[一般説]生歌で練習!マイクに頼りすぎずにカラオケで歌うには?

どもー!シゲルでーすっ!

このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!

記事に関しては【茂解説】【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。

【一般説】
この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。
【茂解説】
シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。

といった感じになっております。

どちらも面白いので是非ご覧くださーい!

新しい店で歌ってみたら、なぜか、うまくいかない。いつも行くカラオケBOXではそこそこ歌えると思っていたのに、こんなに下手だったかな。そんなことを思った経験はないでしょうか。

普段どおりに歌ってるのに声が曲に負けてしまう。大きな声を出そうとしたら、今度は声がかすれて伸びなくなって、音程まで外れてしまった。そんな方は、マイクや環境に合わせて、歌い方に変な癖がついている可能性が大きいです。

スナックなどではのびのびと、お酒を飲みながら座ったまま! 歌っている60代ぐらいの人たちもいます。そんな彼らに負けないように、生歌を少し鍛えてみませんか。

自宅でできる練習から、ちょっとハードなものまで、ご紹介していきますね。

 

カラオケマイクの特徴

カラオケが置かれているのは、ほとんどが狭い場所なので反響しやすい。また曲とマイクで拾った声が同時に1つのスピーカーから出てくるため、基本的にハウリングもしやすい環境です。

そのためマイクはハウリングしにくいように、また声量や声質に多少のアラがあっても本人が気持ちよく歌えるように、一定の周波数を削ったり持ち上げたりのチューニングがされています。

さらに自分で曲とマイクの音量のバランスを調節したり、エコーをかけたりすることはデフォルトですね。

本当の歌好きは、カラオケBOXでもマイクなしで歌う方たちも多いです。まずはそこを目指して、声量などを上げるトレーニングをしてみましょう。

 

歌うための筋肉を鍛えよう

繊細な動きというのは、技術や力のある人が力をコントロールするからこそ、できるものです。同じように声量や技術がなければ、イントロからの部分など、本人はサビを盛り上げるためにおさえて歌っているつもりでも、まわりにはボソボソとしか聞こえません。

歌うための筋肉を鍛えて、歌う力をつけましょう。 

 

姿勢を正す

当たり前だと思われるかもしれませんが、これが一番大事ですね。姿勢が悪いと声の通り道である声帯やのどが狭まって、声は自然と小さくなります。

次にあげる腹式呼吸や体幹トレーニングは、姿勢を正す助けにもなりますので、ぜひやってみましょう。

 

腹式呼吸(横隔膜)

簡単にいうと「息を吸った時にお腹をふくらませる呼吸法」のことです。逆に息を吸った時にお腹を引っ込めて胸をふくらませる呼吸法が胸式呼吸ですね。緊張している時や息が上がっている時になりやすいので、ストレスの多い現代では胸式呼吸の人が多いです。

腹式呼吸ではお腹をふくらませることによって、肺と消化器官を分けている「横隔膜」を下げ、肺を広げ多くの空気を取り込めるようになります。声量を上げ、またぶれることなく声を長く伸ばすこともできるようにもなるんですね。

安定した歌声を保つには、声を「お腹で支える」ことが必要ですが、その助けにもなります。

また安定した歌声を出すには、首や肩がリラックスしていることが重要です。胸式呼吸では、どうしても首や肩に余計な力が入ってしまうので、腹式呼吸はトレーニングの基本となっています。

練習方法
  1. 仰向けに寝転がる。
  2. そのままできるだけ長く(10秒ぐらい)、お腹を膨らませながら息を吸う。
  3. やはり10秒ぐらいかけて、口をすぼめて「フー」とか「スー」とか言いながら、ゆっくりと息を吐きだす。
立ってやると、感覚がよくわかんないな。
だから、まずは寝た姿勢から。手を置いて、お腹がふくれているか、胸が上下に動いていないか、確かめてみて!

 

体幹トレーニング

安定した声を出すには、お腹を安定させる(お腹で支える)ことが必要です。お腹と言っても、体の表面にある腹筋をガチガチに固めるということではありません。スムーズに動かすためには、インナーマッスル(体の内部の筋肉)を鍛えることが必要です。

サッカーの長友選手が取り入れていることでも有名な体幹トレーニングは、歌う筋肉を整えるためにも有効です。いろいろな本も出ていますので、ぜひ眺めてみてください。本気でやるには覚悟がいりますが(笑)

お手軽な方法として、ホームセンターでも売っているストレッチポールを使うのは便利です。直径20センチぐらい、長さ150センチぐらいの煙突がたの筒ですが、この上に寝てバランスをとるだけでも結構きついです。

 

表情筋

はっきりと聞き取りやすい声を出すには、表情筋をうまく使うことが大事です。日本人には、ここが不利なんですね。

日本語は抑揚も少なく、小声でボソボソッとしゃべっても相手に通じる言語です。それに対して英語などは子音をはっきりと発音しなければ通じないため、はっきりと大声で話さなければならず、腹式呼吸や表情筋が自然と鍛えられています。

練習法1
  1. 顔のパーツを全部中央に集めるように、ギューっとすぼめる。
  2. 勢いよく開く。

美顔トレーニングにも、よく似た動きが出てきますね。

練習法2
  1. 上を向いて舌をできるだけ上に突き出す。
  2. 上を向いたまま舌をできるだけ下に伸ばす。

こちらの動きも、二重顎にききます(笑)

 

声の出し方を練習する

歌う筋肉を鍛えて声量ある安定した声を出せるようになったら、声の出し方も練習してみましょう。

ボイトレとして基礎的なものですが、イメージしにくければネットの動画などでも紹介されているので、探してみてください。

 

ロングブレス

息を長く吐き続けることを目指すトレーニングです。声を「お腹で支える」ことがうまくなるので、安定した声を出せるようになります。

練習法
  1. 腹式呼吸で30秒ぐらいかけて息を吸う。
  2. 「スー」っと音を立てて歯と歯の間から空気を出す要領で、30秒間一定の量の息を出し続ける。

慣れるまでは息の量を調節しながら、60秒ぐらい息を吐き続けることを目標にしてみましょう。

1分は長いな。なかなか息が続かないね。
大丈夫。続けてれば少しづつ伸びてくるから。

 

リップロール

唇を閉じたまま、唇をブルブルと震わせて空気を出す練習方法です。子供のころによくやったアレですね。緊張を解く効果もありますので、本番前にも効果的です。

声帯だけを使って音階を上げ下げするので、より慎重に音を出す必要があるため、音程をコントロールする訓練になります。

また唇のブルブルを長く維持するには、一定量の空気を出し続ける必要があるので、きちんと腹式呼吸ができていなければ、すぐに止まってしまいます。

練習法

  1. 唇を軽く閉じたまま、空気を出す。
  2. 唇が震えることで「ブルル~」と音がでる。
  3. 音が出るようになったら、音と音階を加える。

 

滑舌(かつぜつ)をよくする

はっきりと聞こえやすくしゃべることです。先ほど紹介したように、日本人は小さな声でボソボソしゃべっても伝わるため、滑舌の悪い人も多いです。このことは音程の狂いにもつながります。

イントロなど押さえて歌いたい部分でも、ちゃんと腹式呼吸を使って、最初の一音は特に意識してはっきりと音を出すように気を付けてくださいね。

 

道具に頼る

こちらはご案内だけ。ボイトレ用のお手軽な道具は、通販などで買うこともできます。マウスピース型でのどを広げて腹式呼吸をうながし、呼吸筋を鍛えるものが多いようですね。

個人的には、風船をふくらますだけでも、肺活量を増やすのにきいてる気がします。ラッパを逆さにしたような形のものを口に押し当てて、大声を出しても音漏れしない商品に、今、とても興味があります(笑)

天井の低いトイレぐらいの大きさの、部屋における防音小屋なんてものもあるようです。

 

歌を自分のものにする

ここまで、家でもできる基礎的な練習をメインにご案内してきました。最後に、「歌」そのものをレベルアップするための助けになる方法を、いくつかご紹介します。

 

何度も聞く

当たり前のことですが、うろ覚えでは音程など狂って当然です。何度も聞いて、耳できちんと覚えましょう。

楽譜を読める方には、楽譜をみることもおすすめです。耳では上がっていくように聞こえる音も、譜面を見ると実は同じ音だったりします。音符の長さをきちんと確認することもできますし、全体を見ることでブレスの位置も決めやすくなりますね。

 

十八番(おはこ)をつくる

けっこう本気です(笑)。最初に元気な60代の方たちのことをお伝えしましたが、彼らは何年も歌い続けてきている十八番を持っています。いざと言うときに使える、また自分が歌って本当に気持ちいい、歌いやすい持ち歌を作りましょう。

好きな歌と、うたいやすい歌は、やっぱり違うね。
そう。特に低い声は生まれつきの声帯の長さで、ほぼ決まるから、歌えない曲はあるんだよな。

 

録音する

自分の声は耳だけで聞いているのではありません。音が骨を伝わる骨伝導など、自分の体の内部から伝わる響きと混ざり合っているので、実際よりは低く聞こえています。初めて録音して自分の声を聴いたときは、のけぞるほど嫌いでした(笑)

音程や響きや伸びなど、他人が聞いているのと同じ声を客観的に確認するには、録音することが一番です。プロの方も何度も録音して修正していくことで、歌を作り上げていっています。

 

カラオケで実際に確かめてみよう

ここまで声のトレーニングをしてきたら、カラオケBOXで実際に確かめてみましょう。歌った歌をすぐに聞ける、プレイバック機能を持つ機種も多いです。

部屋(機種)によっては、マイクなしで歌っても採点機能を使うこともできるので、ぜひ生歌で挑戦してみてください。声量の上がった声でのびのびと歌うのは、気持ちいいものです。

マイクのボリュームを下げ、エコーを弱めにしても曲に負けないようになれば、たいていの場所でもへっちゃらですね。

 

レベルアップ

最後になりますが、これまで採点機能の評価対象の「ビブラート」、「こぶし」などの説明はしてきませんでした。

ここでおすすめなのが、LIVEDAMの「DAMボイストレーニング」です! レベルごとに用意されたドリルを使って、基本のリズムからビブラートなどまで、自分でトレーニングをすることができます。採点履歴を残すこともできるので、練習の成果を確認できるのもうれしいですね。

 

まとめ

生でも歌えることを目指すトレーニングをご紹介してきましたが、いかがでしょうか。

声量が上がれば音程も安定しますし、体幹を鍛えてお腹まわりが安定すれば、座って歌うことだって平気になります。

ただ最初にもお伝えしましたが、歌はリラックスすることがいちばん大事です。声はお腹で支えて、胸から上はゆるめて。

ご紹介してきた腹式呼吸などは、ストレスでこり固まった心やからだをほぐす効果もあり、また歌うこと自体にもストレス発散やリラックスの効果もあります。

ヒトカラでマイクなしの大声でのびのびと。気の合う仲間とハモってみたり。それぞれのやり方で、楽しく歌えたら最高ですね。

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