どもー!シゲルでーすっ!
このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!
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【一般説】この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。【茂解説】シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。といった感じになっております。
どちらも面白いので是非ご覧くださーい!
はいどーも!シゲルでーっす。
今回は元モーニング娘。の高橋愛(たかはしあい)さんの歌唱力についてお話ししていきまっす。
早速見ていきまっしょーぃ!
こちらの動画でも話してます~。
今回解説する動画はこちら
今回解説するのは「UTAGE」って番組で大塚愛(おおつかあい)さんの【プラネタリウム】を高橋愛さんとAKB48の柏木由紀(かしわぎゆき)さんで歌った動画っす。
結論から言うと高橋愛さんは・・・ヤバイ。
ちなみに言っておきますけど柏木由紀さんも十分上手いっすからね!
高橋愛の歌唱力のポイント
今回はこの4つのポイントから見ていこうと思いまっす。
- 鼻から息を抜く技術
- 引っ張っていく力
- 本来のパフォーマンス
- ダンス
鼻から息を抜く技術
鼻から息を抜く技術が演歌歌手クラスの上手さで曲の最後は後藤真希式って感じっす。
演歌歌手クラスの上手さ
演歌歌手の方って歌ってる時に切り際がめっちゃ上手くないっすか?
その上手さってどこから出てるのかっつーと【鼻の息】を使いこなしてるんすよ。
口閉じても鼻から息を出してるから音がまだ出てるんですわ。
関連記事:[茂解説]演歌歌手島津亜矢の歌唱力は凄い!上手さのポイントを解説
柔らかさを持たせる
本来は鋭い声だけど鼻から息を出すことによって柔らかさを持たせることができるっす。
演歌歌手の曲の切り際の歌い方を聞いてみるとわかるっすよ。大抵の方は出来てるし上手いっすから。
曲に合わせてポップス寄りにしてる
高橋さんは演歌歌手寄りにはせずにちゃんと曲に合わせてポップス寄りにしてるっす。
このプラネタリウムって曲はAメロがすごいオケ(バックミュージック)が静かなんすよね。
ここで鼻の息を遮断して声を出してしまうと声に鋭さが出てしまって声が浮いちゃうんすよ。
そうすると曲と合わなくなってしまうんですわ。
そういうのを理解して鼻から息をほどよく出してコントロールしてるのがよくわかるっすねぇ〜。
口だけで声量コントロールは難しい
そこで何が起こるかっつーと・・・コントロールの難しさってのが起こるっす。
鼻から息を出さずに口のみでコントロールしようとすると低い音に行った時にちょっと音がブレやすくなるんですわ。
鼻から息を出すメリット
鼻から息を出しながら歌うメリットは「口をわりと閉じてても歌える」ってことなんすよね。
だから低い音域になった時に音程のブレをかなり抑えることができる歌い方になるっす。
曲の最後は後藤真希式
曲の最後は高橋愛さんと柏木由紀さんが一緒に歌ってます。
最後の1秒もないちょっとした瞬間にふわって声が聞こえてくるんすよ。
それが高橋愛さんの技術なんですわ。
これを後藤真希さんもやってたんで僕は【後藤式】ってよく呼んでるっす。
これ誰が教えたのかな? やっぱ菅井先生かなぁ〜って思っちゃうんすけど。
後藤式はまず歯から閉じる
フレーズの終わり際に唇から閉じるんじゃなくて歯から閉じるんすよ。
でも歯を閉じた状態でも喋れるっすよね。発音できない音ってあんまりないっす。
歌い終わりに唇で音を遮断するんじゃなくてまず歯を閉じて自然に口の中の広さをだんだん狭めていって。
ボリュームを自然と下げて行って唇をだんだん閉じていくっす。
次に鼻の息をゆっくり遮断
でもここで鼻からも息が出てるんで完全に音が遮断されたわけじゃないんすよ。
それで鼻の息をゆっくり遮断することによって最後にふわっとした表現ができるっちゅーわけなんですわぃ。
これはみんなに聴いてもらった方がいいっすねぇ〜。
本当は映像を流しながらお話ししたいんすけど後から問題になったらちょっと嫌なんで説明だけになっちゃうっす・・・。
引っ張っていく力
引っ張っていく力は【半端ない!】って感じっすねぇ〜。
- 最初に歌う
- ハモリ担当
- 柏木由紀の声を包む
最初に歌う
最初に歌いだすってのは大変なんすよ。
もちろん緊張とかもあるんすけどこの【プラネタリウム】って曲は最初の方は音数が少ないんでリズムが取りにくい感じがします。
僕は高い曲歌う時とかはよく走っちゃりするのでよくわかるんすけど音数が少ないオケってのはすごい歌いづらかったりするっす。
緊張とかもして走り気味になっちゃうんすけどそこを「私が行くわ!」って感じでちゃんとやってくれている。
ハモリ担当
ハモるところが1箇所だけあって高橋愛さんはハモリ担当でちゃんと二人で目を見合って歌っているっす。
高橋愛さんは柏木さんの口の動きをちゃんと見て柏木さんが最後のフレーズを歌い切るところまで見送って音を切っていたんすよ。
柏木由紀の声を包む
先ほどお伝えした通り柏木さんは息を鼻から出していない歌唱法に感じるので声にちょっと鋭さがあるっす。
高橋愛さんも同じ鋭さでいってしまうとぶつかる瞬間が出てどっちかが前に出ちゃうことがあるんすよね。
そういう事が無いように普通に歌っている時もちょっと声楽寄りに歌う事で柏木さんの声を柔らかく包み込んでいるんですわ。
伝説の5人編成時代のリーダー
やっぱモーニング娘。でリーダーやっていただけの事はあるっすよね。
モーニング娘。って10人くらいいるイメージっすけど【5人でライブをやった伝説の映像】ってのがあるっす。
それ見ればわかるんすけど鬼気迫る感じのグループを引っ張っていく力があるのはすごいなって思ったっすね。
本来のパフォーマンス
このプラネタリムだけ聞くと「こういう歌い方する人なんだ〜」って思うかもしれないっすけど本来、高橋愛さんはは全然そんな歌い方じゃないんです。
- こぶし
- 声量&深さ
- 軌道修正の早さ
高橋愛のこぶし
モーニング娘。でパフォーマンスを繰り広げていた頃には「【個】の力もどんどん出していく」って印象が強かったんすけど。
一番印象的だったのは【こぶし】っすね。
もう演歌歌手系みたいな感じのこぶしなんですわ。
「Come on!」にあふれる個性
「Come on!(来いよ!)」って意味の掛け声があるんすけど。
他のメンバーの亀井絵里(かめいえり)さんって方がいてその方は「カモン!」って軽い感じなんですよ。
んで田中れいなさんは「キャモン!」って言うっす。
ただ高橋愛さんのだけは・・・「ゴンッ!!」って聞こえるっす(笑)
高橋愛の声量&深さ
声量もあるし声楽的っすね。
確か宝塚歌劇団がすごい好きで休日はよく観に行ったり・・・ってのを聞いたことがあるっす(間違ってたらごめんちゃい)。
やっぱ声を出す事とかパフォーマンスをする事にストイックだなって感じがします。
軌道修正の早さ
僕、モーニング娘。のライブは何回か参戦させてもらってるっす。
琵琶湖ホールだかどっかのライブですごい難しい曲があって。
曲の途中で無音になった後の出だしを声とオケでバンッて合わせる必要がある曲だったんすよ。
それの昼公演と夜公演があって僕はどっちも見たんすけど・・・
昼公演でミスってしまったんすよ。
昼公演でのミスを夜公演までに修正
んで夜公演はどうだったかっつーと・・・バッチリ。
夜公演ではバッチリ合わせてきたんですわ。
んで最後の卒業ライブの時もちゃんと成功してるっす。
音が一切なくなってからの合わせなんでめちゃくちゃ難しいんすよ。
どうやってるんだろう? 自分でカウントしてるんだとしたらとんでもないっすね・・・!
プラネタリウムのモタりはわざと?
今回のプラネタリウムの映像の場合は出だし3、4文字目くらいのところで【一瞬モタる】んすよ。
走るってのは本来のテンポよりも早くなっちゃう事を言うんすけど、モタるはそれの逆でテンポよりも遅くなっちゃう事を言うっす。
あれは・・・あえてやってる気がしてるんですわ。
オケが聞き取りづらいため
このプラネタリウムって曲はさっきもお伝えしたようにすごいオケが聞き取りにくい感じでんすよ。
出だしのところは強く声を出しちゃうと特に聞き取りづらくなる気がするっすね。
さらにこの番組の構成上、撮り直しがきかないんすよ。
他の歌手の方が歌って「じゃあ次そのまま流れて歌い出す」って感じなのであえてモタらせたのかなって。
走っちゃうと大失敗する
走っちゃうと曲は後から流れてくるんすよ。
曲は普通に流れているのに対して自分だけテンポを速めて歌っちゃってるから当然っすよね。
そうなると「あれ?」って気づいた瞬間に「今さっき先走って歌っちゃった箇所のオケが後から流れてくる」っていうすごい怖いことが起こるんですわ。
ただモタる分にはそれって起こらないんすよね。
もしかしたら一瞬わざとモタらせて絶対走らないようにしたのかなーって思える映像だったっす。
モタりが失敗だったとしてもスゴい
もしそれが失敗だったとしてもその次のフレーズからバッチリ合ってるんですわ。
だから曲に合わせてわざとモタらせたんじゃないかなーって思います。
もしわざとだとしたら「よく考えてるな〜」と思いますし失敗だったとしてもその直後に完全に合ってるんでそれはそれでプロですわ。
高橋愛のダンス
大胆かつ繊細
ダンスに関しては【大胆かつ繊細】。
指先まで神経が行き届いているのが歌にも表れているって感じっすねぇ〜。
やっぱ動きがスゴいっすよね。あんまり詳しくは語らないっすけど見てみればわかると思うっすよ。
指先がしなやか
あと指先かな。指先が本当にしなやかなんすよ。
そのしなやかさってのは完全に意識してやってて、それが【鼻から息を抜く技術】でお話しした最後まで気を抜かない後藤式の歌い方にも出てるんすよねぇ〜。
モーニング娘。のライブはオススメ!
モーニング娘。のライブに行ったことがない人はけっこうオススメっすよ。
ライブ参戦初心者にも優しいファン
「初めてモーニング娘。のライブ見にきました!」人でペンライトを持っている人ってなかなかいないっすよね。
ファンの方がポキって折って使うタイプのペンライトを「これ使ってください」って持っていなさそうな人に配ってる姿を目の当たりにしたっす。
それで終わりじゃないっすよ。使い終わったゴミを自分たちで回収してるんですわ。
他にも、ライブ参戦者は男性陣が多いんすけどロビーに行くと女の子の香りがするんすよ。
モーニング娘。が優しいファンを作ってる
ロックとかだとハッチャケたりして客層が怖いイメージがあると思うんですけどモーニング娘。の場合はかなり大人の対応ができているのですごい良い環境だと思いますね。
どこの会場へ見に行っても楽しめるんじゃないかなって思うっす。
でもそれを生み出しているのも【モーニング娘。】っていうカラーがあるからだと思うっす。
歌唱力分析の要素が少ない理由
高橋愛さんの歌唱力分析・・・実は今回は要素が少ないんすよ。
ほんとはもっとあるんすけどもっとマニアックになってしまうと聞いててつまんないっすよね。
【上手い人=球体】【上手くない人=岩】
歌が上手い人から上手いポイントを解説するって難しいんですわ。
【上手い人と上手くない人】を形に例えるなら【球体と岩】っす。
【岩】ってゴツゴツして粗が目立つっすよね。
良いところも悪いところも全部含めてゴツゴツしているからパッと見て良いところと悪いところを抜き出そうとしたらわかりやすいっすよね。
球体を顕微鏡で見ている感覚
ただ、かなり球体に近い状態まで上手くなっているとその角を見つけるのがかなり難しい状態なんですわ。
例えばゴムボールだって球体っすけど顕微鏡で見れば「ツルツルで何もない」ってことは無いじゃないっすか。
何かしらの突起や穴があったりするっすよね。
伝えるにはマニアックすぎる
それに加えてまだ伝えるところがあるけど顕微鏡で見てるからマニアックすぎて「シゲルが何言ってるのか全然わからないんだけど・・・」って所まできちゃう、と。
「それじゃつまらないから皆さんのわかる所までで押さえておきましょう!」っちゅー感じっす!
まとめ
ってなわけで今回は元モーニング娘。高橋愛さんの歌唱力についてお話しさせていただきましたっ。
この【UTAGE プラネタリウム】の動画、なかなか面白いんでぜひ見てくださいな。そこらへんに転がってると思いますよぉーぅ。
ではまた次の記事でお会いしまっしょーぃ。
ではでは、ばいび〜!