どもー!シゲルでーすっ!
このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!
記事に関しては【茂解説】と【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。
【一般説】この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。【茂解説】シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。といった感じになっております。
どちらも面白いので是非ご覧くださーい!
はいどーも! シゲルでーっす。
今回は「ボイトレしてもミックスボイスが出せない人の特徴」ってコトをテーマに見ていきましょう。
【ボイトレ】とはボイストレーニングのことで【ミックスボイス】とはこのサイトでは「芯のある高い声のこと」だと思ってくれればいいです。
こちらの動画でも話してます。
ボイトレしても高い声が出ない人の特徴
今回の解説ポイントはこちら。
- ボイストレーナー選び
- 初期能力の違い
- 間違ったものを手に入れようとしている
- トレーナー選びの基準
ボイトレをしても高い声が出ない人の特徴は、結論から言うと「トレーナー選びを間違えているから」ってことになります。
僕シゲルは全然高い声が出せなかったんです。
「才能が無くて出せなかった」。
ボイストレーナー選び
ボイストレーナー選びの注意点はこの2つ。
- 実績で判断している
- 値段で判断している
実績で判断している
【ボイストレーナー自身の実績で判断している】とちょっと難しいですね。
【実績】ってのはどういうことか。Official髭男dismのボーカルの藤原聡(ふじわらさとし)さんで例えてみましょう。
【実績】は売り出し用の肩書き?
過去にOfficial髭男dismの藤原さんに教えた実績があるボイストレーナーさんがいたとします。
その人は「ヒゲダンのボーカルにも教えた!」という肩書きにして売り出すことってのがあるんですよ。
その実績を変に履き違えて鵜呑みにしてしまうとあまり良くないんです・・・。
実績を鵜呑みにしないで
ヒゲダンのボーカルの藤原聡さんは元々喉が強いんですよ、あの人。
ボイストレーニングを習う前にはその声が出せなかったとしましょう。
ただそれっていうのは「藤原さん自身が才能を引き出す方法を知らなかった」ってだけで才能自体は持っていたワケなんですよ。
トラに獲物の取り方を教える
簡単に言うとトラが「僕、獲物を狩る方法とか知らないんです〜・・・。」って言ってたとしたら・・・
「じゃあ前足の爪でガッと獲物を掴んで牙で噛み付けば良いんですよ。」ってその方法を教えてあげれば獲物は狩れるんです。
能力値が元々あった人に対してその方法を教えてあげると出来るようになる・・・ってなわけですわ。
才能ナシを伸ばした実績か?
その実績ってのは「才能がある人に才能の出し方を教えてあげた」っていう実績であって。
僕のように全く才能が無い人間に対して才能がある人間に近い状態の声の出し方を教えたっていう実績ではないんですよね。
「才能が無い人に能力を与えた」っていう実績ではないです。
そこをしっかり判断しておかないと「才能ありきで教える内容」を教えられたとしても才能が無ければ出来ないことだらけ。
「あのトラが出来たんだから人間の君も出来るでしょ!」って言って、手の爪でシマウマとかをガッって掴んで歯で噛み付いたとしても、多分蹴られてこっちが怪我しちゃいますよね。
才能が無いんだから、真似しても出来ませんよ。
「そのボイストレーナーの実績が本当に自分に効果のある実績なのか」ってのをちゃんと見極める必要があるわけなんですよねぇ〜。
値段で判断している
【値段で判断している】ってのは、例えば場所が東京とかだとどうしてもそこのスペース借りるってだけでもお金がかかるんですね。
それを踏まえた上でボイストレーニング代ってのを加算していくので「地方の家賃が安いところで借りるかどうか」ってのでも当然値段は変わります。
家賃+能力提供=レッスン代
だから家賃が高いところで教えてるってことはその金額プラスボイストレーナー自身がその地域に住んでいるってことです。
住んでいる地域の家賃も高いので、そこにボイストレーナーの能力を足すのでそりゃレッスン代が高いわけですわ。
値段だけでは判断できない
なので「値段が高ければ絶対良い」って判断しちゃいけないし「値段が低かったら教えられることはあんまり無いんじゃ無いかな・・・?」って判断してはいけないよーってことです。
実績を積めば積むほど金額も上がったりするのでそこのところを履き違えないように気をつけましょう。
初期能力の違い
【初期能力の違い】については他の記事でも話しているんですけど。
ボイストレーナーってのは歌が好きで「歌で食べていこう!」って思ってボイストレーナーになってることが多いです。
ボイストレーナーは【化け物】
元々才能があったけど最初はその能力に気づいていなかった。
だけど「練習することで自分の才能を開花させた」っていう「一見すると人間に見えるけど実は化け物だ!」っていう人、結構多いんですよ。
自分にも化け物級の才能が必要
そんな人から教わるなら自分の化け物級の才能が無いと同じようにはなれないです。
「得られるものはめちゃくちゃあるからそれでOK!」って方はそれでいいんですけど。
自分の初期能力を見誤らない
つまり【自分の初期能力を見誤らない】ってことが大切です。
関連記事:[茂解説]高い声を出す練習方法はある!でも普通にボイトレしても無理
【初期能力】ってどう調べるの?
自分の最高音域と最低音域を把握するのは大前提であって。
それ以外にも自分の声が張れる部分とか細くなる部分とかいろんな表現ができる部分とかってあるんですよ。
声が高くなれば高くなるほどいろんな制限がかかってくるし声が低くなればなるほどいろんな制限がかかってくる。
なので使いこなせる音域・使いこなせない音域、あるいは「どうつかいこなせるのか」「どう使いこなせないのか」ってのをぜ〜んぶ把握する必要があるんです。
いろんな人と比べて
そのレベルってのはプロの歌手やボイストレーナーとか自分の身の回りの友達とかを相対的に見ることで自分の初期能力を見誤らないようにすることができるんです。
そうすることで見誤ることがなくなります。
そのためには【自分の能力をまずは知る】こと。
そしてボイストレーナーから教わる時にそのボイストレーナーは自分の能力値にどれくらい近いのかを確認すること。
間違ったものを手に入れようとしてる
【間違ったものを手に入れようとしている】。例えばこんな感じ。
- 出来上がったものを手に入れようとしている
- 動作は同じでも質はライオンと人間くらい違う
出来上がったものを手に入れようとしている
ボイストレーナーの才能も含めて出来上がったものを手に入れようとしても無理なんです。
才能ありきで出来ていることって多々あるんですよ。
そこに努力を積み重ねて作り上げたボイストレーナーの歌い方全てを「出来上がったもの」だとして。
「それを手に入れようとしても自分の能力がボイストレーナーに近くないと出来ませんよ」ってことです。
ボイストレーナーの元々の能力値が自分とどれだけ近いかってのが超大切であってそこをしっかり判断しておかないといけません。
言葉を鵜呑みにしちゃダメ!
ただ出来上がったものを受け取っただけでは無理なんですよ。
たとえ「あのボイストレーナー、才能が無いって言ってて最初はこのぐらいの音域しか出なかったって言ってたけど、今これぐらい出せるようになったって言ってたな。じゃあ僕も同じように出来るだろう。」って思っても。
出し方を知らなかっただけかも
以前ボイストレーナーが出来ないと思っていた最高音域が同じ音域だったとしても「それは出し方を知らなかっただけ」っていう可能性が非常に高い。
なので「鵜呑みにしない方がいいですよ!」ってことです。
それを丸々手に入れようとしても教わろうとしているボイストレーナーよりも才能が無いんだとしたら手に入れようとしても無理。
僕は無理でした。
質はライオンと人間くらい違う
ライオンが噛む力と人間が噛む力って違いますよね。
ライオンの四足歩行の形で獲物に噛み付いたととして、そのポーズを人間が真似して獲物なり何かに噛み付きました。
でもライオンとは威力が全然違うんですよ。
同じようにしても出来ない理由
だからボイストレーナーが「あなたも私と同じように口をこういう風に開けて歌ってみてくださいね。」って言って自分もやってみたとしましょう。
体の動きとか口の動きとかをそのボイストレーナーと同じようにやってみても能力の差があった場合は全然出来ないんですよ。
ボイストレーナーが発信している動画でよくあるのが「こうやってこうやって、こういうふうにやってるとこうなんですよ〜」みたいな解説があるじゃないですか。
途中まで出来るんだけど突然出来なくなるボーダーラインがありませんか?
見えないところで筋力が全然違ったり喉の構造が違ったりしますから。
それがこの「同じ動作でも質が違う」というパターンなんです。
トレーナー選びの基準
さいごは【トレーナー選びの基準】についてです。
スタートラインが自分に近いかどうか
実は何度も言っていますが【スタートラインが自分と近いかどうか】なんですよ。
「ボイストレーナーの初期能力が自分とどれだけ近いか」ってコトを知るべきです。
【どれだけ近いか】ね。
だから「上手いかどうか」「スゴイかどうか」っていうのは最初のインパクトとしてはすごく惹かれるものがあるんですけど。
そのボイストレーナーが今表現していることが今教えられる限界値で、そのレベルに自分がなるために「習おう」って思うわけじゃないですか。
ただその限界値を見たときに「わぁすごい!この人に習おう!」って判断するのは早すぎるんです。
ボイストレーナーの探し方
「わぁスゴイな、この人みたいになりたい」って思ったとしましょう。
「じゃあその人が「出来なかった」って言ってる最初の頃ってどういう状態だったのか?
確認するのはキーだけじゃない!
おそらく「キーがこのくらいで・・・」とか話してくれると思うんですけどキーだけではなく「どうやったら出来るようになったのか」をチェックしてみてください。
「ちょっと体勢を変えて・・・」みたいなけっこう抽象的な表現だとしたらボイストレーナー選びを考えたほうがいいです。
まずは聞ける土台を作ってから
ボイストレーナーも遊びでやっているわけでは無いので「無料でくれくれ〜」って言っていると嫌がられますからね。
「タダでくれ!」ってのはダメです。
体験レッスンとか何かを受けてちゃんと質問できる土俵に立って相手にもちゃんとメリットを提示してくださいね。
その上で自分が継続して習うかどうかを決めていったらいいと思います。
1ヶ月だけでも体験レッスンでもなんでもいいと思うので1回その人に習ってちゃんと聞いてみたほうがいいと思いますね。
どうやって比較すればいいの?
「じゃあ自分とスタートラインが近いかどうかをどうやって聞こうかな・・・」って思う方もいると思います。
それは自分の初期能力をちゃんと紙とかに洗い出してみるといいでしょう。
「僕は今こういう状態です。先生はどういう状態でしたか?」って。
そういう風にして近い人を見つけて言ったらいいと思いますが、結構抽象的な返事をしてもらっちゃった場合は「そのボイストレーナーは元から才能があるのかな」と思いますね。
「どれだけ僕と当てはまっていますか?」って聞いてみるのもいいと思いますよぉ〜。
ボイストレーナーもいろいろ
とはいえボイストレーナーもピンキリなので【才能があって歌が好きでボイストレーナー】になった人もいれば【本当に才能がなくて頑張ってボイストレーナーになれた】って人もいるんですよね。
なので自分の能力値をきちんと把握して洗い出してる上で確認していただければわかってくると思います。
やっておくべきことはボイストレーナーに聞くよりも前に【自分の能力値をちゃんと洗い出す】コト。
関連記事:[茂解説]歌についてのお悩み相談!才能って何?方向性がわからん!
まとめ
今回はボイトレしてもミックスボイスが出せない人の特徴」ってコトをテーマに見ていきました。
みなさんが自分の体にあったより良いボイストレーナーの下で教わることができるように願っております。
時間を大切にしていきましょうね。
ではまた他の記事でお会いしましょう〜。
ではでは、ばいび〜!