どもー!シゲルでーすっ!
このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!
記事に関しては【茂解説】と【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。
【一般説】この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。【茂解説】シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。といった感じになっております。
どちらも面白いので是非ご覧くださーい!
ストレスが多い現代社会。みなさんはストレス発散に何をしますか?
歌うことがストレス発散になっている人も多いはず。曲ごとに雰囲気が違って、その時その時の気分で自分にぴったりな曲を選んで、気持ちをぶつけて歌ってスッキリ!
かく言う私も、主な移動手段が車なので、対向車線の視線を気にしつつの熱唱が日々のストレス発散です。そうです、気にしつつもしっかり熱唱しちゃいます。
でも思うように高い声が出なくて好きな曲が歌えない。頑張って練習もしている。なぜ全然上達しないんだろう・・・このままでは歌うことが、かえってストレスになってしまうかも。
そんな風に考えている方も沢山いると思いますが、大丈夫ですよ!ここでは、こんな練習をすれば高音が出せるようになる。という事を分かりやすくお伝えしていきます。ちょっと安心しましたか?読めば答えがわかっちゃいます!
そして、思うように高音が出ないのは、意外にも高い声を頑張って出そうとしていた事そのものが原因だったのです!
高音が出ない歌い方の原因は?
実はこれ、高い声を出そう、出そうと必死になって頑張りすぎていた事が高い声をうまく出せない原因だったのです。
勘違いしがちですが、「練習を頑張る事」と「高い声を出そうと頑張る事」これは似て非なるものです。
頑張りすぎる力が生むデメリット
頑張りすぎると、どうしても体のあらゆる所に力が入ってしまうのです。
これが先ほど述べた練習を頑張る事と高い声を出そうと頑張る事の違いで生まれてくる大きなデメリット。
筋肉が緊張してしまう
体に力が入ると、筋肉が強張ってしまいます。
人前に立つときに、緊張しすぎてうまく声を出せなかったり、動きがギクシャクしたりしたことはありませんか?
あれは筋肉が強張って体に力が入り、思うように喉や体を動かす事ができなくなっていた事が原因。
私は管楽器を演奏するのですが、緊張のしすぎでコンチェルト(一人で主旋律の演奏をする楽曲)なのに全然思うように音が出せなくなって途中で逃げたくなった事があります・・・
声を出す仕組み
声は、喉にある声帯という器官を振動させて出します。
声帯とは、粘膜に包まれた細長いヒダの事で、周りには声帯を動かすための筋肉があります。よくよく考えると当たり前の事ですが、筋肉によって動かしているのです。
声帯の間を呼気が通って声帯を震わせます。それが声となるのですが、その際声帯を閉じたり開いたりすることで、声の太さや輪郭、息漏れの量を変えていく事ができるのです。
体の力を抜いて、リラックスする事で声帯まわりの筋肉の緊張がほぐれてもっと歌いやすくなるのです。
喉がしまってしまう
また、力が入りすぎる事で喉がしまってしまうことも。
自分の手を喉に当てて、「あー」と発声してみて。
そう、声は先ほど出てきたように声帯を震わせて出るものですが、喉という空間の中で響くものなのです。コンサートホールって、とても音が響きますよね。のびのびと遠くまで音が届きます。
では、あなたのお布団の中で包まって歌ってみると?全然響かずに、布に吸収されて音が小さく聞こえますよね。
関連記事:[一般説]ミックスボイスは簡単に習得できる?高音発声を調査!
【大きな声でおーーーい!と言う】
・遠くにいる友達に呼びかけるイメージ
【鼻から大きく息を吸い込み大きな声でうー!と発声し、息を吐ききる】
・姿勢を正して行うのが効果抜群
「お」の発声は、もともと喉を開きやすいのです。「う」の発声は、声帯トレーニングに良いとされているんです。
意識せずに、大きな声で力を入れずに喉を開くことができるはず。思いがけず声量も上がっていますね。
では今度は、コンサートホールで舞台から、最後列の席に座った恋人に声をかけるような気持ちでもう一度!
恋人を前に、自然と口角もあがりませんか?エア恋人ですが・・・
口角が上がると高音も発声しやすくなります。口角を上げようと意識しすぎると喉が上がってきてしまうので、あくまで気持ちを作るだけでOK!
ここまでは、頑張りすぎることで体が力むと、どういうデメリットが生まれるかお話しましたよね。体が力んで上手く歌えなくなると、更にここから、別のデメリットが生まれてしまうのです・・・。それは、メンタルにも関係してきます。
メンタルが弱ってしまう
頑張りすぎる事がなぜ、メンタルが弱る・・・なぜ?と思いますか?
体に力が入ってしまうというデメリットのせいでうまく歌えない状態が続くと、どうせもう高い声は出せないんだ・・・と諦めてしまいやすくなるのです。
諦め半分のメンタルで練習をしても、練習は長続きしません。満足のいく練習をしないのですから、結局上手くならない。
そしてやっぱり上手くなんてならないじゃないか!とモチベーションが下がる。これでは悪循環ですね。
メンタルを保つためにも、歌うことがストレスにならないようにするためにも、気持ちも力まない事が大切です。
発声の基礎は身につけておこう
思うように高い声が出ない原因をご紹介してきました。
正しい呼吸
これはもう、腹式呼吸とみなさん思われるでしょう!この呼吸については、たくさん情報があるので練習を繰り返せばすぐに身につきますよ。
関連記事:[一般説]ミックスボイスは簡単に習得できる?高音発声を調査!
深くまで息を吸う方法、それは「背中まで息を入れる」!背中ってどうやって?と思いましたよね。体に深くたくさんの空気を取り込む事で、腹圧がかりもっとお腹から声が出せるようになります。
私の学生時代の体験からご紹介致します。先ほどもちらっとお話しましたが、私は長く管楽器を演奏しておりました。
吹奏楽部にも長く所属していて、文化系なんてまったくの嘘だよなぁ。筋トレするし。難しい女社会で大変だし。と心と体の体力勝負な日々を送っておりました・・・
【足を肩幅に開き、ほんの少し前かがみになって呼吸をする】
・頭を下げるのではなく、腰から少し曲げる事がポイント
【息を最後までふ~と吐ききる。吐ききったら力を単純にポンと抜く】
・こちらは座っていても出来る方法
部活の中で、基礎練習は必ず毎日取り組む練習メニューでした。基礎練習の中にロングトーン(音を長く伸ばして吹く)という「管楽器の基礎中の基礎」なるものがあります。
そのロングトーンをする時に、あえて立って(基本は座って演奏します)少し前かがみになりながらやる、という練習がありました。
この少し前かがみになる体制で腹式呼吸をすると、背中まで膨らんで息が入ってくるのが分かるんです!この方法で今までよりもっと深く呼吸をしてみてくださいね。
深いブレス
ブレスとは、息継ぎの事。発声するのに息を吐くので、息継ぎは必ず必要になってきます。
浅いブレスになってしまうと、息が長続きせずにすぐに苦しくなってしまいます。
そうなると歌の中でブレスできるような部分がない時、無理に声を出そうとして体が力んでしまいやすくなるのです。
浅いブレスにならないために
しっかりと深いブレスをするためには、息を吐き切る事が大切。
学生時代にプールの授業ってありましたよね。クロールしている時、息継ぎのタイミングを間違ってしまった事ってありませんか?
その後なぜか苦しくなってさらにどんどんタイミングがズレる・・・
これは息継ぎのタイミングがズレて、息を吐ききっていないのに息を吸い込んだために少ししか空気を吸えず、苦しくなってしまっていたのです。
人間の体は、息を吐き切ると自然とたくさんの空気を吸い込むようにできています。これは泳いでいる時も、歌っている時も同じ。
しっかり吐ききってからブレスをすれば、大げさなブレスをせずともしっかりと深く息を吸う事ができるんです。
ちなみに、私は吹奏楽部で肺活量を鍛えられていたので、息だけはとっても長く続きます。
歌がうまいね、と言われたことはありませんが・・・息継ぎ少ないよね、とは言われます。複雑です。
まとめ
高音が出ない原因は、高い声を出そうと頑張りすぎることが生む、デメリットによるものでしたね。上手くなりたい!とういう気持ちが強いと、ついつい頑張ってしまいます。
でも案外、行き詰まった時に気分転換に何も考えずに歌った時の方がいい声が出せることってありませんか?気分転換に、と思っていることで体がとてもリラックスしているんでしょう。
これからも楽しく、リラックスして上達を目指していきましょう!
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。