君、どうしたの。教えてよ!

はぁ…。昔はね、その、あー…、去勢と言って男のあれを分泌することを否定していたんだよ。その分泌があるからこそ、声変わりと声帯変化があるんだと固く信じられてて…。もういいだろっ!

イケメンイケボの持ち主で宦官ということね! 納得した♫
山下さんの言葉に脱帽してしまいますが、気を取り直して。高木君に言われましたが、そんな人のことをカストラートと呼びます。
男性ホルモンの分泌を抑制し、変声期を無くすこと
それは、どういうことなのかを説明しますね。
ボーイソプラノの音質や音域を持続させるためです。
成長ホルモンは分泌され、身長や骨格などは成長していく
声のトーンや呼吸の持続力は未成年や女性では再現できない
いわゆる、それが”奇跡の声”の所以です。
関連記事:[一般説]ウィーン少年合唱団って何?歌の上手さと魅力を徹底解説
岡本知高の歌唱力と魅力

女性とは違い、男性は普段から腹式呼吸で息をしています。それは、成長段階の早い時期で正しい呼吸法(腹斜筋呼吸)を身に付けることが出来ることに繫がります。
岡本知高さんのレパートリーは幅広くあり、バロック時代の曲から始まり、オペラ、ポップミュージック、演歌、ロック、果てはミュージカルまで。
そして、国内外のオーケストラや様々なアーティストとの共演もありテレビに露出しており、以下の番組に出演していました。
「ラジオパークからこんにちは」
「題名のない音楽会21」
「徹子の部屋」
「めざましテレビ」
など他にも多数出演
他にもドラマの主題歌だけでなく、カバー曲も歌われています。
一緒に歌っていると、どうしても高音に引っ張られてしまい裏声が出やすくなる人がいますが、それを歌いながら抑えるのは至難の業ですよね。
だから岡本知高さんは、相性のよさげな人とのコラボとなったり、ソロとして歌いがちになってしまうのです。
関連記事:[一般説]高音の出し方で歌が上手くなるって本当?ミックスボイスを調査
岡本知高のデビューアルバム
2枚1組となったCDです。
2004年7月発売
- クラシック
- J-POP、フォークのカバー曲
クラシックもそうですが、ポップやフォークソングのカバー曲なんて素晴らしい!
岡本知高さんの歌を聴いていると、日本人歌手の歌い方は母音をハッキリと歌っており、曲は耳コピしやすく歌詞には余計な母音も単語として捉えやすいものだと分かるものです。
例えば、こちらのようになります。
テロップ 「ほら、足下を見てごらん」
オリジナル 「ほおら、足下を見てごらん」
岡本知高さん 「ほーぉら、足下を見てごらん」

分かる分かる。日本人は音階を音として捉えるから、どうしても母音を出すんだよね。その代わり声楽出のプロは違う。
柔らかいニュアンスでオブラードに包み込んで、母音は隠すように口の中で転がすように歌うのだけど、山下さん分かる?

なんとなく…?

テロップ見て歌えば良いんだよ。「ほら、足下を見てごらん」なんだから、「お」なんて入ってないじゃん。

たしかに! 岡本知高さんの歌声って聴いてみたいわぁ~。
山下さんのリクエストに応えて、岡本知高さんのアヴェ・マリアです。
岡本知高の強みと凄さ

難病を患い4年間もの間は家族と離れ特別支援学校で過ごした時期があった岡本知高さんは、心身共の痛みを知っている人です。
そんな方が持っている強みとはなんでしょうか?
その答えとなる動画がYouTubeにあげられています。
ソチオリンピックの日本代表選手団結団式で行われた「国歌独唱」
そして、もう1本。
夢の聖地 ナポリ マイエッラ音楽院
この2本を観ると、岡本知高さんの地声の高さと、「声」に対する貪欲さが分かるものです。
NHKが貼られている動画ではカストラートと呼ばれている歌い方が紹介されており、どんなに呼吸が大事なのかが分かる動画なので、是非観て知って頂きたいです。
カストラートとは
「歌い方」と「呼称」の、2つの意味合いがあります。

どんな歌い方なんだろうね、知ってる?♫

俺は教えないから、楽しんで。
【歌い方】
歌い方とは、低音から高音へ、そして低音へと一度の呼吸で1回往復することであり、歌唱力アップと息の持続力を保つものです。
- 2人一組となり
- 歌い手は息を吸うと、もう1人は歌い手の下腹部を抱いて押さえる
- 歌い手は徐々に息を吐いていく
息が残っていると、腹は膨らんだままなので押さえている方には「まだ息を吐ききっていない」というのが分かるので、吐ききらせるように促す。
これは水泳と同じで、吐ききってないと次の呼吸をしても、段々と呼吸する回数が多くなり途中で立ってしまい、そこで終わりになるからです。
水泳もそうですが、呼吸することは「息を吸ったら、吐ききる」ことを心がけましょう。
【呼称】
カストラートとは、選ばれた者と呼ばれています。
よくゲームなどで「あなたは選ばれし者よ」と、言うくだりがありますが、あれと同じ意味合いです。
今を強く生きようとする岡本知高さんに相応しい言葉ですね。

オンラインゲームで、よくある言葉だね。
関連記事:[一般説]男性と女性では歌の練習法が違う?高音を出す練習法をご紹介!
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まとめ

岡本知高さんのことは少なからず知っていたので語ってしまいましたが、ご本人の地声が女性のソプラノなので”奇跡の声”という呼称に違和感がないのを感じ取って頂けたことと思います。
岡本知高さんの強みとは、
- 自分の強みは「声」
- 好きな事を仕事にしている
その他にも、極めつけなのがこれですね。
好きだからこそ、突き詰めていくという努力家
人間本来は、この「好きだからこそ」が一番の極上モノです。
好きだからこそ極めるんだという思いで、これからの人生を駆けて頂きたいと思います。熱烈なファンとして応援していきます。
皆さんも、是非、この「好きだからこそ」を、モノにしてみましょう!
前回の記事では唯一の男性だったよね。