どもー!シゲルでーすっ!
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はいどーも! シゲルでーっす。
今回は演歌歌手細川たかしさんの歌唱力分析をしていきます。
では早速見てきましょう!
こちらの動画でも話してます!
細川たかしの歌唱力を分析
もう結論から言っちゃいます。
やっぱり化け物でした・・・!って感じです。
【望郷じょんから】
今回分析する曲は【望郷(ぼうきょう)じょんから】。
細川たかしさんを知っている方であれば絶対知っているであろう曲ですね。
ものまねタレントのコロッケさんとかもよくこの曲でものまねしてるので若い世代の方でも知ってるかもしれないな〜って感じです。
本当に有名な曲ですよ。
もはや【細川たかしジャンル】
これは【細川たかし】という【ジャンル】でしょう!ってのがあるんですわ。
それが音程の取り方。絶対に下げないんです。
この【望郷じょんから】で言ったらサビの終わりの方に「津軽はぁ〜」ってフレーズがあるんですけど。
本来だったら「津軽はぁ〜」の「はぁ〜」のところで半音下がるんですよ。
普通の歌手がやろうとすると半音下げてからビブラートをするって感じなんです。
だけど細川たかしさんはそこを下げないんですよ。「津軽はぁ〜」が全部同じ音で最後はビブラートきかせる、みたいな。
同じ動きはモノマネになっちゃう
島津亜矢さんとか他の演歌歌手の方も歌ってたんですが、やっぱ細川たかしさんと同じ感じでは歌ってないですね。
なぜなら下げない歌い方は完全に細川たかしジャンルになってしまうので、それをやっちゃうと完全に細川たかしさんのモノマネになっちゃうんです。
その技術をマネした瞬間にモノマネになってしまうからみんなやっていないんじゃないかと思います。
それを真似した瞬間に髪型も細川たかしになっちゃうんじゃないかっていう・・・。
細川たかし 解説ポイント
解説ポイントはこちら。
- 細川たかしの声量
- 細川たかしの肺活量
- 細川たかしのビブラート
- 細川たかしの口の開き方
- あえて伸ばさないところも意識してる
僕は細川たかしさんの曲をたくさん知ってるわけではないので他の曲がどこまでこういうテクニックを使ってるのかはわからないです。
いくつか動画を見た中ではこういうテクニックを使ってましたねぇ〜。
細川たかしの声量
声量は「デカイ」。「マイク遠すぎ」って感じです。
声量がデカイというか「マイクのりが良い声」とかよく言うんすけどマイクが音を拾う範囲をよくわかってるなーって思いました。 。
だって、腕完全に伸ばしきってるくらいマイクを離しているのにもうバッチリ音が入りますから。
それにしてもマイクの使い方が上手いですよねぇ〜!
しかもカラオケのように狭い空間で音が反響したところでじゃなくスタジオとかコンサートとかでこれをやってるんです。
歌手のレコーディングとか見るとマイクの前に黒い布・・・布ではないけど何かメッシュ素材のものをあてて歌ってるのを見たことありませんか?
何を防いでるかっつーと歌った時につばがマイクに当たってしまうとそのつばの音が鳴ってしまいますよね。
細川たかしの肺活量
肺活量に関しては本当にすんごいですよね。
この歌の中で「ああぁ〜〜〜」って10秒伸ばしてるところがあるんですよ。
「10秒って、スゴイのか・・・?」って思うかもしれないんですけど。いや、スゴイ事なんです。
ただのロングトーンじゃない
すでにある程度歌って体力を使っている状態で、なおかつまだまだこれから歌わなきゃいけないっていう状況で10秒間も同じ音で出すところがあるんですけど。
こうやってライブでやるってことはスゴイ事ですよ・・・!
人が息を止める時、陸上でやるのと水中でやるのって息を止められる時間が違うじゃないですか。
陸上の方が止められる時間は長いですよね。水中でも同じ時間息を止めていられるってのはなかなかできないんですよ。
ライブはそのぐらい違います。
プロにも緊張感は必要
まぁ細川たかしさんは超慣れてるんでそういった変な緊張感はないにしろ、良い緊張感は持っておかないと良い歌は歌えないでしょう。
いくらベテランでもある程度の緊張感はあるはずです。歌手の和田アキ子さんなんて「ライブ前に手が震えちゃう」とか言ってますからね。
そんな中この10秒のロングトーンを曲中に2回もやるんです。
細川たかしのビブラート
さっき僕ちょっとマイクで録ってみたんですけどマイクの精度の関係でなのか上手く音が入らなかったので文章で説明します。
【詰め込み方がハンパない】んですよ。
普通の詰め込み方じゃなくもっと細かいところにまで入れてるので「本来の元の音が何かがよくわからない!」って思うくらいに音を揺らします。
しかも聴き心地が良いようにね。
これも2回あって確か10秒ロングトーンで歌った後の切り側でやってた気がしがしました。
場所が間違ってたらすんません。
ただ1回目も2回目もおんなじ動きをしているんですわ。
「そんなの当たり前じゃん!」って思うかもしれないんですけど、聞けばわかります。「これ毎回できるの!?」って。
そこのビブラートに関しては自分で作ったメロディーだからできるんでしょうけども。
細川たかしの口の開き方
口の開き方なんですけど案外口がそんなに大きく開いていないんです。
声が大きいってよりはどちらかというと「芯が通ってる」って感じなんですよね。
基本的には縦に大きく開いてるって感じもないし、自然にしてます。
ビブラートとかロングトーンの時とかはちょっとほっぺたと下唇に力を入れて【横に開いてる】んですよ。
あんまり口を開かないから息の使い方が上手いです。
口からだけでなく鼻からも息を抜いて柔らかさを保ったりとかもしてるし、いろんなコントロールをしています。
あえて伸ばさないところも意識してる
先ほど細川たかしジャンルの一つとして「津軽はぁ〜」の音程の話をしたんすけど、これとおんなじメロディーが曲中に何回かあるんですよ。
歌詞は違うけど同じメロディーが流れるところを何回も伸ばさないんです。
あえて切るところも何ヶ所かあるんですね。
同じメロでも切り方が違う
次にまた大きな曲の山場や見せ場が来た時とか次は速い歌い回しが来るときに、そこで伸ばしを使ってしまうと体力が持たないんです。
だからこそそうやってあえて切ってるところとかもちゃんと意図的にやってるんですよ。
1本の線として曲を考えてるんですね。
【曲は1本の線】プロでも難しい
1本の線があったとしてここだけ頑張ってブツって切っちゃう人って結構いるんです。
プロでもいるくらい。やり切ってプツンと切っちゃって次のフレーズがあんまり・・・って方。
だから一見1本の線の中に波があって「わぁ〜すごい盛り上がってる〜!」って見えたとしても「実はもっと大きい波がその後に来るために余力を残していたんだよ」っていう歌い方をするのが細川たかしさんなのです。
【津軽山唄】もヤバイ!!
本当に細川たかしさんも望郷じょんからって曲もすごいなぁって思っていたら、すごい曲を見つけたんですよ・・・。
YouTubeでオススメ動画で出て来たのが【津軽山唄(つがるやまうた)】。
この津軽山唄を1発録りでやったっていう動画があるんです。
これがヤァバかった・・・!
知っている人からしたら「これはヤバイ!」ってわかるかもしれないんですがね。
この記事で僕のことを初めて知る人もいると思うんすけど、僕はメタルとかJ-POPとかいろんな人たちを見て「うわ〜すごいなー」って思っていろんな曲を聴いてきました。
その僕がこの曲を聴いて「うわぁや〜ばいな・・・!!」って思ったんですよ。
まとめ
細川たかしさんの歌唱力分析をざっくりしてきましたが、いかがでしたか?
1番の特徴は「切り側の音程を下げないやつ」をやる事かなって思いますね。
あとは腕伸ばしながらやるマイクの使い方。あれもかなりの特徴です。
結構色々な方から「この曲いいですよ」とか教えていただき本当にありがとうございます。
徐々にやっていこうとしてるんですが以前いただいたリクエストが溜まりに溜まっているので・・・。
もし良かったらコメント欄とかに「この曲良いですよ!」とか書いておいてもらえればいずれ調べてやると思います。
曲を聴いてはいるんですが、分析って形になるとなかなか時間がかかってしまいますんで、ご了承くださいっ。
そんな感じでよろしくお願いします〜!
ではまた他の記事でお会いしましょう。
ではでは、ばいび〜!