どもー!シゲルでーすっ!
このサイトは高音発声(特にミックスボイス)について色々と情報提供していますよぉ!!
記事に関しては【茂解説】と【一般説】の2種類があり、コンセプトがちょこ〜っと違います。
【一般説】この世の中に発信された様々な情報から、信憑性の高い物を集約して記事にしていただいたというパターン。【茂解説】シゲルの経験から思ったことを好き放題言いまくるといったパターン。といった感じになっております。
どちらも面白いので是非ご覧くださーい!
好きな曲をたくさん歌えて、ストレスも大発散できるカラオケ。楽しいひと時の中でも特に気持ちが盛り上がるのは、採点機能で高得点をたたき出せた瞬間ですよね。
歌を聴いてくれた人に「すごい!カッコいい!」と褒めてもらえるし、自己肯定感が大きく跳ね上がる感覚はとても気持ち良いものです。
しかし、歌に対する苦手意識があり低い点数を出してしまうのが怖いと感じている方や、高い得点を出してみたくても何から始めれば良いか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事ではそんな方々のために、歌の初心者でも高得点を掴みやすくするワザの数々をご紹介していきますよ。
せっかくのカラオケタイムですから、思いっきり楽しみたいもの。心に高くそびえ立つハードルを1ミリでも下げられるよう、一緒に学んでいきましょう!


DAMとJOYSOUNDの違いは?

カラオケ機種の二大巨頭である『DAM』、そして『JOYSOUND』。カラオケに行けば必ずどちらかがあると言えるほど、かなりメジャーな機種です。まずはそれぞれの大まかな特徴をサラッとお伝えしますね。
【DAM】
臨場感と迫力あふれるコンサートを目の前で再現したような高音質に定評あり。ライブ映像も豊富で、まるでプロ歌手になったような気分を思いっきり味わえる。
【JOYSOUND】
誰もが口ずさめるヒット曲からコアなファンでも大喜びするマニアックな曲まで数多く揃えられていて、最新のものでは30万曲以上歌えるほど圧倒的な配信曲数をもつ。
両方とも魅力的な特性ですよね。それに加えて、実は採点機能にも絶妙な違いがあるんです。この違いを頭に入れておけば、有意義なカラオケタイムに役立ちますよ!
採点する基準のちがい
両者が異なるのは採点基準です。歌うという行為は様々な技が組み合わさって構成されますが、DAMとJOYSOUNDでは採点で重要視されるテクニックが変わります。特に細かく審査される精密採点に注目しながら、早速くらべてみましょう。
①音程
ガイドメロディーに沿って、正確な音程でキレイに歌えているかをはかる。いちばん重要視される要素で、点数の配分が最も大きい。カラオケ画面に出てくる音程バーと自分が歌う音程がいかにハマるかで点数が左右される。
②表現力
抑揚・こぶし・しゃくり・フォールを使った回数をはかる。中でも最も重要なのは声量の大小をコントロールし、歌声に表情を付ける抑揚。
③安定感
歌声を不安定に震わせることなく、どっしりと安定しているかどうか。緊張や不安を少しでも軽くし、しっかりと呼吸に意識を向けたいところ。
④リズム
曲のテンポに正しく合わせられるか。ドラムやベースなどの重低音に耳を澄ませたい。失敗しても影響は割と少ないが、実際の音よりも速すぎor遅すぎると減点対象。
⑤ビブラート
いかに歌声を揺らせるかが審査される。1秒より長く、ゆったりと遅めのビブラートが高得点になりやすい。
DAMでは音程が特に大きく審査されるようですね。ではJOYSOUNDの方はどうでしょうか?
①音程
DAMと同じように最も重要視される要素で、点数配分も多い。こちらもガイドメロディーに合わせ音程バーにばっちりハマれば得点は大きい。
②安定感
緊張や不安がほぐれ、余裕のあるしっかりとした発声が出来ているかどうかをはかる。
③抑揚
声量に強弱コントロールをつけ、メロやサビで歌声の使い分けが出来ているかをはかる。
④ロングトーン
声が不安定に震えることなく、同じ音程をしっかり長く歌い続けられるか。0.5秒以上伸ばした時点での音程キープ力が審査される。
⑤表現力
こぶし・しゃくり・ビブラートが審査される。直接の影響は少ないかもしれないが、特にゆったりと安定したビブラートが加点対象になりやすい。


結局どっちで歌えばいいの?
DAMとJOYSOUNDの両者とも、数千人に及ぶぼう大な人数の歌唱データをもとに、歌が上手く聴こえ、かつ人間の感情を揺さぶるようなカラオケとはどんなものかを徹底的に研究し、採点に活かしています。
特にDAMについては審査項目が多く、しかも優秀なAI技術で事細かに分析されることから、全くの初心者が高得点を取るには少し厳しい傾向があります。よほどの天才でない限り、トレーニングもなしにいきなり90点以上は取りにくいかも・・・。
それに比べてJOYSOUNDは歌唱力の分析が比較的やさしく、DAMで歌うよりも5点ほどは高い点数が狙える可能性が高いとされています。
しかしどちらで高得点に挑戦するかはあなた次第で、一つに絞ることだけが正解ではありません。今の実力や目標、気分に合わせて使い分けてみましょう。
例えばカラオケをワイワイ楽しみつつ、ひたすらに高い点数を追い求めるならJOYSOUNDがオススメ。たくさん好きな曲を歌えるのでテンションが上がりそうですね。
しかし高得点のみならず、人を感動させるような本物志向の歌唱力も手に入れたいのなら、DAMに挑むのが得策。精密に分析採点してくれるので、自分の歌声にひそむ素敵なチャームポイントに気付けそうです。
さて、カラオケ機種の仕組みをササーっとお勉強したところで、次章からはいよいよ本格的な歌唱トレーニングをご紹介します。気軽に始められるものばかりなので、ゆるーい気分で楽しみながらチャレンジしてみましょう!


正しい音程で歌うために:準備編

カラオケの採点にはいくつかの審査項目があると前章でお伝えしましたが、中でも重要とされる項目ベスト3は『音程、抑揚、安定感』でした。優先順位に多少の違いはありますが、DAM・JOYSOUNDともに共通しています。
歌は数多くのテクニックが必要とされるため、何から始めれば良いか混乱する人も多いのではないでしょうか。しかし、これら3大要素を押さえておけば、初心者でも一目置かれるような歌声を手に入れることが出来ますよ。
まず採点に一番の影響力がある『音程』は、できるだけ綺麗に掴めるようになっておきたいテクニックです。1点でも多く自分のモノにするため、トレーニングやカラオケに出向いたときに心がけておきたいことをご紹介しましょう。
カラオケ前に予習しておこう!
音程をとるのにイマイチ自信が湧かないとか、一生懸命に歌っても、その頑張りがあまり点数に反映しないという人もいるのではないでしょうか。
音を外してしまう大きな原因として、曲をじっくりと聴き込めていなかったり、歌声をきちんと発声する経験の不足があります。何の用意もなくぶっつけ本番で歌っちゃうと、痛い目を見てしまうということですね。
高得点を狙うなら、CDやサブスクリプション、YouTubeで音源をしっかりと聴き、カラオケアプリで歌いながら日頃から予習をしておきましょう。今までよりも音楽へ丁寧に向き合う習慣を作って、経験を増やしておきたいところです。
予習をするうえで心がけたいのは、「一音も逃さず完コピしてやるぜ!」という意識を持つこと。カラオケの採点では、いかに音源通りの音程で歌えているかが審査されるためです。
とは言っても、一曲まるまる完コピするには時間がかかり過ぎるし、集中力キープが困難。まずは自分が歌いやすいと感じる部分や、特に苦手な部分だけを何度もループして練習すると、効率的に予習をこなせますよ。
また、最初の内から思い通りにうまくいきません。そんな時は、一曲だけ耳を澄まして聴いたり、音楽を鳴らしながら自分なりになんとなく歌ってみるだけでも◎!1日5分だけでも全然OKなので、ちょっとずつ音楽に触れる時間を増やしていきましょう。


ちなみに・・・カラオケアプリはDAM・JOYSOUND両方から配信されています。他にもうたスマMovie、Pokekara、ハヤえもんなどハイクオリティーなものが多数ありますので試してみてくださいね。ただし、いずれも有料なのでご注意を。
ガイドメロディーは大きく、エコーは小さく
実際にカラオケへ出向いて練習するのも、とっても有効な手段です。自宅では声を出して練習しにくいとか、マイクを使って歌いたい・・・なんて場合もありますよね。この際カラオケを利用しちゃいましょう。
ですが、さあ歌おう!と意気込む前に意識しておきたいことがありまして・・・。それはガイドメロディー(ガイドボーカル、ボーカルアシスト)の音量と、エコーのレベルです。詳しくはこちら。
【ガイドメロディーの音量は大きめに!】
音源通りにキレイに歌われたメロディーと中の人による高い歌唱力はお手本そのもの。音量を大きくして聴き込むも良し。中の人と一緒に歌いながら自分が歌う音程が合っているかを確かめるのも良し。
【エコーレベルは小さめに!】
エコーは声がボワーンと反響することによって上手く聴こえる効果があるが、自分の本当の歌声が聞こえにくくなるデメリットがあり、音程が外れていても気付けない可能性が。出来るだけレベルを控えめにしておくこと。
カラオケに出向いて練習する場合も、先述でお伝えした予習と同じくしっかりと耳を澄まして音楽を聴き、自分の歌声を発声していくことが高得点への近道です。
カラオケは歌うための設備がバッチリ揃った環境なので、うまく利用できれば歌唱力アップの手助けにもなってくれますよ。


ちなみに、こちらの記事でもガイドメロディーやエコーなど、歌を上達させてくれるカラオケ機能についてご紹介していますよ。特に高音にお悩みの方にオススメです!
関連記事:[一般説]カラオケでミックスボイスの練習はできる?高音発声を調査!
録音・録画を忘れずに
自分自身のことをよく分かっていると思っていても、客観的に別の方向から見てみると全然違った、なんてことがよくあるものです。
それは音程にも言えること。きちんと曲を覚えたつもりが、気付かないうちに間違ったまま覚えてしまっていたり、聞き逃している音がいくつもあったりするケースが意外とあるんですよ。
音程は採点で一番大事な要素なので、不安なことはなるべく取り除いておきたいですよね。そんな場合に必要不可欠なのが歌声の録音(あるいは録画)。驚くほどたくさんの発見があります。
使う道具はお手持ちのスマホで十分。レコーダーやムービーでどんどん記録しましょう。動画撮影ができ、歌っているところをシェアして他の人に観てもらう機能が備わったカラオケアプリもありますよ。SNSを利用して感想を教えてもらうのも良いですね。
ただ、記録を始めた最初の頃は自分が抱くイメージと現実があまりにもかけ離れているため、ショックを受ける可能性が高いでしょう。自分の声質に違和感がある、音程が8~9割しか合っていない、はっきりと歌声を出せていない等々・・・
乗り越えるのがつらい高い壁ですが、音源をしっかりと聴きながら修正を繰り返してその度に記録・再生していくことで次第に冷静になり、余裕が生まれます。自分の歌声の魅力的な部分にも気付けるようになれば、成長を実感できますよ。


正しい音程で歌うために:高音編

「高い音をすんなり出せるようになりたい」。たくさんの人が抱えている願いですよね。色んな曲をカッコ良く歌いこなして高得点を勝ち取り、沢山の人にチヤホヤしてもらいたいものです。
しかし、いざカラオケを楽しもうと思っても、ハイレベルな高音と歌唱力が要求される曲ばかりで、難しさのあまりイメージ通りに歌えないこともしょっちゅう。そもそも自分には無理・・・と最初から意気消沈な人もいるかもしれませんね。
そんな切ない状況を打ち破るために、今よりも歌える音域を広げて高得点を狙う簡単なトレーニングをお伝えしますよ。
高音が歌いやすくなる3ステップ
頑張って高音の音程を合わせているつもりが、きっちり音程バーにハマらないことはしばしばあります。録音したものを再生して聴いてみると、半音くらい低く歌っていたりすることも。少しだらっとしたような印象になってしまいますよね。
そんな時は少しだけ身体に意識を向けることで、高音の伸びが綺麗になり、狙った音に歌声をピッタリ当てやすくなります。楽器や音源を使って、音を確かめながらやってみましょう。
- 足を肩幅に広げてリラックス。マイクは片手で持つかスタンドを使って手ぶらで。胸を広げて呼吸しやすくする。
- お尻の穴にキュッと力を入れる。
- 高音を出すときは、上の前歯中央2本の裏側に向けて歌声を放つイメージで。
気合いを入れ過ぎて身体ガチガチになってしまうと、呼吸が浅くなってしまい息が持ちません。程よくリラックスしてゆったり深い呼吸を行うことで、声を出すための空気を十分に確保できます。
ですが、お尻の穴はキュッと引き上げるように力を入れて下さいね。姿勢が真っ直ぐに良くなり、歌声が引き締まってブレにくくなりますよ。
そして歌声を放つ方向について。高音部分で何となく音程がハマらない、歌声が少しだけ低くなってしまう場合は声を出す方向が下がり過ぎています。
上の前歯裏に声を当てることで、自然と高音を出しやすい体勢になり、歌声が斜め上へ伸びやかに広がっていきます。出したい音によって歌声を放つ方向を変えるだけで、歌いやすさが全然違いますよ。頭の真上や後頭部方向も試してみる価値ありです。


あくび・ため息で喉を開く
歌声を出す方向を意識しても声が裏返ってしまったり、いざカラオケで歌うときに喉がギューッと締め付けられるような感覚を覚えることがあります。
それは喉に力が入り過ぎて、無理やり声を絞り出そうとしているから。適度に力を抜いて、喉の奥を開く様なイメージを身に付けるため、歌う前にあくびとため息を活用した喉のストレッチをやってみましょう。
感覚が分かるようになれば、高音のみならず中音、低音も今までより歌いやすくなりますよ。
- 両腕をできるだけまっすぐ上げて背伸びをしながら、「ホワー」としっかり声を出してあくびをする。
- あくびを出しきったら腕をだらんと下ろし、「ハアアー・・・」とため息をつく。体全体の力も抜く。
- まずは1回からでOK。生あくびができる人は3回ほど続けるとさらに良い。
あくびをしたときの喉は奥の方が広がっていますが、これって実は歌うためにはベストの状態。あくびをするだけで、自力で最高の状態を作れるんです。
そしてため息を思いっきりつくことで、かたくなった身体の緊張がほどけていきます。先ほどもお伝えしたように身体ガチガチ状態はNG。身体をゆるめ、ある程度の余裕を作り出すことで、呼吸と発声が少しずつ楽になっていきますよ。
ちなみに、こちらの記事では高音を気持ちよく歌うためのメソッドをたくさんご紹介しています。初心者向けのものばかりなので、ぜひ気軽にお試しくださいね。
関連記事:[一般説]高音はどう歌う?気持ちよく声を出す方法と練習曲をご紹介!


忙しくてどうしようもないあなたに
仕事やら家事やら趣味やらで忙し過ぎて、予習もトレーニングもこなす時間が無い!だけどカラオケでは良い点数を出して悦に浸りたい!という人もいるでしょう。
そんな場合は、『すでに持っている歌唱力を活かす』こと、あるいは『気楽な毎日ながら練習』をオススメしますよ。
- 歌いやすいキーに変更する。
- 高い音程では裏声を使う。
この2点に共通するのは、無理をせずに出せる歌声を使うということ。原曲キーのままで、地声のような力強い高音を歌えたら素敵なことには違いないのですが、それで声が裏返り、音程を外してしまっては意味がありません。
自分が歌いやすいキーに変更し、地声のままだと難しい高音を裏声に変えてガイドメロディーの通りに歌えば、心配なくきちんと点数を稼げますよ。
さて、次は忙しい人のための毎日ながら練習について詳しくお伝えしますね。
家事や通勤、お風呂の最中など何かをしながらでもOKなので、1日1曲歌う。童謡でもCMソングでもなんでも構わないが、必ず気楽に無理をせずに歌える曲を選ぶこと。
毎日歌い続けることで、身体中の神経が少しずつ変化し、ベストな歌声を発しやすい状態を作っていくことが出来ます。ヨガやストレッチを続けると身体が柔らかくなったり、筋トレでしなやかな肉体を手に入れられるのと同じように。
ただ、やみくもに歌い続ければ良いというわけではありません。喉はとってもデリケートな器官なので、自分のレベルに合わない声を一気にたくさん出してしまうと大きなダメージを負い、声が枯れてしまいます。
すぐに思い通りの結果を得ることは難しいかもしれませんが、出来る範囲で毎日3分~5分ほど続けてみましょう。頑張りに応じて、着実にレベルが上がっていくはずですよ。


抑揚をコントロールするには

『抑揚(よくよう)』とは、簡単にいえば声量の大きさを変えることで、楽曲にメリハリをつけて感情をのせたように表現するテクニックです。
ロボットのように一本調子のまま歌うと点数には繋がりません。楽曲がどんなメッセージを伝えようとしているかを敏感にキャッチし、人間らしく感情いっぱいに歌うためにはどうすれば良いのでしょうか。
4種類の声を使う
ひとつの楽曲の中で行う基本的な抑揚の表現は、サラッと説明すると以下の通りです。
- 1番は声量小さめ→2番は少し大きめ(3番以降も同じ)→ラストスパートで最大限
- メロ部分は声量を小さめに、サビ部分を大きく
曲が進むにつれて声量が大きくなっていますよね。これは曲に気持ちが乗って感情が高ぶっていく演出を、声量の変化で示していく方法なのです。
抑揚にまだ挑戦したことが無い、いまいちよく分かっていないという方は、まずは上記の方法を試してみてください。1番とかサビとか大まかなグループで区別すれば良いので、声量変化が分かりやすく実感できますよ。
しかし、正直言うとそれだけではまだ棒読みロボット感から抜け出せません。歌は物語なので、一つのフレーズや一行の歌詞の中で感情の細かな押し引きを表現する必要があるのです。
そこでご提案したいのは、ベーシックな抑揚にプラスして4種類の声色を使い分けること。どんな声色なのか、詳しくはこちらをどうぞ。
- とがったような、あるいはどっしりとした力強い地声
- 柔らかくなめらかな地声
- ウィスパーボイス(息が多めの声)
- 裏声
歌詞の一文字ごとに丁寧に心を配りながら、フレーズの中で様々な声色を行き来させることで自然な音量変化が生まれ、喜怒哀楽のスイッチをコロッと切り替えられます。なので、聞き手の心に響きやすくなるという大きなメリットも。
この声色の使い分けはプロ歌手も用いているテクニックです。具体例として宇多田ヒカルさんの『traveling』 をご紹介しましょう。細かく配置された抑揚によって、とても彩り豊かな楽曲となっていますよ。
よく耳を澄まして聴いてみると、1番のメロ部分だけでも柔らかめの地声、ウィスパーボイス、裏声が行き来しているのに気付きませんか。サビは地声メインですが、少しとがったような強めと柔らかめの声質がところどころ入れ替わっていますね。
この例はあまりにもレベルが高いものなので、すぐに宇多田さんのように歌いこなすのは難しいですが、自宅などでの練習やカラオケで歌うときにちょっとだけ声色チェンジを意識してみましょう。意識することから身体が変わっていきます。
独学で効果的な抑揚を研究するのも素晴らしいですし、アーティストの完コピをひたすら極めていくこともかなり有効です。歌詞をみながら、どんなところで声が強くなるか、裏声を使っているかなど事細かにマネしてみましょう。
余裕があれば、息遣いもマネてみること。息を吸う箇所や量を把握することで、歌手がなぜここで太い声を出せるのか、なぜ柔らかく長く声が続くのか等々、興味深い発見がありますよ。


距離感をはかる
「おはよう」と一言あいさつする時、相手と物理的にどのくらい離れているかで声の使い方が変わりますよね。例えばすぐ目の前にいる相手と100メートル先にいる相手とでは、声の大きさや身体の力の込め具合が全く違います。
また、相手との関係性でも「おはよう」が変化します。家族、友達、恋人、先輩後輩、仕事仲間、上司、近所の顔見知り、初めて会ったばかりの人、亡くなった人、失恋相手などシチュエーション次第で親しみの込め方がかなり違ってきます。
これは歌も同じ。魅力的に歌を歌いたいのなら、歌っているあなたや、曲中の主人公が気持ちを伝えたい相手はどのくらい離れた場所にいるのか(物理的な距離感)、どのくらい関係が近い人なのか(精神的な距離感)をちょうどよく掴む必要があるのです。
例えばこんな感じ。人によって距離感の取り方には個人差がありますので、自分なりに図式化すると分かりやすくなりますよ。
【物理的、精神的どちらも近い】
とても親しい家族、恋人、友達、苦楽を共にする仲間
【物理的には遠く、精神的には近い】
別れた恋人、亡くなった大事な人、SNSで知り合ったフォロワー
【物理的には近く、精神的には遠い】
近所にいる顔見知りの人、あまり話さないクラスメイト、初めて会ったばかりの人
【物理的、精神的どちらも遠い】
街中にいる不特定多数の群衆
この距離感をはかり間違えてしまうと、声量の大小や感情表現の度合いが曲に合わず、かなりちぐはぐなものになってしまいます。いくら歌唱力を身に付けたとしても、思い通りの点数には結び付きません。
歌詞を読み込んでみて、自分だったらどう伝えるか?伝えたいのは幸せ?悲しみ?怒り?それとも愛情なのか?と歌う前に気持ちを巡らせてみましょう。
多少演劇チックになっても大丈夫。歌へ心を配って丁寧に向き合えば、歌声は必ず変わっていきますよ。


マイクを動かす
ここまでは喉の力を使った抑揚のテクニックをお伝えしてきましたが、それでも喉のコントロールが上手くいかず、のっぺりした棒読みのままという方もいると思います。
そんな方に朗報!声量を変えずにマイクを近づけたり離したりして、マイクに入る声の量を変えることで抑揚表現ができるようになりますよ。とても簡単なのですぐに実践可能です。
声量は出しやすい状態を保ったまま。声の音量を大きくしたければ顔のそばへ近づけ、小さくしたいときはマイクを顔のそばから離していく。
たったこれだけで、抑揚表現の点数へ繋がるんです。できれば自力で喉をコントロールさせるのが望ましいところですが、抑揚に慣れないうちはここから始めてみても良いでしょう。
ただし注意したいのは、急にマイクを動かさないこと。マイクはとてもデリケートな通信機器なので、粗雑に扱うと声をきちんと拾わなかったり、別の音程を歌ってる!点数マイナス!と機械が勘違いしてしまう恐れがあるからです。
マイクを動かすときは、じわーっと少しずつ移動させるのがコツ。そうすると声がきちんと入るし、機材に負担がかかったり、妙な勘違いをさせなくて済みますよ。
声色の変化や物理的・精神的な距離感も意識しつつ、ベストなマイクポジションを探っていきましょう。


安定感は身体から

歌声がヒョロヒョロと震えてしまったり、無理に高音を出そうとして声が裏返ってしまったりすると、自分が頼りなく感じてしまいますよね。思い通りのカラオケが出来ず、とても残念なひとときを過ごすのはなんとも切ないこと・・・。
余裕があって、説得力まで感じさせる安定した発声を生み出すヒントは、深い呼吸と揺るがない重心にあります。
歌は喉だけでなく身体全体で行うもの。身体からのアプローチで歌声を魅力的に変え、どんどん点数を掴みとっていきましょう!
丹田を意識して歌う
丹田(たんでん)というのは、おへそから手の指4本分ほど下にあるツボのこと。このツボを刺激することで心身がリラックスしたり、集中力が増したりなど沢山の効果がもたらされます。
歌には腹式呼吸が欠かせません。歌うときになんとなくお腹を膨らませたりへこませたりするのも良いですが、丹田という目標を定めるとより効果的な呼吸が可能になりますよ。
- 丹田に向けて空気を送り込むイメージで息を吸う。
- 丹田から空気を放つイメージで息を吐き出す。
もしも丹田を意識しづらいようなら、おへその下あたりに手を当てて呼吸すると、お腹の動きや空気の入り具合を確かめやすい。
不安定な歌声を発してしまうのは実力が足りていないことも理由の一つですが、「ちゃんと歌えるかな・・・」とか、「上手に歌わなきゃ」と緊張や不安で頭が一杯になっている場合がよくあります。
歌声はその時のメンタルの状態が反映しやすいもの。不安要素が大きいと呼吸が浅くなり、喉にも不要な力が入ってしまい、歌声を出しにくくなってしまいます。
無理やり自分に言いかけるように自信を作らなくても大丈夫。歌う前にハラハラしてきたら「自分はいま緊張しているんだな」と現実だけを受け入れ、丹田呼吸でリラックスした素直な歌声を発揮していきましょう。


木になるイメージを持つ
身体の芯となる重心。その重心がフラフラと浮ついて、落ち着きのない状態になっていると、不安定に発声してしまう原因となり得ます。
音程の章で、声を出す方向によって出しやすくなる音が変わるとご紹介しました。特に高音では上前歯の裏側からななめ上方向に放つように歌うと、狙った音にハマりやすいとお伝えしましたね。
この時、歌声が放たれる方向につられて身体ごと付いていくイメージで歌ってしまうと、どこかへピューっと飛んで行っちゃいそうな、聴いている人が心配しそうな声が出る可能性が高くなります。
そこでご提案したいのが、『木になる』イメージを持つこと。歌うとき上半身は声を放つ方向へ、下半身はその反対へ伸びていくイメージを膨らませていく方法です。
- 自分の身体は木の幹。歌う音が高ければ高いほど、歌声の枝葉が上に伸びていくイメージ。
- 音が高くなる分、足の裏から大地へしっかりと長く根を張るようなイメージ。
ちょっと怪しく感じてしまいそうな方法かもしれませんが、イメージの力は絶大なのであなどれません。特に下半身はどっしりと、ちょっとやそっとじゃブレない強さをイメージで身に付けると、説得力があり、聴いていて安心する歌声に変わってきますよ。


高得点を狙いやすい曲は?

より高い点数を狙うのなら、曲選びも大事な要素です。本来であれば自身の歌唱力に見合った曲を選びたいところ。自然とすんなり歌えるので、ポテンシャルが発揮され点数に繋がっていきやすいのです。
しかし、どんな曲が自分に合うのかすぐには頭に浮かびませんよね。初心者であれば尚更分からないでしょうし、あれもこれも挑戦してみたい曲がたくさんあるかと思います。
そこで歌の初心者でも比較的歌いやすい曲選びの目安をご紹介します。カラオケの際、歌声のウォーミングアップがてら取り入れてみるのもオススメですよ。
年代・性別を超えて歌われるヒット曲を選ぶ
カラオケで年代や性別に関係なく人気で定番になっているということは、どんな人でも歌いやすいという大きなメリットがあるということです。
数多くあるヒット曲の中でも、あまり音域が広がり過ぎず、リズムが早過ぎない曲を選ぶと初心者でも気軽に挑戦しやすいですよ。まずは男性歌手のオススメからどうぞ!
- 『海の声』 浦島太郎(桐谷健太)
- 『SUN』 星野源
- 『若者のすべて』 フジファブリック
- 『ひまわり』 前川清
- 『HELLO』 福山雅治
- 『悲しみにさよなら』 安全地帯
- 『夢の途中』 来生たかお
- 『初恋』 村下孝蔵
あれこれ細かなテクニックを使いまくるよりも、程よいテンポに身体を任せながら素直な感情表現と、ストレートな発声を行うことで点数に繋がる楽曲ばかりです。
続いては女性歌手のオススメ曲をどうぞ。
- 『マリーゴールド』 あいみょん
- 『いのちの歌』 竹内まりや
- 『三日月』 絢香
- 『残酷な天使のテーゼ』 高橋洋子
- 『糸』 中島みゆき
- 『DESIRE -情熱-』 中森明菜
- 『いい日旅立ち』 山口百恵
- 『ルージュの伝言』 荒井由実(松任谷由実)
女性アーティストの中でも低音の歌声に魅力あふれる方々を厳選してみました。音域が極端に広がり過ぎることが無いのでいずれも歌いやすい曲ですが、高音部分では重心がブレないよう注意が必要です。
いずれのアーティストもぜひ今後のお手本にしたい方々。一度歌ってみて自分に合うと感じた歌手がいたら、上記以外の曲にも挑戦して得意な曲を増やしていきましょう。


採点のために注意したいこと

いくら歌唱テクニックをトレーニングして一生懸命に歌っても、いくつかのことに注意を向けなければ、声が上手く届かず頑張りが点数に響かない可能性が高くなります。
何をどのように気を付ければ良いのか、しっかりと頭に詰め込んでカラオケに挑みましょう!
マイクの持ち方
まず注意したいのがマイクの持ち方。カラオケで使用されるのは『単一指向性マイク』という種類のもので、正面からの音を拾うのが得意なマイクです。
この特性を活かして歌声をきちんとキャッチするには、以下のように持つのがベスト。
- マイクグリル(マイクの頭にある金属メッシュの部分)の1~2センチ下あたりを握る。
- 床と平行な角度にし、口の正面へ。基本的には口から5センチくらい離して歌う。
このように正しく扱えば、さほど力を入れなくても声が通るようになります。高音でもすんなりと歌いやすいですよ。
その一方で、辞めてほしいのはこんな持ち方。もしカラオケへ一緒に行った人がやっていたら教えてあげてくださいね。
【マイクグリルを握っている】
音をきちんと拾えなくなる、低音がこもってしまい聴きづらくなる。
【マイクをスピーカーに向ける】
「キイイー!!」と嫌な音が響くハウリングの原因となる。スピーカー故障の恐れあり。
【マイクを叩く】
マイクがONになっているか確かめるために叩きがちだが、絶対NG。マイク故障につながる。
カラオケ機材を丁寧に扱うか否かだけでも、点数に驚くほどの差がつきます。最低限のマナーを守って気持ちよく高得点を勝ち取りたいものですね。


口の動きはハキハキと
独学のボイストレーニングで意外と見落としがちなのが、口の動きです。声量がとても小さい、音程を狙い通りつかめないなどの悩みは、口の動き方が小さいため引き起こされるケースもあるんです。
悩みを乗り越えるには、口を大きめにハキハキと動かすことが大切。それによって表情筋が刺激されて顔全体が柔らかくなり、口内や喉の空間を確保しやすくなるため、息や声の通りをスムーズにコントロールできるようになりますよ。
大げさにやる必要はありません。普段話している時よりも少し大きめに、「あ・い・う・え・お」の動きがはっきりと分かりやすくなるように歌えばOK!
ちなみに、こちらの記事では『ポリバケツエクササイズ』をご紹介していますよ。口を思いっきり開けて表情筋を鍛えられる運動で、カラオケだけでなく自宅でもどこでもいつでもできる手軽なものです。ぜひお試しあれ!
関連記事:[一般説]ミックスボイスを鍛える方法は?筋トレは必要?高音発声を調査


まとめ

長いあいだ読んでくださってありがとうございます。
ここまでDAMとJOYSOUNDそれぞれの特徴や、音程を始めとした歌唱テクニック、高得点を狙いやすくなる曲、カラオケでの注意点をお伝えしてきました。
カンタンに取り入れられそうなものから、ちょっとだけレベルが高いものまでご用意しましたが、高い点数を取るためには様々な方法があると感じて頂けたかと思います。
一気に全部取り入れてみるのも良いですし、もっと良くしたいと考えているものから始めても良いでしょう。
自分のペースで継続することを心がければ、歌声は必ず応えてくれます。1点…5点…やがて10点以上のプラスへと繋がっていくはずですよ。
心から歌声を開放して、どんどん点数を勝ち取っていきましょう!