どもー!シゲルでーすっ!
このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!
記事に関しては【茂解説】と【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。
【一般説】この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。【茂解説】シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。といった感じになっております。
どちらも面白いので是非ご覧くださーい!
はいどーも!シゲルでーっす。
今回は演歌歌手の島津亜矢さんの歌の上手さについて見ていこうかと思いまっす。
僕は基本的に高音発声について情報発信してて島津亜矢さんももちろん声高いっすけど「そういう次元の話じゃない!」って感じだったっすよ・・・!
こちらの動画でも話してます~。
島津亜矢の歌の上手さ
じゃあまずは結論。島津亜矢さんがどんな人かっつーと・・・化け物っす。
化け物・怪獣っすね。
褒 め 言 葉 っ す よ !
コブクロの「桜」カバーで分析する理由
今回見ていく曲はコブクロの「桜」を島津亜矢さんとCHEMISTRYの川畑要(かわばたかなめ)さんと一緒に歌ってる動画っす。
演歌じゃない曲を歌ったときに【上手さが際立つ】って感じで、島津亜矢さんの場合は特にそれが現れてるんすよぉ〜。
動画をぜひ見て欲しいっす
多分まだYouTubeとかに上がってるかもしれないんでよかったら見てくださいな。
本当は映像を見ながら「ここがこうで・・・」って説明したいっすけどいろいろ問題がありそうなんでやめときますわ。
島津亜矢の注目ポイントはココ!
僕が注目したのはこの6つっす。
- 息の使い方
- ビブラート
- 声質・声量
- こぶし
- 抑揚(よくよう)
- マイキング
他にもいっぱい良い所があるんすけど語るのに24時間以上かかっちゃうと思うんでこんくらいにしておきまっす。
島津亜矢の【息の使い方】
息の使い方は【切り際が上手すぎ】っす。
まぁ演歌歌手の方であれば当然のスキルなんすけど、改めて上手いなって思いましたねぇ〜。
鼻から息を出しながらスーッと切ってるんすよ。
口だけか鼻からも出すか
「口からだけ息を出して歌う方法」と「鼻からも息を出しながら歌う方法」っつーのがあるんすよ。
口だけだと吐く息の量を増やして徐々に声を小さくして口をだんだん閉じて・・・ってな感じでやって切り際をシュッとする事もできるっす。
鼻も使う方が消えるように切れる
その労力を考えると鼻から息を出しながら歌った方が最後の切り側の歌い方はスッと消えるように切れていく・・・ってなやり方があるっす。
島津亜矢さんはそれをバンバン使ってるんすよ。
島津亜矢の【ビブラート】
大きく誇張(こちょう)しない「最低限よりちょっと使ってるかな〜」くらいのビブラートでやってる感じがすごいあるっす。
だからだいぶ後ろに持ってきて使うんじゃなくて、確かちょっと早めにかけてるような気がしたんすよね。
ただその大きく揺らさないビブラートが あ ま り に も 自 然 で 。
使うor使わない
ビブラートを使うか使わないかを超ハッキリ分けてるっつー事なんすよ。
この曲がバラードなんで基本的にはビブラートを使ってるんすけど「このフレーズの時・このリズムの時にはあえてビブラートを使わない」って感じっす。
使うか使わないかをしっかり分けてその時も切り際の上手さがスゴい出てるんですわ。
使わない場合は音程が肝心
ビブラートを使わないってのはどういうことかっつーと1発で音をバシッと当たってるから【ビブラートで揺らさなくて済む】みたいなトコロもあるんですわ。
「あ、ちょっとずれた・・・。」ってのが許されないワケっす。
ビブラート使わない歌手は?
ビブラートを使わない歌手もいるっす。
JUDY AND MARYのYUKIさんとかは全部使ってないのかな。全然使ってるイメージないっすからあの人もすごいっすよね。
ビブラートを使わなくてもバッチリ音が合わせられる島津亜矢さんは演歌界のYUKIって感じっす。
島津亜矢の【声質・声量】
声質・声量については【ヤバすぎ】っす。
ヤ バ す ぎ な ん す よ 。
芯が通った声質
声質に関してはハスキーになった瞬間の島津さんの声を聞いたことはないんすけど本当に芯が通ってる声っすよね。
すごく小さな子供の頃から演歌を歌っててテレビも出てたんじゃなかったかな。
小さい島津さんが「ふふ〜ん♪」って歌ってる映像を見たことあるっすけど「子供でも上手い!」って感じがしたっすねぇ〜。
島津さんの年齢がおいくつだか知らないんすけどその時代にあれだけのレベルで歌えるって相当スゴい事だと思いますよ。
声量がデカイ!!
声が本当にデカイっす。
後ほど説明するマイキング(マイクの使い方)で話してくんすけど「声量もヤバすぎ!」って感じっすよぉ〜。
島津亜矢の【こぶし】
「演歌のこぶし」っていろんなイメージあると思うんすけど基本的に演歌ってこぶしが使われるっすよね。
「こぶし」・・・なんて言えば良いのかわかんないっすけど、演歌を聞くとフレーズのはじめとかによくある「力強くグッと歌う瞬間」のコトっす。
その使い方をほぼ消してますね。
演歌歌手の方はみんなこれができないっす。
演歌歌手だと気づかないレベル
その曲だけ聴いて島津さんの姿を見なかったとしたら演歌歌手って気づかないと思います。
ごくたま〜に演歌っぽい色を出すんすけどめちゃくちゃ少ないんであの歌い方は全く気づかないっすねぇ〜。
山口百恵への憧れも影響している?
たしか島津さんって山口百恵さんが好きなんすよね。なんかそんな情報を前に聞いた覚えあるっす。
その憧れもあってか普通の演歌以外の曲もめちゃくちゃ上手いんすよ。
演歌歌手で随一の実力者!?
今も演歌歌手の方で若い人たちもJ-POPを歌ったりしてるっすよね。
演歌以外の曲を歌う演歌歌手がどんどん増えているんだろうなーって感じはしますねぇ〜。
でも島津さんほど歌い方を使いこなしてる方は僕は知らないっす。
島津亜矢の【抑揚(よくよう)】
抑揚(よくよう)は【ほどよい】っす。
息の使い方とかビブラートとかこぶしもそうなんすけど「抑揚」っつーのは強弱だけじゃないっす。
「抑揚をつける」とかよく言うっすよね。
ついやりがちなのは・・・
結構ありがちなのが声の大小をすごいつけてしまうパターン。
一般人と島津さんのレベルの差
島津さんはその声の大小の差の「小」の方をちょっと大きめに出してるっす。
囁く(ささやく)ように歌ってる感じに見えるんすけど実は一般の人が歌っている感覚でいくと「あれは囁くレベルの歌い方ではないだろうな。」って感じ。
一般の人のMAXがレベル10で一般の人が囁く時に1のレベルで歌ってるとしましょうや。
島津さんってレベル100なんすよ。だから「囁くように歌う所も10からスタート」なんすよね。
レベルMAXまで使わない理由
しかも100までのレベルがあるのに100まで使わないで10からスタートして60くらいで止めるんですわ。
この歌が伝いたいであろうことを完全に表現するために100まで使わないっす。
一般人だったら1から10までしかないので100%使っちゃうんすよ。
だけど島津さんの場合は10からスタートして60までで使いこなしちゃうから最初のところから一般人の頑張ってるレベルまでいってるんすよねぇ〜。
強弱の差がつき過ぎない
それをうまく使いこなしているから強弱の差もあまりつき過ぎないんすよね。
相手が聞いてて気持ち良い抑揚・強弱の付け方かなって思います。
島津亜矢の【マイキング】
マイキングっつーのはマイクの使い方なんすけどだいぶ遠いっすねぇ〜。
斜め上にずらしたりリハでの確認がバッチリな感じもします。
ライブでは特に重要
ライブでは特にマイキングがどうしても重要なんですわ。
音響をいじってくれる方がいてその人たちに自分の思いって伝わらないんすよ。
サビが特に遠い
だいぶ遠いんすけどサビは特に遠いっす。
んでサビの時は正面からだとわかんないっすけど横からの映像見ると「わー離れてるな。」って感じっす。
サビの声がデカイ!!
サビの島津さんの声がデカイんすよ、ほんっとに。
島津さんは「私の声が大きのはわかってるの。ここでマイクを近づけてしまったら聞いてる側が耳が痛くなる可能性がありますよ。」ぐらいの声量があるっす。
声も高いからあまりマイクに近づけすぎると「うっ・・・」ってなるレベル。
「だからこそ私はマイクを離してそのマイクが拾ってくれた音ぐらいで良いわ。」ってコトなんすよ。
聞き手の事を本当に理解した歌い方に見えます。
マイクを斜め上にずらす
「マイクを斜め上にずらして音を離していく」といった事もやってました。
波形がイメージできてる動き
声を録音した波形って見たことありますかね?
声を出すと波打って止めると消える・・・みたいなやつを見たことある人もいるかもしれないんすけど。
あれに近いものがかなりイメージできるようになるんですわ。
僕にはなんとなく見えてるっす
波形がイメージできたりマイクと声がどう繋がっているかってのがなんとなく見えてくるんすよ。
それを息の使い方とか口を閉じたりする事以外に体を動かす事で最後スッと切ったりする・・・みたいなのがコブクロの桜歌ってる時の島津亜矢さんの動きはちょーぅ見えるんすよね。
実際に見えるわけではないっす
音楽作ってる人たちもそうなんすけど目に見えてないものが見えてくるんすよね。
色とか何かがじゃなくて想像力が働き過ぎて「ここでこうやったら限りなく小さい音で最後締めることができる」とか。
僕の場合は波形みたいなのがあってそれが口の先から出てて「どうやって切れる」ってのが見える。
目で見えるんじゃなくて想像力が働き過ぎて見えちゃうっす。
イメージ、イメージっすから・・・!
リハでの確認がバッチリ
それらのマイキングをリハーサルの時にちゃんと確認ができてるんですわ。
リハーサルってただ歌を歌うだけじゃないんすよ。
島津さんだったら・・・
「この環境だったらこのくらいマイク離しても大丈夫だろうな。」
「私の10%程度の小ささの声でもこのくらいのマイクの離し方だったら十分声が入るだろうな」とか。
場の環境と経験を活かして
だから今までいろんなホールでやって来た経験とすり合わせて考えてみて「きっとこのくらいでいけるだろう。」って感じで歌い出してるのがよくわかるっすねぇ〜。
歌い出しのマイクを構える位置
「最初の歌い出しの時点でマイクをどこに構えているか」ってのだけで「この人、ちゃんとリハーサルでいろんな事考えてやってるんだな。」
「今までもいろんな経験をしてきてそれをこの1発に当てることがやっぱりできる人なんだな」ってわかるっす。
「島津さん、ほんとすいません!」って感じなんすけど、そういう風に僕は思いましたよぉーぅ。
まとめ
ってなわけで島津亜矢さんの歌い方で「良いな!」と思ったところを一部ご紹介させていただきましたっ。
特にマイキングのところなんて謎の言語がいろいろ出て来て「なんだそりゃ?」って感じだったと思うんすけど(笑)
きっと島津さんは僕よりはるか上の所でもっといろんな事を見てるんじゃないかなって思いますねぇ〜。
ぜひみんな島津さんに追いつこう!
ではまた他の記事でお会いしまっしょーぃ。
ではでは、ばいび〜!