[茂解説]part3ミックスボイスは地声?裏声?習得は難しい?歌声を聴きながら解説

どもー!シゲルでーすっ!

このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!

記事に関しては【茂解説】【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。

【一般説】
この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。
【茂解説】
シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。

といった感じになっております。

どちらも面白いので是非ご覧くださーい!

はいどーも! シゲルでーっす。

今回は「ミックスボイスは地声?裏声?習得は難しい?歌声を聴きながら解説」というタイトルでお話しさせていただきますね。

「ミックスボイスってなに?」「ミックスボイスって地声?裏声」「ミックスボイスは習得できるの?」という疑問をお持ちの方へけ向けた記事で全部で5つのシリーズ物になっています。

今回の記事はPart3で、Part1Pert2の応用編です。

全部違う発声についての記事なのでぜひ5つ全てご覧くださいね。

きっとミックスボイスへの理解が深まり現時点の自分の実力を高めることができるでしょう。

知識を手に入れることには大きな効果がありますよ!

シゲル
僕シゲルがどんな人間なのか、シゲルのミックスボイスの定義についてもこちらからどうぞ☆

関連記事:[茂解説]part1ミックスボイスは地声?裏声?習得は難しい?歌声を聴きながら解説

関連記事:[茂解説]part2ミックスボイスは地声?裏声?習得は難しい?歌声を聴きながら解説

こちらの動画でも話してます~。

 

今回の歌唱動画【みかんハート】

今回シゲルが歌っている曲はC &K(シーアンドケー)の【みかんハート】です。

この動画は歌の上手さを見てほしいというワケではないんです、実は。

「才能が無くてもこのぐらい出来る!」ってトコロを見て欲しいんです。

関連記事:[茂解説]C&Kはライブも凄い!ドラマ.みかんハートで才能解説

 

見所はココ!

僕は、本来だったらこのキーは全く出ないんですよ。全く出る気配がない…って感じで。

そんな「才能がない僕でも出来るようになってこれぐらい歌えるようになっている」ってのを見て欲しいんです。

なぜこんな事をお伝えするかというと多くの人が求めているのはこの音域だから。

それを踏まえた上でC &K【みかんハート】。聞いてみてください。

シゲル
動画の3:50あたりからどうぞ〜。

 

みかんハートは地声?裏声?

この歌唱動画は地声なの?裏声なの?ってことについてお話しすると、この歌声は・・・【地声のミックスボイス】になります。

最高音はhi-D♯(ハイ・ディーシャープ)で鍵盤でいうと高いレの右上にある黒鍵の音です。

曲調的には地声の柔らかいミックスボイスではなく普通の裏声を使うのもアリ。

シゲル
でも裏声を使う難しさってのがあるんです・・・。

 

裏声を使う難しさ

この音域で裏声を使うことについて問題なのはパワーの弱さではないんです。

そういうところよりも裏声を使うポイントの前後の地声の声色をどれだけ柔らかくクリアに出来るか。

シゲル
もっと詳しく説明しますよ〜。

 

柔らかい発声向き

この曲はテンポがゆっくりなんで柔らかい発声の方が向いています。

だからパワーの弱い裏声でもOKなんです。

ただ裏声を使うポイントがあったとしたらその前後にも柔らかでクリアな声色の要素を追加してあげないと極端な変化が起こってしまってめちゃくちゃ違和感のあるものになってしまいます。

シゲル

そういう風に気を遣ってあげる必要があるんですよぉ〜。

 

「クリアな要素」って?

「クリアな要素」ってのは助走がなくクセのない発声ですね。

「ぅあ〜」みたいな感じのしゃくりはしないということです。

ただ、男性キーでいうとhi-Aあたりからクリアな発声がけっこう難しくなってくるんですよ。(人によって違いますけどね。)

そのため裏声を使いこなすにはある程度の高音発声の才能を持っていて裏声を使う前後の地声も柔らかく出せるよっていう状態じゃないとうまく使いこなせないんです。

だから裏声でやるのは難しいんです。

裏声を出すだけではなく前後のところも非常に難しい・・・。

だから人によっては僕のように地声のミックスボイスでやってしまう方がよっぽどやりやすかったりします。

そこら辺はご自身の才能を判断して「どっちでやっていこうかなー」と試行錯誤してみてください。

シゲル
まぁだいぶ早めの段階から裏声使うってのもアリなんですけど、パワーが落ちてしまうのでそこは試してみてくださいね〜。

 

この歌唱法の詳細とメリット

歌唱法の詳細とメリットはこちら。

この歌唱法の詳細
  • 息少なめ(止める感覚)
  • 息継ぎは少なめ
  • 体のねじりを使っている
  • 体勢は固定

・・・あれ?この文章見覚えあるな? と思った方もいらっしゃると思います。

シゲル

そう、実はやっていることはPart1・2の技術を組み合わせただけなんです。

 

Part1・2の技術の組み合わせ

Part1で歌っていたクリスタルキングの【愛をとりもどせ】とPart2で歌っていたAC/DCの【HIGHWAY TO HELL】の技術の組み合わせになります。

簡単に説明すると地声発声をしているときに裏声の筋肉の使い方をするとこのような発声になっていくんです。

やっていることは応用なので、再度Part1とPart2の記事を見てみてください。

シゲル
「ここら辺の要素を組み合わせていくんだな」ってのを見て比べてみてくださいね〜。

 

才能がある人とない人の違い

だからここでは才能がある人間と才能がない僕のような人間が歌っているときの違いをお伝えしますね。

C &Kのみかんハートを歌っているライブバージョンを見るとわかります。

シゲル
紅白の衣装を着ているライブ映像のことです〜。

その違いはズバリ・・・【表現力】。僕とは段違いですよ。

C &KのCLIEVY(クリビー)さんに注目して欲しいんですが、この方は元々声が高いんです。

声を柔らかくしたりしたり鋭くしたりする事をかなり自由に出来ています。

本当に凄い。

シゲル
マジでヤバイからみて欲しいです・・・!

 

普通は体勢を固定する

実際にこの曲を歌うときに、僕ら一般人ってのはちゃんと体勢を整えて歌いますよね。

僕以外にもいろんな方がこの曲を歌っている映像がYouTubeにあって。

どんなに上手い人でもちゃんと体勢を固定して歌っているんですよ。

ただクリビーさんの場合、素人がやるようなテクニックをこの高音域で使ってしまうという化け物クラスのことをやっているんです。

シゲル
どういうことかというと・・・

 

素人みたいな体勢

クリビーさんはこの曲を歌うときにアゴを上げて首を伸ばしちゃってるんです。

「歌うときはアゴを上げちゃいけないよ」ってよく言いますよね。

でもクリビーさんは上を向くような感じでアゴを上げて声に柔らかさを出しているんです。

確かにアゴを上げることで声が細くなって柔らかい表現ができたりするんですよ。

でもこれはかなり余裕のある音域でやったりする方法であって「キーが高くて声が出ない〜」って言ってアゴを上げちゃうのが素人がやってしまうミスなんです。

それをクリビーさんはこの高音域にも関わらず、余裕でやっている。

柔らかい声質にするために、あえて。

シゲル

だから本当にこの方は化け物クラス。もうヤバい・・・!

 

素人は到底敵いません

僕たちが90〜99%で頑張っているところがクリビーさんにとっては60〜70%弱くらいでやれる、みたいな感じ。

他の発声でもいろんな自由をきかせているので、表現力でクリビーさんに敵う人はなかなかいないんじゃないかなーと思います。

シゲル
とにかく才能がある人ってのは本当にすごいなーって改めて感じますねぇ〜。

 

継続も才能の一つ

クリビーさんはそうではないですが才能を持っている人でいろいろな努力を継続している人って結構少ないんです。

例えば、高い声だって半永久的に継続して出せる人はなかなかいないんですよ。

「俺は酒を飲んでも全然高い声出せるから!」って言って若さゆえにそういうのをやり続けた結果、「昔は出たけど今は出ない・・・」とかね。

「俺には高音という強い武器があるから」って新たな技術を習得しようという事もしないんですよ。

それに対して才能を持っていない人は「才能を持っていないから頑張ろう、がんばろう・・・」って。

気づいたらいつのまにか才能ありの人を追い越していた、って事が多々あります。

シゲル

やる気をドンドン出して「俺はやっていくぞ!!」ってモチベーション上げてやっていってくださいね〜。

 

やる気に頼らず習慣化させて

他の記事でもお伝えしてますが、やる気に頼っちゃダメですよ!

習慣化させましょう。

「練習するのは歯磨きとかと同じように当たり前だよ。」って。

やる気に頼ってはいけませんが、やる気が出るのは良い事です。

総合的に見たら歌っていうのは才能の有無ではなく正しい努力により左右されるということになります。

シゲル
やる気出してやっていきまっしょう!!

 

癖がとても少ない歌唱法

この発声は癖がとても少なくデメリットがとても少ないです。

強いていうなら声量が少ないってことくらい。

ただこの歌唱法が一番習得が難しいところでもあります。

シゲル
もう少し説明していきますよ〜。

 

習得難易度は一番高い

ミックスボイスを習得するにあたってここが一番難しいです、本当に。

なので難しすぎて挫折してしまう方もいるんですけど手に入れてしまえばめちゃくちゃ使えます。

そして絶対に手に入れられる音域でもあるんですよ。

口の形を変えればいろんな声色に変える事も可能だしある程度人間的なアップテンポの曲にも対応できます。

ボカロ(ボーカロイド)とかみたいに高い音が続く曲には向かないですが、そもそもあのような曲は編集なしで歌うのは結構難しいんですよ。

ボカロの高い曲を歌うのはプロでも難しいです。

自分や人間が歌うために作った曲であればアップテンポの曲であっても大丈夫。

シゲル
つまり普通の曲は大概歌える、ということになります。

 

声量が落ちるの?

声量についてはある程度高い声になってくるとどうしても落ちてくるんですよ。

空気の通り道が細くなっていくので物理的に考えたらそうですよね。

なので気にしなくて良いです。

シゲル
だから「強いていうなら」って感じです〜。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回の歌唱法は本当に色々な曲に使えるんですが習得するにはとても難しい技術なんです。

でも僕の記事とかでお伝えしているいろんな要素を組み合わせて自分に合った発声を見つけてくださいね。

みなさんが1日でも早くミックスボイスを習得して歌えることを。

そしていつか僕と一緒に歌えたらと思います。

ではまた他の記事でお会いしましょう。

ではでは、ばいび〜!