どもー!シゲルでーすっ!
このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!
記事に関しては【茂解説】と【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。
【一般説】この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。【茂解説】シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。といった感じになっております。
どちらも面白いので是非ご覧くださーい!
皆さんはカラオケの時間を楽しめていますか?
私は好きな歌をバンバン歌えてめちゃめちゃ気持ちいいので、カラオケ大好きです。
カラオケってストレス発散になるし、嫌なことがあっても帰る頃には気分爽快で吹き飛んじゃってます!
だけど、時には自分の思うように歌えないこともありますよね。
この記事をご覧になっている方の中には、
「昔のように、キレイな高い声を出せなくなってきた…」
「サビを歌うと音程が高くて、声を出しにくい…」
「本当は歌いたい!でも声を出せずに場をしらけさせたくないから、いつも率先して聞き役に回っちゃう…」
などなど、モヤモヤとした思いを抱えている方が多いのではないでしょうか?
ここではそんなお悩みをお持ちの方にお応えすべく、誰でも気軽にできるボイストレーニングの方法と、ぜひ歌って頂きたいオススメの練習曲をご紹介します!
どんな方でもコツを身につければ、音の高いメロディーの曲でも、自信を持ってスムーズに気持ちよく歌うことが出来るようになりますよ。
さあ、一緒に楽しみながら学んで行きましょう!
高い声が出ない原因は何だろう?
高い声を出しにくいのはなぜなのでしょう?
なんて考えがちですが、実は間違った方法で歌っているのかもしれません。
原因を知ることは、現在の自分が見えていなかったことを客観的に知れるので、解決法を導くことができ、よりスムーズにレベルアップするための大きな一歩になります!
ここでは大きく3つに分けて解説していきます。チェックしてみましょう!
「私の高い声が出ないのはこういうことだ」って理由がわかるかも
のどに力が入りすぎ
普段発声する機会って会話をするくらいで、体調が悪くなければ声がかすれるってことはあまりありません。
だけどテンションが上がっていきなり大声で歌ったりすると、どんどん声がかすれてきて、歌う気分じゃなくなっちゃいますよね。
特にサビの高音でギュッとのどが引っかかってそれ以上高い音程を出せなかったり、「ちゃんと歌わなきゃ…」とプレッシャーを感じ過ぎて声がひっくり返ってしまうことってありませんか?
それはのどに必要以上の力が入りすぎているのかもしれません。
普段の生活では滅多に出さない不慣れな音を無理やり出すことで、声帯のまわりがびっくりして緊張してしまい、空気の出し入れをする通気口が狭くなってしまうのです。
歌う時はのどだけを使ってどうにか発声しようとしてしまいがち。しかし思い通りの高い声を出すには、頭からつま先までの体全体を使って声を大きく響かせることが重要になってきます。
息の量をコントロールできていない
「あーー」と長い声を出すと、息を吐くのが苦しくなって声もどんどん小さくなってきませんか?
歌うときも同じで、「あーー」と長い音を歌っていると、吐く息を保つことができず、か細く頼りない声になっていくのです。
吐く息が少ないということは、深い呼吸ができず吸う息の量が足りていなかったり、歌うときの姿勢がフラフラして安定おらず、高い音を出しにくくなります。
また、ある程度大きく発声すれば高音を出しやすくなることはありますが、ごまかすために無理やり声量を上げて息を多く吐きすぎても、体は自然と声帯を閉じようとしてしまいます。
かえってのどに必要以上に負担がかかり、のどを痛めてしまう原因になるかもしれません。
少し難しいかもしれませんが、自分に合う息の量を研究し、コントロールすることで無理なく楽にキレイな高い声を出せるようになってきますよ!
「どうせ高い声は出せない…」なんて自分で決めつけてない?
あなたはとってももったいないことをしているかも…
「どうせ自分は生まれつきの声が高い音に向いてないんだ…」なんて気弱になっていませんか?
どんな人でもトレーニングを積めば、今よりも高い声ですんなりと歌えるようになるんです。
始めは思っているよりも結果が出にくいので、くじけてしまう事があるかもしれません。
ですが継続することで、自分自身が持っている能力の引き出しがどんどん開かれて行くのが実感できて、とても楽しくなってきます!
歌声はその人自身がもともと持ち合わせている性質によるところもあり、個人差はもちろんあります。
しかしトレーニングして身につけたことが更に合わさってハーモニーとなり、段々とその人だけの魅力的な歌声に変化していきます。
すると次第に聴いている人の心にまで存分に響き渡るようになっていくかも!
せっかくなら、高い音程ががたくさん散りばめられた曲でも、まずは自分のために自信を持って気持ちよく歌いたくありませんか?
高い声を出すための「ボイストレーニング」をご紹介!
高い声を出すためのトレーニングにはどんなイメージがありますか?
そんなあなたに!
ここでは気軽で日常に取り入れやすく、お金もかからないトレーニング法をご紹介していきます。
自分だけの魅力的な高音ボイスを、楽しみながら手に入れましょう!
気持ちよく歌うために簡単できる体づくりって?
気持ちよく歌うためには、声を響かせられる体づくりが重要です!
まずは自分に合った柔軟運動や体操、ストレッチをしたりして体をほぐすこと。
心地よいリラックス効果で、何もしていないときよりもスムーズに声を出せるようになります。できれば毎朝続けてやってみましょう!
自分の声を体で出すイメージを持つことで、のどの負担が軽くなり、高い音でもスッと楽に出しやすくなります!
また全身の筋トレもオススメです。筋トレで体を動かすことで、脳の働きが活性化し、向上していくことが分かっています。
つまり、「どうせ歌えない…」というネガティブな心を、筋トレによってポジティブな方向へ運ぶことが出来るのです!まずは腹筋から始めてみましょう。
ちなみに、「運動して体は充分にほぐせたけど、『体に声を大きく響かせる』ってどういうこと?」と疑問に感じている方はいませんか?
そんな時は声を出すときにお腹を中心に意識しつつ、頭のてっぺんから足先まで、全身から声が出ているとイメージしてください。
自分が花火になったつもりで、大きく開いていくように意識しても良いかもしれません。
始めは少し難しいかもしれませんが、イメージの力は絶大です!
自己暗示効果で体が変化していきますよ。
腹式呼吸を練習しよう
歌を歌うには、のどだけではなく声の芯をがっちり支える為の腹筋の力もとっても重要なんです!
「腹式呼吸」は腹筋を利用した呼吸法で、高音を出すために絶対に必要なトレーニング。
腹式呼吸の練習をすることで、歌声が太く安定して出せるようになるし、息が伸びるので呼吸の量もコントロールしやすくなってきますよ!
①まず足を肩幅に開いて立つ。胸を張り、少し背中を丸めると呼吸を取り込みやすくなる。
②お腹の「丹田(たんでん。おへその下4本分のところにあるツボ)」に手を当て、8秒かけ息を吸う(お腹が少しずつ膨らむのを意識しながら、出来るだけ息を吸い切る)。
③お腹の「丹田」に手を当てたまま、8秒かけて息を吐いていく(お腹が少しずつへこんで行くのを意識しながら、出来るだけ息を吐き切る)。
④1日に3回から5回くり返す。
ここで出てきた「丹田」とは、体中の自立神経が集まった部位のこと。
この丹田を意識した腹式呼吸を実践することで、心身リラックス効果や集中力、インスピレーションを得やすくなるので、表現力が向上するかも!
しかも、脂肪燃焼効果や免疫力アップも期待でき、良いこと尽くしの呼吸法なんです!
ちなみに、立ったままやるのが難しい方は、仰向けに寝て辞書・図鑑などの重い本や、中身が入った2リットルのペットボトルを1、2本お腹に乗せてやってみましょう。
お腹が呼吸でどう動くのか、より分かりやすくなります!
声を出してみよう
腹式呼吸に慣れてきたら、実際に声を出すステップに上がりましょう!
・まずは「遠吠え」でウォーミングアップ!
犬の遠吠えのように、自分の声を高く遠くに飛ばすイメージで「ワオー!」と発声してみてください。
このイメージは実際に歌を歌うときにもかなり有効で、高音は「どこまでも遠くに飛ばしてやる!」というイメージをしながら歌うと、より響きやすくなりますよ!
できるだけ体がフラフラしないように、足を肩幅ぐらいに広げて、地面をしっかり踏みつけてくださいね。
最初は1メートル先に、次は2メートル先…と少しずつ距離を伸ばすイメージをしながら発声しましょう!
発声回数を増やすごとに体が慣れてきて、遠くまで届きそうな声がスムーズに出てくるようになります。
・ゾンビ発声法
普段の生活では極端に大きい声を出したり、アナウンサーのような早口言葉は言わないし、ハキハキときれいな発音をあまり意識して発声しないですよね。
なのでどうしても舌の動きが小さくなり、硬くなってしまいがち…。そうなると声が通りづらくなってしまいます。
ここで紹介するゾンビ発声法とは、舌をやわらかくしながら発声する練習法です。
舌をやわらかくする事で、声がはっきり通りやすくなり、高音でも楽に出せるようになります。
①舌を出来るだけ思いっきり外に出しながらのどの奥をパカッと開いてみましょう。口の中の空間を広げるようなイメージで。
②立ってゾンビのように体を前に傾けて、両腕を前にブラーっと垂らしながら、「ヴェー!!」と声を出してみてください。
初めのうちは恥ずかしいかもしれませんが、やってみるとどんどん楽しくなってきます。
・歌を「あいうえお」だけで歌ってみよう
「あいうえお」の母音だけで歌うというのは、歌詞をすべて母音だけで歌うということ。
「♪きみがよは ちよにやちよに」⇒「♪いいあおあ いおいあいおい」(国歌『君が代』)
このように、音を変えて歌う練習です。
歌詞をすべて母音で歌うメリットは以下の3つがあります。
①口の動きが大きくなり声量が上がりやすくなり、高い音もすんなり出しやすくなる
②一つ一つの発声がしっかり丁寧になるので歌詞の発音がきれいになり、聴いている人にも届きやすい
③歌詞が安定して聴こえるようになり、自分の表現したい歌い方に近づける
この練習法はかなり有効なものですが、音程が高すぎるハイレベルな曲を無理やり歌ってしまうと、のどを痛めてしまう原因になってしまいます。
自分の現在のレベルに合う曲で挑戦してみてくださいね!
トレーニングの時間取れないよ~!って時はどうしたらいい?
この記事を読んでいる方の中には、
「仕事が忙しくて練習の時間なんて取れない!」
「トレーニングはぶっ飛ばして、すぐにでも高音をキレイに歌いたい!
「今夜、急なカラオケの予定が入ってしまった!
なんてせっかちなお悩みをお持ちの方もいるかもしれませんね。
ここでは、トレーニングの時間が取れないという方向きに、すぐに使える技をご紹介しましょう!
やってみると、不思議と声が出ていつの間にか1曲歌い上げていたってこともあるかもしれませんよ。
歌う直前の裏技
・体をほぐしておく
いざ歌う前は緊張したりして、体が固まってしまいがちですよね。
そんなときには、歌う前に3つの首(首・手首・足首)をゆっくり回したり、軽い柔軟や屈伸運動をしたりしてして少しでも体をほぐしておきましょう!
体が程よくリラックスできるし、緊張もほぐれやすくなるので、のどに必要以上の負担をかけすぎずに歌うことが出来ますよ!
・ため息をつく
リラックスした状態ってどんな感じ?と分からない方は、ため息をついてみてください。
「はあ…」と吐いたときの状態が、のどが最もリラックスしている快適な状態です。
ただし!ため息をつくときは、体全体を使ってみましょう。
息を吸うときに両肩を上げながら、体に力を入れて思いっきり吸い込み、吐き出すときにガクッと力を抜くように吐き出してください。
緊張して固い状態と緩和のゆるい状態をわざと自分に与えることで、やっていくうちに体がリラックスした状態を覚えていってくれます。
ため息なんて、気まずくなりそうで人前ではやりにくいよ!という場合は、トイレなど人目のつかないところで試してみてくださいね。
・唇はしっとりと
唇が乾燥しすぎると、口に膜が張ったようになったり、皮が破れたりして思い通りに口を開けられないなんてこと、ありませんか?
不意に口を開けて皮がビリッと破ける痛い感触は、できるだけ体験したくないもの。
歌うときも同じで、唇が乾燥していると大きく口を開けないと声量は小さくなり、高音もキレイに出せなくなってしまうし、何より唇に意識がいきがちです。
せっかくの楽しいカラオケの時間にがっかりしたくないし、痛い思いもしたくないですよね。
そんな時はリップクリームやワセリンなどで唇を潤わせましょう!
口が大きく開けられて滑らかに歌えるので、カラオケの際は必ずバックに忍ばせておくべし。
楽しい気分をさらに盛り上げるために、自分の好きな香りのものをつけるとさらに素敵な高音ボイスが出せそうですね!
カラオケで注文する飲み物や食べ物は?
歌うときの飲食物は、「のどを刺激しないものにする」と覚えておきましょう!
氷が入っていて冷たすぎるものや、出来たてで熱すぎるものはのどに緊張や刺激をあたえてしまい、高音を気持ちよく歌うには向いているものとは言えません。
また、炭酸飲料はビリビリして刺激が強すぎるし、ヘルシーなイメージのウーロン茶はのどに必要な油分を奪い取ってしまい、声を出しづらくなるので注意が必要です。
飲み物は刺激が少なく、のどが潤って快適な状態をキープできるように常温の水やぬるくなったスポーツドリンク、梅昆布茶を意識して取るようにすると、長い時間歌いやすい環境が作れます。
食べ物はチョコレートや少し粗熱の取れたフライドポテトなど、程よく油分があるものを選ぶと声をスムーズに出しやすくなりますよ。
ただし取りすぎは体に良くありませんので、量を少しずつ調整してくださいね。
高音の練習曲[男性ボーカル編]
今まで頑張ってきたトレーニングの成果を発揮するために、実際に歌を歌ってみませんか?
男性ボーカルの曲は、音域が比較的低く、練習にぴったりの曲がたくさんあるんですよ。
ここでは特に練習しやすいものを厳選し、ご紹介していきます。
『ひまわりの約束』 秦基博
伸びのある独特な声質が魅力的な秦基博さん。こちらの曲は2004年に発売され、『STAND BY ME ドラえもん』主題歌でもあります。スローテンポでリズムが取りやすく、音程の上がり下がりが穏やかで歌いやすい曲です。
秦さんはテクニックのレベルが高い方ではありますが、まずはマネをしながらでも歌い慣れていけば、不思議と自然に技術が身について表現力を高められるアーティストではないでしょうか。
『チェリー』 スピッツ
1991年にメジャーデビューし、今や日本を代表するロックバンドとなったスピッツの代表曲。ボーカルの草野マサムネさんの甘いハイトーンボイスに心を掴まれますよね。
こちらの曲は安定した明るいテンポで、一部分だけ早くなったりキーが急に上がったりすることもなく、リズムが取りやすいので初心者でも歌いやすい曲です。
原曲のキーが高いと感じるときは、無理をせず自分に合うキーに調整して練習していきましょう!
高音の練習曲[女性ボーカル編]
女性ボーカルの曲は、音域が高いものが沢山ありますが、ここでは音程の上がり下がりが比較的穏やかで、無理せずに練習できる曲をご紹介します。
『にじいろ』 絢香
しっかりと芯のある声質が魅力的な絢香さん。こちらの曲は2014年にNHK連続テレビ小説『花子とアン』主題歌として書き下ろされた楽曲です。
『にじいろ』は音域が広すぎず挑戦しがいがある曲。裏声を使った高音部分は少し難しそうですが、頭のてっぺんから声を響かせるようなイメージで歌うと、まさに虹がかかりそうなきれいな高音を出せるようになるかも!
『Jupiter』 平原綾香
確かな高い歌唱力を持つ平原綾香さんの2003年発売のデビューシングルです。
この曲は低音から高音まで幅広い音域を持ちますが、低い音域・高い音域それぞれを練習できるお手本となるような曲。
低音は胸に響かせるように、高音は体の中から遥か宇宙にまで(木星まで届いちゃいそうなくらい!)飛ばすようなイメージで歌うと、壮大な世界観を表現できます。
まとめ
ここまで高い声を気持ちよく出すための方法や、練習曲をご紹介してきましたが、いかがでしたしょうか?
高い音を出すことができずにモヤモヤとしていた方は、まずは気軽に1つからトレーニングをやってみることで、確実に自分の可能性が広がって行くのを実感できるはずです。
最初は大変かもしれませんが、継続することができれば歌声が魅力的に変わって行きますし、苦手だった曲が大得意になるかもしれません。
ぜひ高い声をマスターして、より今まで以上に豊かに楽しく歌を歌っていきましょう!