どもー!シゲルでーすっ!
このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!
記事に関しては【茂解説】と【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。
【一般説】この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。【茂解説】シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。といった感じになっております。
どちらも面白いので是非ご覧くださーい!
裏声を使いたいけど、どうにも上手くいかない……。
私も上手くなりたいと思って練習すればするほど、喉が閉まってしまいました。
息も続かなくなっていき、どんどん理想の発声から遠のいてしまったのです。
そんな私でも、少し工夫しただけで今では楽に歌えることができています!
コツさえ掴んでしまえば裏声は誰にでも出せるんです!
裏声でお悩みの方へとっておきの改善法と練習法をご紹介していきます。
裏声を出すために大切なことはこれ!
裏声を出す時だけでなく、歌う時に大切なのは、リラックスして余分な力を抜くことです!
身体がナチュラルな状態であるほど、その人の本来の声を出すことができます。
まずは、リラックスすることの大切さについて知っておきましょう。
リラックスする
身体が緊張状態にあると息も続かず声も固くなってしまい、裏声の場合は特に声帯が閉まりやすくなってしまいます。
その状態での練習が続くと、声帯自体を傷つけることに繋がってしまうのです!
もちろん、声帯を傷つけないために重要なことがあります。
それは、身体がリラックス状態であること。
リラックスしていると、それだけでとても身体に優しいため、歌う時には特に心がけていきましょう。
また、日常から余分な力を抜くことを意識してみてください。
心を開放する
身体と共に開放してあげたいのが、心です。
裏声を練習している時は「上手くなりたい!」と夢中になってしまいがち。
集中して頑張ることは素晴らしいことですが、頑張りすぎてしまうとそれこそ余分な力が加わってしまいます。
そこで、試してみて欲しいことがあるのです。
一旦立ち止まって、歌を歌う時の楽しさを思い出す。
それだけで、スッキリした気がしませんか?
心が軽くなったら、また練習を始めましょう!
このように、裏声を出すためには、余分な力が入っていないことがとても重要です!
次はリラックスするために大切な、身体をほぐすストレッチについてご紹介していきます。
練習前にエクササイズをしよう!
歌は身体が楽器ですので、歌う前には身体を起こすためのストレッチが効果的と言われています。
ここではおすすめのストレッチを紹介していきます!
こんにゃく体操のススメ
「こんにゃく体操」という言葉を聞いたことはありますか?
これは東京藝術大学でも長年使われている脱力法です。
試しに、両手を身体に巻きつけるように、左右に身体を揺らしてみましょう。
このように体をこんにゃくのようにグニャグニャと動かして、余分な力を抜くことが出来るのです。
首に力、入ってない?
意外と気付かない方も多いのが、首に力が入っている場合です。
首の力みは生活の中でついてしまった慢性的なケースが多く見られます。
力みを取る方法でおすすめのやり方をご紹介しましょう。
- 指で首の後ろの頸椎の一番上(第一頸椎)に触れます。
- 次に、もう片方の指で顎の先端を持ちます。
- 指に任せて、頭を左右にぐらぐらとゆっくり揺らします。
すると、意外と首や頭、ひいては肩にも力が入っているのがお分かりいただけるかと思います。
このように自分では力が抜けている、力んでいないと思い込んでいた方も多いのではないでしょうか。
他の部位でも知らぬ間に力んでいないか、ぜひご自分の身体と相談してみてください!
裏声のおすすめの練習法とは?
では、ここからは私がおすすめする練習法について紹介していきます。
皆さんも体をしっかりとほぐしてから行ってくださいね。
ハミング
ハミング(鼻声)は、口を閉じたまま眉間を意識して高音で発声します。
鼻から抜ける感覚や眉間や鼻の付け根が響いていることを意識してください。
それでも出づらい場合は、自分の声域と合っていない場合があるので、原曲キーを半音〜1音下げて歌ってみましょう。
「オ行」の練習
「オ」は口腔内にこもり響きやすく、裏声の感覚をつかみやすい母音です。
これを使って「マ行」や「ナ行」でも練習してみてください。
先ほどの鼻声のポジションと重なってくるので感覚を探りましょう。
地声と裏声のチェンジ
地声に対して、裏声は声帯がより閉じた状態の発声です。
いきなり、裏声を出すのは難しい人もいますよね。
地声と裏声を交互に出していく。
そんな練習をしていくと、だんだん裏声が出しやすくなるのです。
「ウ」の母音で、低いC音と1オクターブ上のC音とを交互に4拍ずつ伸ばします。
この「チェンジ」を繰り返して行うと、裏声が綺麗に出せるようになるでしょう。
また音から音に移動する時に、ずり上げてみる練習もおすすめです。
裏声の種類
裏声には3種類のポジションに分けられます。
ここでは、それぞれのタイプや特徴についてみていきましょう!
- ファルセット
- ミドルボイス
- ヘッドボイス
ファルセット
空気を多く含んでいるため「息漏れさせた繊細な裏声」という印象を受けます。
お風呂に入った時に思わず出てしまう「ふ〜」というリラックスした発声です。
ミドルボイス
「地声と裏声を混ぜたハリのある裏声」です。
色んなアーティストがこの発声を使っていて、日常生活では楽しくてつい思ったより声が出てしまった時の感覚に似ています。
ヘッドボイス
その名の通り頭声とも呼ばれ、「頭に響き芯のある裏声」です。
クラシックからハイトーンのロックシンガーまで幅広く使われる発声になります。
ライブで歓声を上げる時の「フー!」というのがヘッドボイスです。
声について
身体が資本の歌にとって、そのメカニズムを知っておくことはとても大切です!
ここからは、声そのものについて学んでいきましょう。
声帯の作り
声帯は2つの筋肉の働きによって生まれます。形は割り箸に似ています。
息を吸った時は割り箸が割れた状態、声帯が開いた状態です。
反対に、声を出す時は割り箸がくっついた状態、つまり声帯が閉じた状態になります。
この声帯が閉じた状態で息が流れることにより、筋肉が振動して声が出る仕組みなのです。
練習のしすぎは禁物
声帯は筋肉ですが、他の筋トレとは違いちぎれて成長することはありません。
でも歌いすぎて傷つけてしまった結果、声帯ポリープなどの病気につながってしまうケースもあります。
特に裏声は間違った練習方法をしていると喉に負担がかかりやすいです。
歌は身体が楽器ということを踏まえて、無理のない練習を心がけましょう。
まとめ
裏声は誰にでも出来るテクニックです。
コツさえ掴んでしまえば、楽々と高音も出せるようになるでしょう。
テクニックが備わると歌える曲の幅も広がるので、別のジャンルにも挑戦してみてください!
また、正しい発声を身につけることは、自分の声帯を守ることにもつながります。
自分のペースでそれぞれの発声と向き合っていきましょう!