どもー!シゲルでーすっ!
このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!
記事に関しては【茂解説】と【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。
【一般説】この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。【茂解説】シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。といった感じになっております。
どちらも面白いので是非ご覧くださーい!
歌う事は好きなのに「キーが高い曲はカラオケで選曲したくない」と思う事ってありませんか?
Alexandros、米津玄師さんなど、近年のアーティストはキーの高い曲が増えてきていると筆者も感じています。
元気いっぱいにハリのある高い声を出せるアーティストはライブなどのステージ上でもカッコ良いですし聞いていて元気をもらえますよね。
しかしいざカラオケでキーの高いお気に入りの曲を歌っても原曲のカッコ良い歌い方とはかけ離れた自分の歌い方にしょんぼり。
あなたと一緒にカラオケに行ったメンバーがやたらと懸命にタンバリンを振りかざして盛り上げてくれているのは、実はあなたの歌声を自分の耳元からかき消すための「愛想が尽きた警笛」を意味しているとしたら・・・。
このまま高い声が出せなければ十八番のレパートリーはあれよあれよと減っていき、いつしかカラオケも楽しめなくなってしまったら歌う事自体が嫌いになってしまうかも。
そんな一世一代の危機を救う事ができるかもしれないオイシイ情報があるとしたら、知りたいと思いませんか?
それは声帯の仕組みとミックスボイスによる声帯閉鎖を知る事。
声帯?ミックスボイス?聞いたことあるけどよくわからないという方はむしろのびしろが抜群である証拠。
この記事を読んで自分のものにできれば自分の声帯に秘められた可能性を開拓できちゃうのです。
「ミックスボイスと声帯閉鎖」を知ることでお望みの高音ボイスのアーティストの曲もびっくりするほど気持ちよく歌えるようになるはず。
あなたの中に眠り続けていた声帯の潜在能力を呼び起こすサクセスストーリー。今、開幕です。
声帯って何?
産声を発した瞬間から声帯を使い始めて早何十年。声帯は心臓・血管・肺に次いで多くの方が大変長らくお世話になってる器官の一つではないかと思います。
でも「声帯」という言葉や存在は聞いた事があっても実際に見た事は無いですよね。
そんな名脇役「声帯」について徹底的に深掘りしていきましょう。
声帯ってどこにあるの?
声帯とは声を発する時に欠かせない大事な器官で「甲状軟骨(こうじょうなんこつ)」と呼ばれる喉ぼとけの出っ張りにより守られています。
真正面をまっすぐ向いた状態で首を触ってみると、表面上で喉ぼとけがわからない女性にも、やや硬さのある突起が有る事がお分かりいただけると思いますが、これが「甲状軟骨」です。
この甲状軟骨の奥に左右2つの帯状のヒダがあり、気管と口の中を仕切るような役割を果たしています。
この2つのヒダと潤いのベールである粘膜を併せて「声帯」と呼んでいます。
声が出る仕組みは?
肺から気管へと送り出された空気によって声帯に振動が起きるのですが、この振動こそが日頃私たちが耳にしている「声」なのです。
声帯は左右2本あって、声を出すときはぴったりと寄り添って閉じるのです。寄り添った左右の声帯の隙間を空気が走り抜けて声帯に振動を起こすのです。もう一つ大事な事があります。声帯が自由に振動する為には声帯を作っている粘膜が適度に軟らかくてぶるぶる震えるのに適してないといけません。それで声帯は楽器に例えるとピアノやバイオリンの弦に相当すると考えてよいでしょう。
声帯が震えている状態を実際に目にすることはできませんが、歌う前に行うと効果的なウォーミングアップの一つ「リップロール」と同じような原理で動いています。
発声練習しながら声帯が震えている状態のイメージを可視化する事ができるのでぜひやってみてください。
「リップロール」の詳しい練習方法はこちらのリンクをチェック。
関連記事:[一般説]高音を楽に出せるような練習方法は?ミックスボイス発声調査!
粘膜に悪影響な飲み物・食べ物
声帯の説明をしているときに「粘膜」という言葉が出てきましたよね。
気管を空気が通るときに綺麗に声を出せたり喉を痛める事を防ぐために必要な「粘膜」ですが、歌う前に無意識のうちに粘膜の効能を半減させてしまっていたとしたらかなり勿体無いと思いませんか?
体感的に喉が乾いている=粘膜が乾いてしまっている状態なので歌のパフォーマンスが落ちるのは当然。
そんな粘膜の状態を損なってしまうNGな飲み物や食べ物をチェックしてみましょう。
カラオケ店にはNG食品だらけ
- 甘みの強い飲み物
- アルコール類
- 油分の多いもの
- 辛いもの・スパイス
- 酸味が強いフルーツ
- たばこ
カラオケのドリンクメニューにはアルコールの種類が豊富。
フードメニューにもお酒のおつまみに最適な揚げ物などもたくさんありますよね。
どうしてカラオケボックスなのに歌う時に適さないメニューがあるのでしょうか。
鍵となるのはカラオケ店を「個室空間を貸し出すサービス」として利用する考え方です。
- ちょっとしたミーティング
- 個室空間を利用した食事会
- 学生が集まって勉強会
- 大きな音が出る楽器の練習 etc.
このように歌いに来る事が目的ではない方も近年増えています。
カラオケ店側の思惑としてはフード・ドリンクメニューを充実させる事で「歌う事が目的ではない人も顧客として取り込みたい」という狙いがあるのです。
甘みの強い飲み物
甘みの強い飲み物や果汁が多く含まれるジュースは粘度が高く、粘膜の粘り気と喧嘩してしまい喉に過度な粘りを生んでしまいます。
乳成分が多いもの・果汁が多いもの・糖分が多いものは避けるか、甘い飲み物を飲んだ後には必ずお茶や水を飲むなどして無駄な粘膜の粘りをリセットしましょう。
アルコール類
実はアルコール類は喉が乾きやすい飲み物なのです。アルコール除菌シートやアルコール消毒液をお使いになった事はあるでしょうか?
気になるところを拭いたり病院など公共施設に入る前に手に吹きかけたりと除菌・滅菌に大助かりな優秀アイテムですよね。
アルコール消毒した跡をよく観察してみると乾くのがとっても早い事に気づくと思います。
実はアルコールは揮発性が高く水に比べて液体から気体に変わりやすい性質があるのです。
この状態が喉にも起こっているとしたら、アルコールで喉が乾く理由がお分かりいただけるかと思います。
また「普通の水分よりもアルコール類の方がたくさん飲める」と感じた事はあるでしょうか?
アルコールは利尿性が高く、体内に吸収される前に体の外へ排出されてしまうのです。
この事からアルコールで水分補給をしていたつもりが、「脱水症状を起こしてしまった」なんていう事態を引き起こしてしまうかも。
油分の多いもの
喉の違和感や声の詰まりを感じて「ウウゥン」と咳払いをしたくなることはありませんか?
ラーメンや揚げ物など油分が多い食べ物を食べた後は特によく起こると思います。
みんなでカラオケに行って「何かつまめるものを・・・」と思うと「フライドポテト」などをつい選んでしまいがち。
油分が粘膜の粘りを加速させてしまうので、ここはぐっとこらえて油分の少ない枝豆などをチョイスするか、飲食物の持ち込みOKのカラオケ店へ入ってみてはいかがでしょうか。
辛いもの・スパイス
「香辛料のパワーで体が温まるから歌う前に食べてもOKなんじゃないの?」と思ってしまいますよね。
実は唐辛子などの辛味が強い香辛料は食べた後もしばらくの間は喉や舌に刺激が残っているのです。
また市販のカレールゥは油脂で固めたものをパック詰めしているため香辛料も油もたっぷりなNGのダブルパンチメニュー。
歌う予定がある日はカレー・麻婆豆腐など辛味成分のある香辛料が効いたメニューは避けましょう。
酸味が強いフルーツ
みかんやキウイなど、ビタミンCが豊富で甘酸っぱい果物はお好きでしょうか?
普段食べる分には何ら問題ないのですが喉を酷使する前後に口にする事は避けていただくのが無難。
酸味が強いフルーツはビタミンCが豊富で風邪予防には効果的なのですが、喉風邪をひいた状態で食べてしまうと患部に強い刺激を与えてしまい逆効果となってしまうのです。
たばこ
タバコには血管を収縮させる効果があるので、声帯の周辺の筋肉にも血行障害が起こってしまいます。また喉の乾燥も加速させてしまうため、歌う時には何一つメリットがありません。
頻繁にタバコを吸うヘビースモーカーは声帯のむくみが常態化して声帯ポリープになるリスクも高くなってしまいます。
ご自身の健康のためにも可能であれば禁煙できるよう頑張っていただきたいですね。
「声帯」と「声の高さ」の関係性
声の高さのの決め手となるポイントは声帯の振動数と声帯の長さです。
声帯の振動数
「1秒間に何回声帯が振動するか」で声の高さを変動させる事ができる
一般的な会話では、男性が毎秒100回程度、女性は毎秒250回ほど振動し、音程が高くなるほど振動する回数が増えていきます。
つまり地声が高い人は振動数が多く、地声が低い人は振動数が少なくなるのです。
声帯の長さ
- 男性は約20mm程度
- 女性は約16mm程度
個人差はあるが、記述によっては3:2程度の男女差があるとも言われている
なぜ男女で声帯に差が生じるのかというと、女性の声帯の長さが男性と比べて短く、男性の方が声帯に太さがあるためです。
また男性は思春期になると「声変わり」と呼ばれる現象も起こりますよね。
声帯の長さや太さに加えて声変わりによって喉仏が出る事で声帯のひだが伸びて低い声が出せるようになるのです。
声帯の振動数・長さと音程の関係
声帯の振動数・長さ(振動幅)と音程の関係をギターを例にして見てみましょう。
ギターは左手で弦を押さえるネックと、右手で掻き鳴らすホール(エレキギターはピックアップ)があり、左手のネック部分にはフレットと呼ばれるいくつもの仕切りがあります。
まず、左手が弦に触れない状態で弾いてみましょう。太い弦から順番に「ミ・ラ・レ・ソ・シ・ミ」。
ギターの構造上で振動させる事ができる最長の弦の長さ(開放弦)なので振動幅が広く、振動回数の少ない低い音が出せます。
では、左手を人差し指と親指の側面でネックを挟むように持ち、ホールに向かってネックを握ったまま左手をスライドさせていくとどうなるでしょうか。
徐々に音程が高くなっていくのがお分かりいただけるかと思います。
弦を指で押さえてフレットに弦が固定された事で振動幅が短くなって振動数が増えるため、音程が高くなったのです。
ちなみに5フレット目だと太い弦から順番に「ラ・レ・ソ・ド・ミ・ラ」、10フレット目だと「レ・ソ・ド・ファ・ラ・レ」となります。
声帯閉鎖って何?
声帯閉鎖とは声帯を閉じる動作そのものを指します。
声の状態と声帯の閉じ具合(閉鎖率)をパーセンテージ表記にしてイメージしやすくしてみました。
こちらのパーセンテージに専門学的根拠はなく、筆者の経験に基づいた主観です。
声帯の個性や発声の癖により異なりますので、参考にしながら発声してみてくださいね。
- 呼吸ができない(100%)
- 聞き苦しい声(95%)
- 会話するときの声(90〜80%)
- 怒鳴り声・悲鳴(90〜80%)
- ひそひそ声(70〜60%)
- 高音の柔らかい裏声(50~40%)
- あくび(30~0%)
声帯閉鎖率のパーセンテージが高いほどしっかり声帯が閉じていてパーセンテージが低いほど声帯が開いて息漏れが増えるとお考えください。
呼吸ができない(100%)聞き苦しい声(95%)
声帯がしっかりと閉じている状態(声帯閉鎖率100%)では呼吸ができず、当然ながら息漏れもしません。
また呼吸ができない状態からほんの少しだけ声帯を開いた状態(声帯閉鎖率95%)にしてみると首を絞められたような聞き苦しい発声になりますが、コツを掴んでいくと「エッジボイス」という独特な声を出せるようになります。
ページの下の方にある「エッジボイス」って何?という項目で詳しい練習方法を説明していますので、後ほどお楽しみに。
会話するときの声(90~80%)
日常会話をしている時の声帯の状態。会話する分には声量も必要ないので腹式呼吸ではなく胸式呼吸で行うのが一般的です。
比較的楽に声が出せますが、例外として「今日ほとんど声を出していなかったかも・・・」と思うような時は声帯が硬くなっているため第一声が出しづらくなる事もあります。
そんな時はうがいなどをして声帯を柔らかくほぐしてみると喉もスッキリしてオススメですよ。
怒鳴り声(90~80%)
会話したときの声帯の閉じ具合に声量を加えた状態。人によりますが、より大きな声を出すため腹式呼吸になる傾向にあります。
この声帯閉鎖率90〜80%かつ大きな発声が実はミックスボイスの発声にふさわしい声帯の状態なのです。
ショッピングモールなどへ出かけると大声で子供を叱っている親御さんや、欲しいものをねだって泣き叫んでいるお子さんの声を聞く機会があるかと思います。
声帯が閉じている状態であの声量ですからさぞかしミックスボイスを出すための声帯が鍛えられているのではないでしょうか。
親は大抵は子供のためを思って叱っていますし、親に絶対服従する事なく好きなものを主張できる親子関係は大変素晴らしいのですが、端から見たら「親御さん大変そう」「子供がかわいそう」と思ってしまいますよね。
とはいえ、第三者がこの親子間の細かい状況などを知る由もありませんから、こういう時には発想の視点を変えて「親子揃ってめっちゃ声帯鍛えてるな〜」といったふんわりした眼差しで見てもらえるとありがたいな・・・と願うのが一児の母である筆者の小さな思いでもあります。
ひそひそ声(70~60%)
ヒソヒソ・・・と内緒話をするような息漏れを意識した話し方。
他の人に聞かれたくない話をこっそりと耳元で打ち明ける時などに活用しますよね。
逆に日常会話も含めて全ての会話で息漏れしたカサカサ声になってしまう方は、左右の声帯をくっつける時に隙間ができてしまっている証拠。
声帯閉鎖に使う筋肉が衰えていたり声帯の閉鎖を異物が邪魔している可能性があります。
気になる方は耳鼻咽喉科、または呼吸器科へ受診して相談してみましょう。
高音の柔らかい裏声(50~40%)
いわゆる裏声の一種であるファルセットの状態。
平原綾香さんの「jupiter(ジュピター)」や手嶌葵さんの「明日への手紙」、中島美嘉さんの「雪の華」などのふんわりした息漏れ感がファルセットに該当します。
息漏れを利用した柔らかい響きが特長でバラードやゆったりした雰囲気の曲に合うのですが、逆にアップテンポな曲には不向きな歌い方となります。
高音発声が苦手な方は地声→ミックスボイスではなく地声→ファルセットになってしまう事で歌に違和感が生じやすいので、ここは是非ともミックスボイスの声帯閉鎖をマスターして解決したいところ。
吐息・あくび(30~0%)
声帯閉鎖率0%(声帯を完全に開いた状態)が大きなあくびをした時だとすると、温かい飲み物を飲んだり湯船に浸かった時に「ふぅ〜」と息が漏れるようなリラックスした吐息がだいたい30〜20%くらい。
声よりも息づかいに比重が置かれている感覚がお分かりいただけるかと思います。
声帯閉鎖の練習方法
ここでは声帯閉鎖100%(声帯が完全に閉鎖している状態)を鍛える練習方法を3つご紹介します。
- うがいで練習する
- 声帯で呼吸を止める
- 息を吐ききる
うがいで練習する
- 水を口に含んだら上を向き「あー」と発しながらコポコポとうがいをする
- 口の形・舌の形をそのまま維持して息を止める
声帯閉鎖の訓練なので声量は気にしなくて大丈夫です。水を口に含めすぎると辛くなってしまうので苦しくない程度の量に加減しましょう。
コツはいりますがとても手軽な練習方法なので、外出先からの帰宅後や歯磨きのついでに気軽に取り組んでみてくださいね。
声帯だけで呼吸を止める
先ほどうがいで行った声帯閉鎖イメージのまま今度は姿勢を正して水を含まずにやってみましょう。
- 姿勢を正し、リラックスした状態で「Ha〜」
- 口の形・舌の形をそのまま維持して息を止める
ポイントは舌の根元で気道を覆ってしまわないようにする事。声帯閉鎖の力だけで息を止めてみましょう。
息を吐ききる
- 息をしっかり吐ききる
- 「ぷぷぷ・・・」と小刻みに吐いて肺の呼気をさらに空っぽにする
- 口を閉じた状態で呼吸を止める
- 喉の奥がピタッと吸い付く感覚を確認する
- 息を止めたまま口を開く
舌足らずで鼻にかかった子供の声
ミックスボイスと鼻声の関係性についてはこちらの記事の「鼻腔を響かせる声帯の状態」「ミックスボイスの出し方のコツ」をご覧ください。
関連記事:[一般説]ミックスボイスのコツは?初心者にも出来る?高音発声を調査!
一音一音鼻にかかる感じをイメージして子供らしい声を出してみると自然と声帯が閉じます。
参考になる2つの動画をご紹介しますので、年中~小学校低学年くらいの子供の声をイメージして声帯閉鎖と高音の感覚を掴んでみましょう。
くれぐれも「〜でちゅ」といった赤ちゃん口調にならないよう気をつけてくださいね。
「晩餐館」焼肉焼いても家焼くな
【「日本食研」晩餐館 焼肉焼いても家焼くな】
「カンカンカンカン晩餐館・・・」と3頭の牛さんマダムが消防車と共に「火の用心」の警笛を鳴らしながら街中を練り歩く懐かしいCM。
最後の「にほんしょっけん」という子供の声をよく聞いたら「に」「ほ」「しょ」「け」を鼻にかけるように意識して発音してみましょう。
また牛さんマダムの中にやたら声の高い方がいます。「カンカンカンカン」の時に眉間に音を持ってくるイメージで真似してみましょう。
「とってもポテトなポテト丸」
【おやつカンパニー「とってもポテトなポテト丸」早口チャレンジ編】
関連サイト:おやつカンパニー CM・動画ギャラリー
「早口チャレンジ編」というタイトルですが全然早口じゃないんです。
じゃがいもに扮した子供たちが懸命に商品名を言おうとしているとても可愛らしいCMです。
子供たちのように口腔内の前方を意識して、最後の「おやつカンパニー」も高音で「ういぇーつけんぴにー」と言ってみるとわかりやすいと思います。
ホラー映画「呪怨」で発声練習!?
【ホラー映画「呪怨ーザ・ファイナルー」】
関連サイト:呪怨ーザ・ファイナルー公式サイト
筆者はホラー映画が本当に苦手なので詳細は省略させていただきますが、ホラー映画の真骨頂「呪怨」シリーズがまさか発声練習に生かせるとは考えもしませんよね。
こちらの作品を参考に練習方法を2点ご紹介します。
「エッジボイス」って何?
- 「Ha〜」と発声したあと声帯で息を止める(声帯閉鎖率100%)
- 自分に出せる一番低い声で「アー」
- 声帯が閉じている感覚を意識したまま声の高さを上げていく
呪怨に登場する佐伯伽倻子という人物が死後に登場し「ア、ア、ア」という独特な声色で恐怖を掻き立てます。
この発声は「エッジボイス」と呼ばれていてミックスボイスを発声する時の声帯の響かせ方に似ているんだそうです。
発声中に声がブツブツ途切れても構いませんが、声帯を完全に閉鎖した状態から発声するので喉がビリビリしてできるようになるまではかなり苦しく感じると思います。
のどをリラックスさせてから行う事も大事ですので、休息を入れつつできる範囲で少しずつやってみましょう。
悲鳴をあげる
- ホラー映画を見るなど、恐怖をイメージする
- 誰かに脅かしてもらう
- 喉を締めないようにお腹の底から発声する
実は悲鳴がふんわりしている方ってあまりいないんです。何故なら地声の状態からとっさにでる発声で声帯が閉じているから。
声帯閉鎖している状態でもちゃんと高音が出せている証拠にもなりますね。
「ワァー」でも「キャー」でも構いませんが、うっかり喉を締めてしまいたくなってしまうので体を縮こまらせたり肩が上がらないように気をつけて。
可能であれば足を肩幅以上に開き膝を軽く曲げてどっしり構えた状態で発声できると尚良いと思います。
悲鳴が鼻腔と眉間をを通って天井に突き抜けていくようなイメージでやってみましょう。
どんなにびっくりするような体験をしても「うぉっ」って驚く程度の冷静沈着なタイプの方にとってはあまりピンと来ないかもしれませんが、逆に脅かした方をびっくりさせるくらいハリのある声が出せたらしめたものですね。
まとめ
いかがでしたか?日常会話など意識しない間に声帯閉鎖は行っているものの、いざ意識して発声してみるとちょっとコツがいる・・・日頃からお世話になっているはずなのにとても奥が深いですよね。
遊び心満載な練習方法が並びましたが、これらを習得する事でミックスボイスを駆使して低音から高音まで自在に操れるシンガーを目指せるのあれば嬉しいと思いませんか。
一緒に楽しいボイトレライフを過ごしていきましょう。