どもー!シゲルでーすっ!
このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!
記事に関しては【茂解説】と【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。
【一般説】この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。【茂解説】シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。といった感じになっております。
どちらも面白いので是非ご覧くださーい!
歌うことは好きですか?歌と聞いてパッと思い浮かべるのはアニメ、フォーク、ポップ、演歌、レゲエ、コーラス、ロック&ブルースなどでしょうか。
歌って、聞く側だけでなく歌い手である人も、癒やされ元気になる効果があると言われています。歌って癒やされたい、勇気が出てきた、元気になったと感じられますよ。
私はコーラスが好きでよく歌っています。そのコーラスをテーマに歌い方の練習法をご紹介します。
男性と女性の呼吸の仕方
男性と女性では、歌い方は同じですが、普通に話す時の呼吸法に違いがあることが多いとされています。
では、どのように違うのか見ていきましょう。
男性は腹式呼吸
腹式呼吸はお腹から呼吸をしている方法で、胸と腹の境にある横隔膜を上下させることです。
レントゲンを撮る時、「思いっきり吸って、吐いて」と言われます。言われたとおりに吸って吐いてをすると何かが動いている感じを受ける。それが、横隔膜が動いていると言います。
ただ、この一連の行動をする時に、肩や身体を動かし全身を使って、吸って吐いてをすると何も感じません。全身で息をするのではなく、身体は動かさずに息を吸って吐いてください。そうしたら分かります。
女性は胸式呼吸
胸式と言われますが、簡単に説明すると喉から声を出し、呼吸をしていることです。なぜ女性は胸式なのかという疑問が沸いてきますね。
それは女性が妊娠出産ができる身体をしており、男性のように腹式呼吸だと胎児は育ちません。「歌わないで」とは言いませんが、お腹に力を入れて歌うことは極力避けてください。最悪の場合、流産に繋がりますよ。
それでも、女性でも腹式呼吸をしている時があります。それは就寝時です。これはとても普通の事なので、大丈夫ですよ。
女性は起きている時は胸式呼吸になるのです。が、歌われる方は腹式、胸式と呼吸の仕方を使い分けています。でも普通に話をしている時は胸式呼吸です。
人体とは摩訶不思議なもの。その摩訶不思議を理解したら、ますます歌に興味が沸いてきませんか。
歌う時の呼吸の練習法
それでは練習をしていきましょう。一般にコーラスとは女性が多いですが、男性も歌われています。
この記事では、腹式呼吸をしながら歌っていくことを書いていきますね。
腹式呼吸の姿勢
姿勢は大切です。少し大きめの鏡を用意して、姿勢をチェックしましょう。
肩幅と同じ広さに足幅を広げ立ち、お臍の上に手をあて目を瞑る。こうすることで自分の身体が揺れているのかどうかが分かるので、揺れなくなれば大丈夫!
鏡を利用する時は、鏡に対して横向きに立ちます。そうすることで姿勢が良いのかどうかが分かるので前屈みになることもなく、猫背や肩肘を張ることもなく自然な姿勢になります。鏡を見てチェックしてみてくださいね.
力みがちになり余計な力が入ると高音は出にくくなるので、リラックスしましょう。それでは次に声を出す前の準備体操をしますよ。
準備体操
準備体操は、身体の体操と口の体操の二つがあります。柔軟と屈伸、そしてジャンプと深呼吸。ストレッチをして身体を温めるのが体操です。
これは血液の循環を良くして声を無理なく出せるためなので、ラジオ体操を本気でやると上記の体操はしなくても良いぐらいです。
汗をかくほど全身が温かくなっちゃいます。嘘ではないですよ、やってみてください。
身体の体操が終わると口の体操です。
口の体操と言っても、口の開き方を練習するのですが、演劇をする時に発声練習するやり方です。「あ、え、い、う、え、お、あ、お」を、大きな口でア行からワ行までしっかりと口を広げての発声方法。
この練習をすることによって、喉の通りを太くして声をより出せる道を作るのです。
最初は、ちょっと難しいかもしれません。初めての時は、私も上手くできませんでした。恥ずかしくて口が大きく広げられない、ア行からワ行の順番を間違える、なんて失敗もありました。
でも何度も口を動かすうちに、どんどんしっかりと言えるようになりましたよ。
身体と口の体操を1時間掛けて練習すると、いよいよ発声練習です。
発声練習をしましょう
発声練習をしていないと地声が出てくるもの。コーラスや合唱では地声では歌いません。
呼吸の練習をすると、次は発声練習になります。同時に声を使うので声出しとも称します。この声出しをすると口呼吸から鼻呼吸になります。
4拍、6拍、8拍がスムーズに呼吸できるようになると、次は音階を使って声出しです。ピアノやギターでも構わないので、音階を耳で聞いて、ドレミを呼吸で歌います。
「うー」や「んー」で声を出し、呼吸の仕方を鼻に慣らしていきます。
浅い深呼吸から始め滑らかなハミングへ、段々と歌うように、そして深い深呼吸へと音階で歌っていきます。
低音から「ドレミファソラシド-」と声出しをして、反対に高音から「ドシラソファミレド-」と何回も練習していくと、段々と高音が出てくるようになります。
「ドレミファソラシドレミファソラ-」と、音域が広がってくるとしめたもの。すると、低音も出てきますよ、こんな風に。
「ラソファミレドシラソファミレドシラソ-」
この音階を一呼吸で歌えるようになると、大切なことが分かります。それは息を吐ききること。そうしないと、息が吸えませんので。
私もコーラスを始めるまで気付かなかったのですが、話している時って息を吐くとか吸うとか気にしてないんですよ。だから、この練習をして息を吐ききることが分かったら、歌がもっと楽しくなりました。
息を吐ききることができると、次は言葉を使います。今度はスタッカートで楽しく歌ってみましょう。
スタッカートで歌ってみよう!
スタッカートとは、音にメリハリを付ける表現の一つです。テンポ良くリズミカルに言葉を一語ずつ区切って歌います。例えば、こんな風に。
「ルン・ルン・ルン・ルルッルーン」
文中にある「・」が区切りのマークです。息を止めてスタッカート風に歌います。このやり方が難しいと感じられる場合は、こんなのはいかが?
普通に機嫌が良い時は、誰でもハミングが出てくるもの。そんな時は高音が出ており、自然と鼻から呼吸だけでなく音が漏れている証拠です。
嘘だと思われた貴方。鼻の穴近くに指を横にしてハミングしてみて。どう?鼻から呼吸ができているから指に息が掛かるのですよ。
それでは、そのハミングで歌ってみましょう。
「あーら、ふ・し・ぎ」
「あーら、ふーしーぎー」
ニュアンスが違うのが分かりますか?上の「・」で区切っているほうは元気よくリズミカルに、指がチッチッチと動きますよね?
下の歌い方だと「―」で音を伸ばしているので、掌がパーになってしまいます。
ならないって? 私はなってしまいますよ。だから大丈夫! きっと上手くいきますから。
ちょっと豆知識
コーラスでは、1回の息継ぎにつき16拍は呼吸が伸びます。鼻で呼吸をすると苦しくないので、鼻呼吸することがお勧めです。それでも「無理だよ」と言われる人には、ここだけの話を。
水泳で泳ぐ時って顔を水に浸けて泳ぎますよね。鼻で息を吐き出すことを覚えさせ、息継ぎを楽にさせるためです。
特にクロールを泳ぐ時、2回左右に水をかいて3回目に息を吐ききり、口から吸い水中では鼻から息を吐き出すことを指導しています。これ、私が水泳コーチをしていた時に指導していました。
それと同じことが言えるのです。高音を出すための練習法は呼吸が大事だけど、呼吸の仕方が大事なのです。
息は肩を怒らせて身体全体で吸うのではなく、口と鼻から吸い、鼻から息を吐ききる。
難しいようでいて簡単なことです。だって、ハミングできる人なら、この呼吸法はできるので。
まとめ
呼吸っていうのが、どんなに大切なのかが分かって頂けたでしょうか。最後に歌うポイントをまとめてみました。
- 力まない
- ゆったりとした気分になる
- 楽しく
- お腹から声を出す
そして、もう一つ。
呼吸は、
鼻から呼吸ができるようにする。
それには、ハミングするつもりで息をしましょう。
一人でも多くの方がコーラスに興味を持ち、歌って頂けると嬉しいです。近い将来はステージに上がって歌うことを希望されるでしょう、私のように。
読んで頂きありがとうございました。