[茂解説]簡単に歌が上手くなる方法!口の形を歌のお兄さんと同じにすればOK

どもー!シゲルでーすっ!

このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!

記事に関しては【茂解説】【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。

【一般説】
この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。
【茂解説】
シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。

といった感じになっております。

どちらも面白いので是非ご覧くださーい!

はいどーも! シゲルでーっす。

今回は簡単に歌が上手くなる方法!口の形を歌のお兄さんと同じにすればOK! という事についてお話ししていきます。

これは「音程がブレる」「曲の雰囲気が出せない」「なぜか上手く歌えない」という方に向けた記事です。

このような悩みを解消して曲に合わせた歌い方を頭で理解し今よりさらに上手くなれるでしょう。

シゲル
ちなみに僕がどういう人間なのかはプロフィールページとこちらをご覧くださいね〜。

関連記事:[茂解説]part1ミックスボイスは地声?裏声?習得は難しい?歌声を聴きながら解説

こちらの動画でも話してます。

 

まずは聴き比べてみよう

動画の1:43あたりから、以下のような歌い方をしていますので聴いてみてください。

聴き比べ
  1. 普通の歌い方
  2. 「え」の口の開き方を基準にした歌い方
シゲル
同じフレーズを違う口の開き方で歌っていますよぉ〜。

 

「え」にした場合のメリット

口の形を「え」にした場合の歌唱方詳細とメリットはこんな感じです。

「え」にした場合の歌唱法詳細とメリット
  • 声がポップスに合う
  • 音程がブレにくい
  • キーは同じでも高く聞こえる
  • 最高音までの時間が短い

先ほどもお伝えしたんですが口の形を「あ・い・う・え・お」の「え」の形にしています。

全ての母音を本来の口の形にはしていません。

つまり「あ」だったら「あ」の形、「お」だったら「お」の形にしていない、という事です。

歌のお兄さんはもっと声に深みを持たせていますが今回は比較なのでクリアな部分を強調しています。

この歌のお兄さんとは誰かの事かというとNHKでやってる幼児向け番組「おかあさんといっしょ」という番組で歌っているお兄さんの事です。

大半の方・ほとんどの曲はこの歌い方をしています。

ただ曲によってはちゃんと「お」の口で歌ってる時もありますのでご理解くださいね。

これからお伝えすることを理解できれば今上手く歌えないと感じている方も「なぜ上手く歌えていないのか」がわかるはずです・・・!

 

声がポップスに合う

声を濁らせないのでポップスに合いますね。クセが無い歌唱法なんです。

シャウトがかっていたり「お」の母音が強くて深みがありすぎちゃうってのはポップス系には合っていないんですよね。

シゲル
クリアな雰囲気を強調させたい時にはめちゃくちゃ向いていますよぉ〜。

 

「母音=口の形」ではない

曲の雰囲気が出せない人は「あ」ならあの母音の口の形、といったように本来の口の形が正解だと思い込んでしまっていることが多いんです。

みんなが正しいと思っているって事より、もっと曲に合ってる発声ってあるんですよ。

人間の人口で考えたら趣味で歌をやっている人の方が少ないですよね。

その中でさらに口の形を理解している人ってのは少なかったりするわけです。

歌をやっている人に比べて人口が多い歌をやっていない人たちは「あ」の歌詞だったら「あ」の口の開き方で歌うんでしょ? って思っているでしょうね。

そこの常識に引っ張られてしまうと歌が上手く歌えなくなってしまうのでご注意ください。

歌が上手い人の方が少ないわけですから、そっちの技術を盗みましょう。

シゲル
一見、常識はずれだと思うことをやってみると良いですよ〜。

 

音程がブレにくい

「え」の口にすることで口の形を固定しているので口の開き方の変化による音程のブレが極端に減る歌唱法なんです。

「い」の口の形から「お」の口の形にしてみてください。

口の形がだいぶ動きますよね。それって筋肉がゆるむ瞬間が出るので音程がブレやすいんです。

普通の口の形で歌うと高い音から低い音に移行する時にかなりブレやすいんですよ。

この場合は体の内部が高い声と出す形でキープされているので下がりきれなかったり、あるいは下がりすぎちゃったりすることが起こり得ます。

どちらかというと下がりきれないことの方が多いですかね。

逆に高い声を出そうとすると声が上ずるって事はあまりなく、キーが届かないって事の方が多かったりするんですけど。

シゲル
高い声からから低い声に行こうとするといろんなことが起こるんですよねぇ〜。

口を「え」の形にすることを基準にして歌うと「い」や「お」や「あ」の中間くらいの口の形になるんですよ。

わりとどちらにも早く対応できるためバッチリ音程を当てることができやすいです。

シゲル
「え」の口にして筋肉を固定することで筋肉の緩みによる息の暴走を防いだり、鼻や口から息を出す息遣いの調整もやりやすくなりますよぉ〜。

 

キーは同じでも高く聞こえる

これは先ほど聞き比べてもらった時に分かったと思うんですけど、声をクリアにした2回目の方がなんとなくキーが高く聞こえるな、と思いませんでしたか?

これ、よくあることなんですよ。

例えばB’zの稲葉浩志さんがハイトーンで「オォー」と声を出す時とX JAPANのToshiさんが高い声で「紅だー!」っていう時を聴き比べてみてください。

同じキーだとしてもToshiさんの方が高く聞こえます。

それは口を縦に開いているか横に開いてるかの違いになるんです。

稲葉さんは「う」や「お」の母音のことが多い発声方法でToshiさんは「え」や「い」の口の開き方である傾向なのでToshiさんの方が高く聞こえます。

声の太さとかも考慮するとまた話は変わってくるんですけど、高く聞こえるかどうかでいうとそんな感じですね。

口を縦に開くか横に開くか大きな違いなので「え」の口にしてみると違いがよくわかると思いますよ。

ちなみに「い」の口だと発声しにくいです。才能がないとなかなかできないので、色々試してみてくださいね。

シゲル

「え」の口の形が最適だと僕は思いますよぉ〜。

 

最高音までの時間が短い

本来の口の開き方や口の動きにしてしまうと次の口の動きにしようとした時に狙った音程に行くまでに若干の時間がかかるんですよ。

感覚では気づきにくいレベルではあるんですけど「え」口の形にするとそのタイムラグが無くなるんです。

歌って聴き比べてみたらよくわかると思います。

一言ずつ素早く言葉を届けることができるって感じですかね。

口を閉じるまでの時間を短めにすることもできるので切り側の音がうっかり下がってしまったりするのも防げます。

これは聴き比べないとわからないかな・・・?

切り側って音程が下がりやすいんですよ。超高音になってくるとこの辺りの技術もかなり難しくなってくるんですけど。

Official髭男dismのボーカルの方なんかはピッと切ってて、ちょっとB’zの稲葉さんのテイストが入っている感じがありますね。

シゲル
ほんとに超短くやってるんで全然似てないじゃんって思うかもしれないですけど、実はかなりそういうのやってるんですよ・・・。

 

あごを少し出した歌い方

これは若干余談になるんですけど「え」の口の開き方プラスこれをやるとイイよってのがあって。

それは「あごを少し出して歌っている」こと。

前歯を下唇で覆い隠すような感じで、鼻から息を出してミュートさせていってだんだん静かにするっていう歌い方ですね。

シゲル
この場合、歌のお兄さんは深みを出さないためにビブラートはかけないようにしています。

 

 

歌手を見るときのポイント

歌手を見る時のポイントをお伝えしますよ。

歌手は誰でも良いんです。歌を聴くのももちろん良いんですが無音の状態にして口の動きを見るってのも勉強の手段の一つなんです。

ツートン青木さんの息子さんのモノマネ歌手の青木隆治(あおきりゅうじ)さんも歌手のモノマネを研究する時に音を消して見るって言っていましたね。

それと同じです。

シゲル

ぜひ音を消して歌手の動きを見てみてください。けっこう大切なことだと思いますよぉ〜。

 

改めて聴き比べてみて

これらを踏まえて先ほど聴き比べたものをもう一度聞いてみましょう。

動画の1:43あたりから、以下のような歌い方をしています。

聴き比べ
  1. 普通の歌い方
  2. 「え」の口の開き方を基準にした歌い方

シゲル
・・・いかがでしたか?

 

この歌唱法のデメリット

この歌唱法のデメリットをお伝えしますね。

この歌唱法のデメリット
  • 若干声量が下がる
  • 声が裏返りやすい
シゲル

では説明していきますね〜。

 

若干声量が下がる

この歌唱法は若干声量が落ちる発声法なんです。でもそもそも爆音の中でやるようなタイプの歌唱法ではないので選曲さえ間違わなければ大丈夫。

カラオケに合わせて使うのもOKだしバンドでやるにしてもこのような曲調だったら問題ないと思います。

シゲル
曲調にしっかり合わせて判断してくださいね〜。

 

声が裏返りやすい

男性のキーで説明しますね。

hi-B以上の高音域になってくると「え」の口の形よりも「あ」や「お」の口の形の方が声が裏が入りにくくなっていきます。

なのでこのままの状態で高音域へ差しかかってくるとちょっと声が裏返りやすくなってくるかなーって感じです。

でもこれは体の使い方次第で回避できます。

シゲル
やってみればわかると思いますが、体の使い方ついてはお話しするとめちゃくちゃ長くなってしまいますので割愛させていただきますね〜。

 

「あ」「お」の方が高音域向き?

なぜ「あ」や「お」の方が高音域に適しているか、お話しします。

アニメ『北斗の拳』のオープニング曲『愛をとりもどせ』を歌った元クリスタルキングの田中昌之(たなかまさゆき)さんという方がいるんですけど。

その方が生で歌っている映像を見たんです。

シゲル
白い服着て歌ってる映像ですよぉ〜。

 

田中昌之さんは才能の持ち主

田中昌之さん、口を開いていないんです、全然。

全然口を開いていないけど高音の声量・ピッチ・迫力・鋭さもすごい。

その映像を真似しようと思っても僕らはできないです。少なくとも僕はできないですね。

シゲル
僕は今、かなり高い声が出せます。だけどあの状態で歌う事はなかなかできないです・・・。

関連記事:[茂解説]元クリスタルキング田中昌之の現在と過去を徹底比較

関連記事:[茂解説]クリスタルキング田中.大都会と愛をとりもどせで才能解説

 

口を開いて筋肉を固くしよう

それはなぜかというと、口の開き方が小さくなってくると筋肉を固くさせるという事がなかなか難しくなってくるんです。

だって、口を閉じてるから。

口を開いた方が筋肉が張る部分が多くなるので声帯にも発声の面では良い影響を与えて声が高くなっても声帯の振動をキープできる状態が作れるわけです。

なので高音域になるにつれて口をある程度開く必要がありますね。

それに対して単に「あ」とか「お」の口の形だけではなく、けっこう開くんですよ。

「あ」と「お」を織り交ぜたような口の開き方が必要になってます。

口を閉じながらやるって事は筋肉が緩んでいるところが多いって事なのでそれは本当に才能がある方じゃないと出来ません。

シゲル
それにかなり近いことは僕らもできるようにはなるんですけど、厳密に言うとできないって感じですね。

 

まとめ

いかがでしたか? 今回は簡単に歌が上手くなる方法!口の形を歌のお兄さんと同じにすればOK! という事についてお話ししていきました。

今まで一度も高い声が出ないことで悩んだことがない方以外は、口の開き方をかなり意識した方がいいと思いますよ。

ではまた他の記事でお会いしましょう。

ではでは、ばいび〜!