どもー!シゲルでーすっ!
このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!
記事に関しては【茂解説】と【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。
【一般説】この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。【茂解説】シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。といった感じになっております。
どちらも面白いので是非ご覧くださーい!
聴いてくれる誰かを感動させられるような歌唱力を求め、あらゆる方法を探していると必ず行き着くミックスボイス。
つい裏声で弱々しく歌ってしまいがちな高音の曲でも、地声のようにはっきりと芯のある歌声を発揮できる魔法のようなテクニックです。
実はそういった難易度の高そうな技術を身に付けるためにぴったりなのが、カラオケ。
現在の最新技術では、ただ歌うだけでなく、さらにハイレベルな歌唱力を掴み取るための機能が数多く備わっているんです。これを利用しない手はありませんよ。
カラオケを楽しみながら、歌もこっそり上達させちゃいましょう!
ミックスボイスのために使える機能とは?
数万曲に及ぶ世界中の歌を配信し、私たち利用者がより満足できるような音質や機能が日々進化しているカラオケ。数ある機能の中でも、ボイストレーニングに特化したメニューがあるのはご存じでしょうか?
DAMやJOYSOUNDといったメーカーによって細かな違いはありますが、ここでは主な3つをご紹介しましょう。
これらに共通するのは、『自分の歌声がどのくらいのレベルかを客観的に把握できる』こと。
そしてもうひとつは『確実な歌唱力を手に入れるためのサポートをしてくれる』ことです。
使いこなすことが出来れば、思い通りのミックスボイスに近づけるかもしれませんよ。
ちなみに、ミックスボイスの基礎となるトレーニングをしたいという方はこちらへ。前提条件や練習法を詳しく載せていますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
関連記事:[一般説]ミックスボイスは裏声?地声?初心者にもできる?高音発声を調査!
採点
カラオケといえばコレ!といっても過言ではないメジャーな採点機能。歌い終わった後に表示される点数に一喜一憂したことがある人も多いのではないでしょうか。
最近では、素人さんやタレントさんの歌の上手さを競うテレビ番組でもよく使われていますよね。点数のカウントがゆっくり回るのをハラハラしながらもつい見入ってしまいます。
この採点機能をミックスボイス習得のために活用してみましょう。現時点で自分の持っている技を使いこなしながら歌うのが大前提ですよ。
自分の実力が分かってしまうのが少し怖く感じる人もいるかもしれませんが、最初は高得点を取らなきゃと意識しなくても大丈夫。あくまでテクニックを思い通りに操れるようになる為のツールの一つだと思って、気軽にやってみましょうね。
基本的には【精密あるいは分析採点を選んで歌う】だけ。
歌いながら自分の得意な部分、苦手な部分が次々に画面に表示されるので自分の実力が把握しやすい。AIが歌っている人の不得意とする部分を導き出して、繰り返し練習させてくれる機種も出てきている。
調査員山下さんの言うように、細かく詳しく自分のことを知れるのはありがたいのですが、嬉しいような悲しいような…複雑な気分になるかもしれませんね。
しかし、理想的なミックスボイスはある程度ベースとなる技術が無いと実現できません。
精密採点で教えてくれる項目はどれも基本的なものばかりですから、いずれも少しずつレベルを伸ばすことが出来れば、相乗効果でミックスボイスを出す体の準備が整うということなのです。
ちなみに、最新の機種では歌唱力をさらにグーンと上昇させるための総評が表示されるものもあります。曲に必要とされる声域と自分の声域が比較できたり、自分のキーに合う曲を教えてくれますよ。
歌の土台になるテクニックを磨きたい方は、こちらがオススメです。
関連記事:[一般説]高音はどう歌う?気持ちよく声を出す方法と練習曲をご紹介!
録音・録画
次にぜひ試していただきたいのが録音。機種やお店によっては対応できたりできなかったりがあるので、もしもの際は、スマホアプリやレコーダーの力を借りるのもアリです。歌っているところを録画してみるのもOKですよ。
録音において最大のメリットは『自分の不足が把握できる』こと。
採点で分かるのは数値だけですが、点数は高くても微妙に音程が外れていたり、しゃくりやビブラートを必要以上にかけ過ぎて耳障りの悪い歌声になっていたりなど、数字では測れない表現力の良し悪しが確認できます。
もちろん、ミックスボイスで歌えているかを確かめることもできますよ。
地声をガーっと張り上げて苦しく歌っていないか、声の繋ぎ目がキュイっと裏返るように分かれてしまっていないか、つい裏声に逃げて歌声が弱々しくなっていないか、などチェックしたいことはいくつもあります。
自分の耳を通して聴く声と、第三者や機械を通して聴く歌声はギャップがあるので、最初の内は多少違和感があるかもしれませんが、何度か繰り返すうちに冷静に聴けるようになってきますよ。
ミックスボイスを思い通りに操りたいなら、ぜひ挑戦してみましょう!
ガイドボーカル・ボーカルアシスト
ガイドボーカル(あるいはボーカルアシスト)というのは、曲に合わせて歌ってくれる機能のこと。サビは分かるけど最初のほうは自信ない・・・とか、うろ覚えだけど歌ってみたいって時に、分からない部分の代わりを担ってくれるものです。
このガイドボーカル、耳を澄ましてじっくりと聴いたことはありますか?つい音声をOFFに設定していませんか?
よくよく聴いてみると、アーティスト本人さながらの音声で、歌唱力もかなり高いことがわかるでしょう。低音から高音までの繋ぎ方も滑らかで、まさにミックスボイスを理想的に使いこなしていると思われることもよくあります。
AIによって生成された歌声を採用している曲も中にはあるようですが、歌っている人の正体は厳しいオーディションをくぐり抜けた実力者。ぜひお手本として活用させてもらいたい位の高い技術を持っている人なのです。
ミックスボイスを鍛えるうえでやっていただきたいのは、このガイドボーカルをしっかり聴き込んで、さらに音声のモノマネをしてみるということ。
歌唱力をさらに底上げするためには、実際に声を出して練習することも大切ですが、音源をしっかりと聴き、どのように発声・表現しているかを洞察するのも同じくらい大切なんです。
何度も聴き込んで、自分の頭に刻み込んだら、感じたことをモノマネしながら歌ってみましょう。声質まで似せる必要はありません、あくまで歌い方の真似ですよ。
実際に真似て歌ってみると、「ガイドボーカルはちっとも苦しそうじゃなく、突き抜けるような高音をすんなり歌ってるけど、自分はまだ息苦しさが抜けていないな・・・」など改善点も分かりやすくなります。
ガイドの中の人にボイトレの先生になってもらったつもりで、ぜひ試してみて下さいね。
効果が増すかも!プラスαのコツ
ここまで3つのカラオケの機能をご紹介しましたが、さらにプラスαの工夫を加えることで、トレーニングの効果をもっと増やせるかもしれませんよ。
どんなことをやってみれば良いのか、まずはサラっとお教えしましょう。
- 歌う前に身体をほぐしておく
- 曲順のプランを組み立ててみる
- 注文する食べ物や飲み物は喉にやさしく
歌う前に身体をほぐしておく
より魅力的な歌声に近付きたいのであれば、歌う前にストレッチや体操などで体をほぐし、温めておくことが有効です。カラオケに行く日の朝でも良いし、歌う直前でも構いませんよ。毎日の日課にすると更にGOODです!
ミックスボイスで歌うには、綺麗なグラデーションを描く様に声を繋いでいくテクニックもとっても大事ですが、リラックスして程良くゆるーく脱力することも同じくらい大切。
ガチガチに力が入ってしまうと、無理やり声をワーッと張り上げすぎて喉に炎症を起こしてしまうかもしれません。これでは正しくミックスボイスで歌えているとは到底言えないでしょう。
身体をほぐしておくと良いことばかりなんですよ。箇条書きにするとこんな感じ。
- 身体中に声を響き渡らせて『共鳴』しやすくなる
- 声がお腹の底から出しやすくなって、軽い力でも高音をスーッと発声できる
- 歌声がさらに遠くまで飛んでいくような実感も味わえる
こちらでは簡単だけどすぐに体が温まる体操をレクチャーしています。ぜひのぞいてみて下さいね。
関連記事:[一般説]高音で歌える男性はモテる?ミックスボイス発声調査!
曲順のプランを組み立ててみる
練習をより効率的にしたかったり、出来るだけ喉の良い状態を長くキープしたいのであれば、曲順をあらかじめ組み立てておくことは取り入れたい工夫です。
最初から張り切り過ぎてめちゃめちゃ音が高い曲を歌っても、喉がびっくりして必要以上のダメージを負ってしまう危険性が・・・。なるべくそんな事態は避けたいですよね。
まずは自分の声域に合ってかつ楽に歌える曲をウォーミングアップ代わりに何曲か歌い、目標としている音域の曲に少しずつ、徐々に挑戦するのが得策と言えそうです。
事細かに1曲目はこれを歌って、2曲目はあれを歌って・・・と曲順を組むのもワクワクして楽しそうですよね。
例えば最初は楽な曲、慣れてきたら高めの曲を増やして、ラストは歌いやすいジブリで締める等、なんとなくの雰囲気決めからやってみるのも良いですよ。
特に手っ取り早くミックスボイスを掴みたい!というせっかちさんは、何曲か連続で同じ曲を予約して、苦手なフレーズや、ここをもっと思い通りに歌いこなしたいという部分だけを歌うというやり方もあります。
様々なパターンを試しながら、自分なりのベストなセットリストを作ってみましょうね。
注文する食べ物や飲み物は喉にやさしく
さらに魅力あふれるミックスボイスを出したいのならば、テクニックだけではなくカラオケで飲み食いするものにこだわってみましょう。
まず、歌うにあたって一番避けたい大敵は乾燥です。喉にある粘膜が乾いてしまうと細菌やウイルスがどんどん侵入しやすくなり、痛みを伴う炎症を起こして、歌うどころでは無くなってしまいます。
また、過度に熱い、冷たい、甘い、辛い味覚のものや、たばこ、アルコール、カフェインを含むものを取り過ぎてしまうことも、喉にとっては嫌な刺激に。
しかし、カラオケで注文できるものを思い浮かべてみると、不要なダメージを喰らってしまいそうなものばかり・・・。だからと言って開き直りあれこれ好き勝手に飲み食いしてしまうと、本来の力を発揮できないまま、せっかくのカラオケ練習タイムが終わってしまうかもしれません。
では、トレーニングを充実させるためにはどんなものを摂取すれば良いのでしょうか?キーワードは『喉にやさしく』ですよ!
【飲みもの編】
常温の水・・・最も刺激が少なく、こまめに摂取しやすい。白湯や水で薄めたぬるめのスポーツドリンクでもOK。
温かい飲み物・・・できたての熱々はNG。ハーブティー、玄米茶、ココア、蜂蜜入りホットレモンがおすすめ。特にココアには炎症抑制効果が期待できる。
【食べもの編】
鶏のから揚げ・・・チキンナゲットでもOK。鶏肉の油分が喉の粘膜をコーティングしてくれるのでスルーっと楽に発声しやすくなる。
気を付けたい機材の扱い方
ミックスボイスを練習するのにバッチリの設備を揃えるカラオケですが、私たちの扱い方次第では間違った発声法を身に付けてしまう可能性が生じてしまいます。
特にお伝えしたいのはエコーとマイクの使い方。きちんと扱うことが出来れば、より理想的な歌声をモノにできるかもしれませんよ!
エコー
エコーとは、歌ってみると自分の声がボワワーンと響く効果のこと。筆者は子供の頃に初めてカラオケを体験したとき、声が反響するのにびっくりして泣いちゃったのを今でも覚えています。
このエコーのメリットは、歌声の余韻を感じることで上手く聴こえること・・・ですが、トレーニングに臨みたい歌い手にとっては、デメリットでもあるんです。
つまり、反響効果を強くかけることで『本来の歌声を判別しにくくなる』ということ。雑音も多く、特に音程、リズム感、抑揚が捉えにくくなってしまい、自分の強み・弱みがいずれも曖昧になってしまうんです。
上達するには、自分のことを客観的に知ることが重要ですから、自身の本当の力を把握したければエコーを切って歌い、自分の声によく耳を傾けてみましょう。
ですが、ここでもう一つ注意喚起があります。
いつかは誰かに歌声を聴いて欲しいという人も多いでしょう。ライブで披露したいと考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここで覚えておいていただきたいのは、ライブハウスなど誰かにお披露目するための会場では、必ずエコーがかかるということ。反響効果を用いた方が、何もしないよりも耳なじみが良く聴きやすいためです。
なので、単純にエコー全切りの環境に慣れすぎるのもNG。出来るだけ本番に近い環境にするためには、ある程度のエコーも必要となってくるわけなんです。
より人の心に届く様な歌を目指したければ、反響の効果を利用した表現力を身に付けるトレーニングも重要ということなんですね。
【全切りかごく弱めにかける】
自分のレベルを底上げしたい、音程など基礎となることを練習したいとき。
【ある程度のエコーをかける】
誰かに聴いてもらいたい、エモーショナルな表現力を磨きたいとき。
※その時の部屋の広さによって反響の感触が変わるので、臨機応変に調整を!
マイクの持ち方
マイクの持ち方次第で、歌声の乗り方が左右されるのをご存じでしょうか?
きちんとした扱い方を実践すれば、今まで苦しかった高音でもすんなり楽々に歌えるようになれるかもしれませんよ。
- マイクグリル(金属メッシュになっている頭の部分)の少し下あたりを握る。
- 床に対して平行な角度にし、口の正面に来るように持つ。
- 基本的にマイクと口の距離は5センチくらい離す。大きい声量を出すときは更に離し、小さくなる時は近づける
機材の調子によって細かな違いはありますが、この持ち方で歌ってみると声のノリがとても良くなります。はっきりと遠くに伸びていくような感覚があるので、無理に声を張り上げなくても目指している高音域へ届きやすくなりますよ。
また、持つのが右手か左手かによっても、ほんの少しですが歌声の出しやすさが異なるので、どちらも試してみて自分に合う方で練習を積んでいきましょう。
またまた余談ですが、筆者は右利きだけど声をはっきりと出せるのは左手です。
ちなみに、やっちゃダメなマイクの扱い方もありますよ。サラっと見てみましょう。
【マイクグリルをガッチリ握る、マイクをスピーカーに近づける】
ハウリングを起こし「キーン!」と不快感のある音が鳴ってしまう。機材故障の原因にもなり得る。
【角度を斜めにして持つ、マイクの一番下を握る、口の正面から外して歌う】
マイクの性質上、声が入りにくくなり必要以上の力を使ってしまう。ミックスボイスを生み出すためのリラックスした環境からは遠のく。
ゴールに近づけるかも?おすすめの練習曲2選
せっかくのカラオケタイムですから、どんどん歌っていきたいですよね。ここでは、難易度は高めですが、ミックスボイスを鍛えるのにうってつけの曲をお教えしましょう。
教科書代わりに何度も聴き込み、歌い込んでいただいて、ぜひあなたのレパートリーの1つに加えてみて下さいね。
『春の歌』 スピッツ
結成30周年を越えてもなお、日本音楽界の第一線で活躍しているスピッツ。ご紹介する『春の歌』は、さわやかなイントロが暖かな春風と草木の萌芽をイメージさせるアップテンポな曲です。
ボーカルの草野マサムネさんは、女性にも匹敵する高い音域と、柔らかくどこかフワフワと浮遊感も感じさせるような魅力的な声の持ち主ですが、言わずと知れたミックスボイスの使い手でもあります。
- 低いAメロからサビの高音まで音の大きなふり幅のコントロール
- 地声にも裏声にも完全に振り切らないミックスボイスを多用すること
地声寄りになり過ぎると、声がハッキリし過ぎて曲の世界観を壊してしまいかねませんし、裏声寄りになり過ぎても、弱々しさが壮大なバンドサウンドに負けてしまうかもしれません。
Aメロなどの低音部分は息を少し多く吐きながらも全身に声を響かせるように、サビの高音部分は鼻~おでこ部分から声を出し、歌声で辺りを包み込むイメージで、優しく、強く、しなやかに歌い上げましょう。
『フレア』 Superfly
NHK連続テレビ小説『スカーレット』の主題歌です。ご存じの方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
ソウルフルで力強く喝を入れてくれるイメージの楽曲が多かったSuperflyですが、今までの雰囲気とは打って変わって、優しく勇気づけてくれる一曲となっています。
聴いているとなんだか簡単に歌えそうだなーっと勘違いしそうになりますが、ミックスボイスを始めビブラートやフォールなどの高度な小技が満載となっているんですよ。
- 一音一音を丁寧に紡ぐように発声すること
- メロとサビのメリハリをコントロールすること
メロの部分はそばにいる誰かに語り掛けるように、サビは頭から太陽まで突き抜けるように発声することに慣れていけば、ボーカル越智さんの芯のある歌唱に近づけるかもしれませんよ。
トレーニングに勤しむ自分にエールを送るつもりで、ソフトに、でも心が静かに燃えているような強さを感じさせることを意識して歌ってみましょう。
こちらの記事でも、トレーニングで歌っていただきたい曲をご紹介しています。チャレンジの価値ありですよ!
関連記事:[一般説]高音で歌える男性はモテる?ミックスボイス発声調査!
まとめ
ここまでカラオケでのあれこれをお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
ミックスボイスを掴むためには自分の現在地を知り、先にどんどん進むためにあらゆるテクニックを磨きまくることも重要ですが、同じくらい大切なことがあります。
それはあなたが楽しんで歌うこと!
練習をこなすのに頑張り過ぎてつらくなることもあるでしょう。そんな時こそ好きな曲を好きなように歌って、思いっきり笑うことも、上達する大きな一歩になり得るんですよ。
少しゆるむことで、歌唱力をモノに出来るような大発見に巡り合えるかもしれませんね。心と体を柔らかくほぐして、マイペースに歌っていきましょう。
さあ、カラオケに出かけませんか?